ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年6月15日。ウクライナ侵攻から478日目

2023-06-15 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年6月15日。
 ベラルーシは気温が28度とやっと夏が来ました。

 ベラルーシは今日、先月下旬に国境地帯でウクライナのドローンを撃墜したと発表しました。どうして今頃の発表なのでしょう。
 報道によるとゴメリ州ロエフスキー地区の国境警備隊がドローンのエンジン音を聞いたそうです。その後、国境警備隊はウクライナから、ベラルーシ領へドローンが飛行するのを目撃したため、武器を使用してドローンの固定要素を爆発、破壊させたそうです。

 ウクライナのマリウポリ港を通じて、ベラルーシ産の穀物が輸出されました。ウクライナ侵攻後、初めてのことです。
 こうしてベラルーシの穀物が外国へ輸出。輸出先の国で穀物価格高騰で飢餓が起こるかも?と懸念されていた地域にとってはベラルーシは助けになります。
 そしてベラルーシも儲けることができるのでしょう。


 オーストラリア議会は今日、首都キャンベラ中心部の国会議事堂に隣接した土地にロシア政府が大使館を移転するのを阻止する法案を可決しました。


 国際原子力機関事務局長は今日、ロシア軍が占拠するザポリージャ原子力発電所を視察しました。決壊したカホフカ水力発電所のダムから冷却水を取水していましたが、事態は「深刻」としながらも、十分は冷却水は確保できているそうです。
 よかったです。我が家はヨウ素剤の予備を買いました。


 ロシア外務省は今日、カナダ政府がロシア籍の貨物機を押収したとして、モスクワ駐在のカナダ外交官を呼び出し、抗議したと明らかにしました。その上で、両国関係は「断交寸前」にあると警告しました。
 カナダにはウクライナ系移民がたくさんいるし、ロシアと断交してもいいやと思っているかもしれませんね。


 ロシアのベルゴロド州から避難した住民2人が、ロシア兵によって自宅を略奪されたと訴えています。
 住民の一人はSNSへの15日の投稿で同州知事に対し、「(非常事態は導入されておらず、民家に立ち入る権利が無いにもかかわらず)ロシア連邦軍の要員は多くの家に侵入している」「彼らは私たちの家に住み、醜悪な生活を送っている。残されたアルコールなどはゴミや汚物と化した。トイレや家は汚され、所持品や財産が盗まれている」と指摘しました。
「私たちの家は既にウクライナ軍の行動で被害を被っているのに、そのうえ我々を守る軍隊の暴挙の場にはなってほしくない」とも訴えました。
 これに対し、地元自治体のトップは「安全保障会議に訴えを転送した」と返答しています。
 14日には、避難した家族の自宅にロシア兵が住んでいるとのコメントも書き込まれた。「民家2棟が侵入を受けた。戸口はバールで壊され、窓は割られた」そうです。
 自分の国の中で軍が何をしているのでしょうか。