ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年5月31日。ウクライナ侵攻から462日目

2023-05-31 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年5月31日。

 ノボグルードクにあるカトリック教会の司祭が徴兵されることになったという5月23日のニュースの続報です。
 心臓病を抱えているという診断が出て、結局徴兵されないことになりました。・・・とこれが全国ニュースになるのが今のベラルーシです。


 ドイツ外務省報道官は今日、ドイツにある五つのロシア領事館のうち四つの設置許可を取り消し、ロシアに閉鎖するよう要求したと明らかにしました。27日にロシアが同国に駐在するドイツ外交官らの人数を制限することを決定したことへの対抗措置です。


 ロシア出身でロシアの国籍を持っていたチェチェン人の家族がスウェーデンで暮らしていたのですが、移民に対する法律が厳しくなったので、ポーランドへ移住。
 しかしそこでもうまくいかなくなり、ロシアのチェチェンにベラルーシ経由で戻ろうと車で国境地帯へやってきたのですが、なぜか父親だけが(男性だから?)ポーランドの国境警備隊に拘束されてしまいました。
 母親と子どもだけがベラルーシの検問所に徒歩でたどり着き、越境できたもようです。
 ベラルーシ当局はロシアへ戻れるように母子に対して手厚いサポート。(お父さんはどうなっちゃうの?)
 ともかくポーランドは非道であると言いたいわけです。それに比べてベラルーシは親切ですね。
 

 ロシア大統領は今日にオンライン形式で開いた政府の会合で、ロシアが一方的に併合したウクライナ東・南部4州の成人全員に健康診断を実施するよう指示しました。
 理由は併合地域にロシア本土と同じ健康保険制度を適用するためだそうですが、健康であると診断された成人男性は、断る理由がなくなるので、そのまま徴兵される可能性があります。


 ロシア旅行業協会が今日、発表したところによると、ロシアから日本への観光客は2019年には12万人でしたが、新型コロナの流行を受けて2022年には1万400人に減少。しかし、日本政府が去年10月に水際対策を緩和して以降、需要が戻り、今年は1月から3月までの3か月間で6万4000人に達していて、すでに2019年のレベルに戻っているということです。
 日本政府は去年の6月からロシア人に観光ビザを出していますよ。ベラルーシ人には出していませんでした。
 ウクライナの避難民はどう感じるのでしょうか。観光ビザですよ。