ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年5月29日。ウクライナ侵攻から460日目

2023-05-29 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年5月29日。

 モスクワで入院中だという情報があるベラルーシ大統領ですが、今日午前にミンスクを訪問したロシア中央銀行のナビウリナ総裁と会談しました。
 ナビウリナ総裁は会談の会場へ来る途中(あるいは会談の会場から、別の都市で行われる銀行間通貨評議会とEAEU加盟国の中央(国立)銀行の通貨政策諮問委​​員会の会合の場所へ行く途中)車窓からベラルーシの森や農場を見たそうで、
「よく手入れが行き届いている。」
と感心したとインタビューに答えています。
 今日の午後から明日の予定で行われる通貨政策諮問委​​員会の会合には、カザフスタンとキルギスの中央銀行総裁、アルメニア中央銀行の副総裁も参加する予定です。
 ベラルーシ大統領がモスクワで入院中というのは間違いだと思います。

 またベラルーシ大統領はナビウリナ総裁らにベラルーシとロシアの単一通貨の創設について、
「これは簡単なことではありません。」「ロシア大統領と合意したように、おそらく今日ではない。」
と述べています。

 またベラルーシの独立系監視団体「ガユン」もベラルーシ大統領はユーラシア経済同盟の日程を終えて、25日夜にミンスクに戻っていると通信アプリで情報を出しています。おそらく大統領機の追跡をしていて、25日夜にミンスク空港に着陸しているのを確認しているのでしょう。
(この団体「ガユン」と日本のメディアは報道していますが、「ハユン」が正しいと思います。)

 ともかくロシアの大統領と会談をした後に体調が悪化し、危篤になったとか、毒殺とかありえないです。
 こんな方法でロシアがベラルーシ大統領を暗殺するわけがないし、したところで、メリットがありません。
 影武者説も噂されていますが、ベラルーシ大統領の影武者ができる体型、顔、声のベラルーシ人を国内で探すのはかなり難しいです。これもありえません。そもそもベラルーシの大統領は影武者など用意しておこうと考えるような性格ではないと思います。


 今日の午後、職場のすぐ近くでサイレンが鳴って、何事かと思いましたが、どうやら空襲警報装置がちゃんと作動するのか点検中で、試しに鳴らしたみたいです。