ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年5月6日。ウクライナ侵攻から437日目

2023-05-06 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年5月6日。
 ベラルーシは今日から4連休です。

 ロシア、ニジニ・ノブゴロドを家族旅行中だったロシアの作家ザハール・プリレピン氏が乗った車が今日、爆発しました。運転手が即死。同氏が両足骨折の怪我を負って重体です。
 プリレピン氏は体制内野党でプーチン政権を支持する「公正ロシア」の共同議長。1月にはウクライナ侵攻の部隊に加わったと報道されていました。
 独立系メディアは、娘が降りた直後に爆発したと伝えています。
 すでに容疑者は拘束されていますが、詳細は明らかになっていません。尋問中にウクライナ側の指示に従って行動したと証言した。」と報告書されています。
 容疑者(30歳の男性)がプリレピン氏の移動するルートに爆発装置を設置し、リモートで作動させたことが判明しました。犯罪現場から逃走し、別の集落の森を出たところを拘束されました。ロシア内務省は、共犯者の可能性があるとし、捜索しています。
 ウクライナ南部クリミア半島の先住民族タタール人らの団体「アテシ」や、出国したロシアのポノマリョフ元下院議員につながる組織「国民共和軍」など、反プーチン政権派が犯行声明を出したが、根拠は示していません。

 
 トルコの首都アンカラで開かれた黒海経済協力機構議員会議(PABSEC)に参加したロシア代表団の一員が発言中、ウクライナ代表団員が国旗を掲げ、反ロシアのスローガンを叫んだ際に小突きあいが発生。
 ロシアの代表団長がウクライナ国会議員のウクライナ国旗を奪い、殴られる。
 ウクライナの国会議員はこの映像を自らのSNSのアカウントに投稿し、
「我々の国旗から手をどかせ。ウクライナから手をどかせ」
という言葉も添えていました。
 子供同士の喧嘩みたいですが、戦争中はこういうことが起きるのが当たり前なのでしょうか。
 こんな調子でオリンピックにロシアとウクライナの選手がまともにスポーツができるのでしょうか。


 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は今日、声明を出し、ザポリージェ原発一帯について
「状況がますます予測不能になり、危険性が高まっている」
「ザポリージェ原発が直面している非常に現実的な核の安全上の問題について、私は深刻に懸念させられている」
と強調しました。
 原発職員は現場にとどまっているものの、以前にも増して緊張しているそうです。
 ともかく事故が起きてほしくないです。