ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年5月1日。ウクライナ侵攻から432日目

2023-05-01 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年5月1日。今日はメーデーでベラルーシは休日です。

 ウクライナと国境を接するロシアのブリャンスク州ウネチスキー地区で今日午前10時17分、貨物列車が脱線し、一部が炎上しました。
 同州知事は「(線路上で)爆発物がさく裂した」のが原因と主張しています。
 国営ロシア鉄道などによると、貨物列車は約60両編成で、石油製品や建材などを輸送。うち機関車1両と貨車少なくとも7両が脱線しましたが、けが人はいません。
 その後、知事は火は1時半に消し止められたと報告しました。
 積んでいた軽油が流出したため、その後始末をする専門家が派遣されたそうです。
 この貨物列車はベラルーシの列車であるとこちらでは報道されています。ベラルーシ運輸省の発表では、2528号貨物列車はベラルーシのゴメリ駅からブリャンスク駅に向かっていました。
 爆発装置は、貨物列車から50 メートル離れた場所で爆発しました。ベラルーシ運輸省の発表では列車には78台の貨車があり、そのうち 8 台が脱線したとのことです。
 後続の列車は当然、遅延あるいは運行できず・・・ベラルーシのゴメリとロシアのブリャンスクをつなげている鉄道がしばらく使えなくなるのはロシアにとっては痛手ですね。


 ウクライナ大統領は昨日、「国境警備隊の日」にちなんだ式典で演説し、「主要な戦闘が控えている」と述べ、ウクライナ軍が計画する大規模な反転攻勢の開始が近いことを示唆。

 ロシア国防省は今日、前夜から未明にかけてウクライナの武器庫や弾薬工場などの軍の拠点にミサイル攻撃を実施し、所定の標的全てに命中したと発表しました。
「ロシア軍は夜間にウクライナの軍需産業施設に対し高精度の長距離空中・海上兵器でミサイル攻撃を行った」とし、「攻撃の目的を達成した。ウクライナ軍向けの弾薬、武器、軍装備品の製造業務が中断された」
と述べました。


 BRICS(新興5カ国首脳会議)で今年の議長国を務める南アフリカがロシア側にプーチン大統領の出席をやめるよう求めています。
 ICC(国際刑事裁判所)がプーチン大統領にウクライナからの子ども連れ去りに関して逮捕状を出していて、ICC加盟国の南アフリカはプーチン大統領が南アフリカへ入国する場合には逮捕しなければなりません。南アフリカは一時、プーチン大統領を受け入れるためにICCを脱退する動きも見せましたが、今は一転してICCにとどまる方針を明らかにしています。ロシアと距離を置くほうが得策という判断をしたようです。
 プーチン大統領のオンラインでの首脳会議出席を提案していると報じました。ロシアから出るのも心配なので、オンラインで出席する方法を選ぶと思います。