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ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第151回」

2013-08-19 |   ビタペクト配布活動
 8月19日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第151回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を7個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2051個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1880部となりました。
 今回で通算165回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2051人の子どもにビタペクトを、1880家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80



 今回は3家族がボブルイスク市(チェルノブイリ原発から約200キロ)から、SOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。

(家族A)

 お母さんが3人の子どもを引率していました。
 この家族には3個のビタペクト3を渡しました。それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時13歳)14ベクレル  
長女(15歳)31ベクレル ○ 
次女(14歳)41ベクレル ○
次男(10歳)30ベクレル ○

 健康状態についてお母さんにお話をうかがいました。
 長女は貧血気味だそうで、ときどき気分が悪くなったりしますが、医者からはこの年齢の女子に多いことだから、心配しないよう医者に言われたそうです。
 次女はときどき胃炎を起こしています。
 次男は健康、とのことでした。

 この家族は比較的高い数値だったのですが、お母さんが言うには、お父さんが狩猟を趣味にしており、この冬非汚染地域の森で、野生のイノシシやシカをとってきて、それを家族みんなで食べているそうです。
 特にお肉が大好きなのが次女だったので、次女だけベクレル数が高かったのではないか、とお母さんは心配していました。
 次女が胃炎を起こしているのは、食べた肉に含まれている放射能のせいで胃が直接炎症を起こしている可能性もあります。

 採った野生動物の肉は地元の保健所で放射能を測定しているそうです。
 その結果、基準値以下だったので、食べてもいいと許可が下りたから食べていた、と話していました。
 基準値以下といっても、0ベクレル(不検出レベル)だったわけではなく、少しは汚染されていた肉だったそうです。
 お母さんには基準値以下であっても、野生動物の肉の場合、自宅でさらに塩水に漬けるなどして、さらに放射能を除去する方法を採ってから、食べるようにしたほうがいい、と話しました。
 お母さんもこれからはそうする、と言っており、ビタペクト3を飲んだ後、再測定したいと言っていましたが、住んでいるボブルイスクにWBCの測定をしてくれる病院などがあるのか、全く知らない、ということでした。調べてみて、地元にない場合は、ミンスクのベルラド研究所まで再測定に行きたいと話していました。


(家族B)

 お母さんが3人の子どもを引率していました。
 この家族にはビタペクト3は渡していません。測定の結果がよかったからです。それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。

母親(事故発生時6歳)15ベクレル  
長男(12歳)13ベクレル  
次男 (3歳)10ベクレル 
三男 (0歳) 0ベクレル

 測定の結果がよかったので、お母さんは喜んでいましたが、三男は小さすぎて、うまくお座りもできず、正しく測定できたのかよく分かりません。
 長男と次男はよく耳や喉、鼻の病気にかかり、よく病院に行っているそうです。
 長男は足を骨折していて、どうしたんですか?と尋ねると、乗っていた遊具のねじが劣化して外れ、足に落下したため、骨折したそうです。運が悪いです・・・。
 一ヶ月入院して、退院後SOS子ども村へ保養に来たのですが、本当に気の毒でした。

 
(家族C)

 お母さんが4人の実子と知人の娘1人を引率していました。家族Cのお母さんと家族Bのお母さんは姉妹です。
 この家族には4個のビタペクト3を渡しました。それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時2歳)15ベクレル  
長男(10歳)11ベクレル  
次男 (7歳)23ベクレル ○
長女 (5歳)35ベクレル ○
次女 (5歳)34ベクレル ○
女子(10歳)44ベクレル ○

 長女と次女は双子です。
 長男は健康だそうです。次男はアデノイドを手術で取り、ほぼ同時に中耳炎の手術も受けたことがあるそうです。
 双子姉妹は1年ほど前から、転んだりなどのストレスを感じて泣き始めると、ヒステリックな泣き声になり、そのために呼吸がうまくできなくなって、酸欠を起こし気を失う、という症状が2人ほぼ同時に始まったそうです。
 医者は「成長すれば(精神的に大人になるにつれ)このような症状は治る。」と言っているそうですが、とにかく怪我したり、驚いたりして泣き始めると大変なことになるので、非常に気を使うとお母さんは話していました。
 医者は神経の興奮を鎮める鎮静剤を購入するように処方箋を書いたのですが、地元では手に入らないため、保養中にミンスクへ買いに行きたいとお母さんは話していました。
 しかし幼稚園の子どもに神経に作用する薬を飲ませて大丈夫かしら、と心配になりました。安くて手に入りやすい自然素材に近いハーブティーなどを使うのはだめなのか、と思いました。
 次女は顔に赤チンのようなものを塗っていたので、尋ねると、顔をかいていて、皮膚の傷にばい菌が入り、炎症を起こした、ということでした。もうすぐ治るとお母さんは話していました。

 知人の娘ですが、数値が高かったのは、この子の母親がウクライナ出身で、チェルノブイリに近いからだ、と引率したお母さんは話していました。しかしこの子が生まれたのはベラルーシで、しかも、事故から時間も経っているので、母親の被爆が子どもに妊娠中に移動した、ということは考えにくいと言いました。
 しかし、この子の母親は毎年夏、ウクライナの実家に子ども達を連れて帰省しており、村の中で作られた作物などを飲んだり食べたりしているそうです。
 ウクライナと言っても広いのでウクライナのどこなのか、女の子に尋ねると、北ウクライナということでした。チェルノブイリ原発もウクライナの北のほうにあるのですが、これだけでは汚染地域に母親の実家があるのかどうか分かりません。
 引率したお母さんはこの子の兄弟も被曝している可能性が高いので、測定を受けるほうがいいと話していました。 


 画像は記念撮影の様子です。お昼寝中のため写っていない子どももいます。また保養とは関係のない人も3人写っています。(^^;)
 子どもたちに折り鶴や折鶴の作り方を説明した紙(千羽鶴プロジェクト)、折り紙用の紙をプレゼントしました。
 このほか着物をほどいて作った巾着袋やカスタネット(日本風のものではないですが)も渡しました。
 それから日本の絵葉書の裏に子どもたちの名前を書いて渡しました。みんな大喜びでした。
 日本語で数字を10まで数えられる男の子もいましたが、「ネットで覚えた。」と言っており、時代の流れを感じましたよ。
 
 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、手作りの巾着袋などのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 


チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第150回」

2013-07-29 |   ビタペクト配布活動
 7月29日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第150回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を5個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2044個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1870部となりました。
 今回で通算164回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2044人の子どもにビタペクトを、1870家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 今回はゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会の会長さんと副会長さんが13人の子どもたちを引率してきていました。(モズィリ市はチェルノブイリ原発事故から約90キロです。)
チロ基金は2005年からゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会へ支援活動を続けています。モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動について詳しくはこちらをご覧ください。


http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/mozyl/index.html


「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第2回については2005年11月過去ログをご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2005/011.html


「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第3回については2006年6月過去ログをご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/006.html


「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第4回については2006年11月過去ログをご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/011.html


「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第5回についてはこのブログ内過去ログをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f415615145caf7b7d8c0690c79bf3248


「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第6回についてはこのブログ内過去ログをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/376de4f9bd9e54a5a9784e40834bbcfe


「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第7回についてはこのブログ内過去ログをご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/a044392edb86222cfe30d917c76b41b3



 この協会の公式サイトはこちらです。

http://mozur-diabet.narod.ru/

 
 
 またこの協会の以前のSOS子ども村の保養滞在についてはこちらの過去ログをご覧ください。
 2005年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第34回」

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2005/no34.html


 2006年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第41回」

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2006/no46.html


 2007年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第64回」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/94523300e63c7fed625923c400212e2b


 2009年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第94回」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f32f99a8ce11959f989f288e46884e41


 2010年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第106回」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/b3a4233d283718f1244bcf1b4c77a043


 2011年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第126回」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/2f1ea254e73fafdbe29c79bb6b9fca45


 2012年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第135回」

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/209e788414aa0e2140882d6dfccb4e25


 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果、過去の測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。
 
会長(事故発生時16歳)15ベクレル(2007年)→ 8ベクレル(2009年)○ → 8ベクレル(2010年)→ 8ベクレル(2011年) → 12ベクレル(2012年) → (2013年未測定) 
三男 (5歳)27ベクレル(2009年)→ 18ベクレル(2010年)○ → 0ベクレル(2011年) →24ベクレル(2012年)→ 19ベクレル(2013年)○
姪 (16歳)20ベクレル(2007年)→ 0ベクレル(2011年) → 16ベクレル(2012年)→ 23ベクレル(2013年)○

副会長(事故発生時10歳) 19ベクレル(2009年)○ → 16ベクレル(2010年)→ 12ベクレル(2012年)→ 14ベクレル(2013年)○
長男(16歳) 25ベクレル(2007年)○ → 20ベクレル(2010年)→ ○14ベクレル(2013年)
次男(14歳・糖尿病患者)27ベクレル(2009年) ○ → 27ベクレル(2010年)○→ 24ベクレル(2012年)○ → 15ベクレル(2013年)
四男(7歳) 27ベクレル(2009年)→ 16ベクレル(2010年)→31ベクレル(2012年)○ → 19ベクレル(2013年)○

 引率した子ども
女子(12歳・糖尿病患者)16ベクレル(2012年)→ 12ベクレル(2013年)
男子(11歳・糖尿病患者)32ベクレル(2012年)○ 26ベクレル(2013年)○
男子 (9歳) 0ベクレル(2011年)→ 33ベクレル(2012年)○ →14ベクレル(2013年)
男子(14歳・糖尿病患者)13ベクレル(2013年)
女子(13歳・糖尿病患者)10ベクレル(2013年)
女子(13歳)10ベクレル(2013年)
女子(11歳)24ベクレル(2013年)○

 今回会長さんが測定していないのは、保養先に到着してすぐに、お父様が脳卒中で倒れた、という知らせが届き、一度モズィリに帰宅している間に測定をしたからです。その後お父様の病状が持ち直したので、またSOS子ども村へやってきました。
 副会長の長女(9歳)は保養に来ていたのですが、やはり保養先に着いてから病気のため測定していません。私がSOS子ども村に来たときは治っていました。
 12歳の女の子は測定はしたのですが、その後体調が悪くなり(理由は分かりませんが血糖値が上がってしまったそうです。)入院してしまって、会うことができませんでした。

 住んでいるところですが、副会長さんの長男は現在ミンスクの高校に通っており、休みのときだけモズィリの実家に帰るという生活を送っています。
 13歳の女の子と11歳の女の子(どちらも糖尿病患者ではありません。)はモズィリ市から1キロほど離れた町コジンキに住んでいます。
 また13歳の女の子(糖尿病患者)もモズィリ市のすぐ近くの町ボブロニャタで暮らしています。

 コジンキもボブロニャタもモズィリからバスで二駅ほどの近いところにあるので、空間線量など変わらないのに、「モズィリは安全な街。コジンキとボブロニャタは線量が高いが居住はできる町。」と指定されているそうです。
 人口が多い町を危険な地域としてしまうと、その後の社会補償にかかる予算が大きくなるため、安全なことにしてしまう傾向があります。
 
 今回もお話を伺いました。
 会長さんの三男はアレルギー体質。最近甲状腺肥大が認められると言われました。
 副会長さんの次男は糖尿病患者、四男は生まれつき腎臓が一つしかありません。長女は心臓病、胃の病気を持っています。
9歳の男の子は食アレルギーがあります。

 今回は5人の糖尿病患者の子どもが来ていたのですが、そのうち14歳の男の子と13歳の女の子は去年初めて発病したのだそうです。
 思春期の子どもが突然糖尿病患者になるのは、心身ともに辛いことだと思います。

 学校に通っているときは、給食の前後のインスリン注射を他の子どもに見られるのをいやがって、トイレで注射しているそうです。
 その後、その注射針を消毒してまた使う・・・ということを繰り返すため、注射するところの皮膚が腫れてしまうそうです。
 使い捨てにすれば、このように腫れることはないそうです。
 
 モズィリ市糖尿病児童協会の会員は18歳以上になると成人になるので、退会するのですが、常に新しい会員、つまり新しく発症する子どもがおり、現在33名の会員ですが、会員数が減ることがほとんどない、という状態が続いているそうです。

 現在国からはインスリン(毎回分)を支給されていますが、注射針、血糖値測定に使用する簡易検査試験紙は支給されているものの、必要数の5分の1しかもらえないそうです。
 現状は全くよくなっていません。
 チロ基金もまた寄付金を集めて、支援活動をしたいと考えています。 
 
 画像は記念撮影の様子です。入院などの事情のため写っていない子どももいます。(保養とは関係のない子も1人写っています。)
 子どもたちとお母さんには折り紙用の紙、折鶴、招き猫、お財布などをプレゼントしました。
 「日本語を勉強したい!」と今回熱心に言う子どももいて、絵葉書に名前を書いて渡したら、とても喜んでいました。将来の夢はモズィリに寿司レストランをつくることだそうです。

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙などプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第148回」

2013-04-10 |   ビタペクト配布活動
4月9日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第148回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を2個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2009個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1860部となりました。
 今回で通算160回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2009人の子どもにビタペクトを、1860家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80



 今回はゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から14人の子どもが2人の引率者に連れられてSOS子ども村に保養滞在していました。
 これは現地の教会に通う子ども達で、そこで教会の世話役をしているお母さんが2人選ばれて引率者になったものです。

 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親A(事故発生時23歳)15ベクレル
Aさんの娘 8歳 12ベクレル
母親B(事故発生時25歳)15ベクレル

女子 15歳 13ベクレル
女子 12歳 12ベクレル (この2人は姉妹)

女子  9歳 15ベクレル
女子  7歳 22ベクレル ○ (この2人は姉妹)

女子 15歳 18ベクレル
女子 15歳 15ベクレル
女子 13歳 18ベクレル
女子 13歳 14ベクレル
男子 13歳 13ベクレル
女子 13歳 13ベクレル
女子 12歳 17ベクレル 
女子 12歳 16ベクレル 
男子 10歳 32ベクレル ○ → 24ベクレル ○

 このうち10歳の男の子は別の引率者に連れられて、2012年5月にSOS子ども村に保養滞在したことがあります。
 そのときの様子はこちらです。
 チロ基金の活動「ビタペクト2(セルロース)&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第133回」(家族B)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/0868d17ae4e7c2494bab8ba8df4de346

 このときはペクチン入りセルロースを渡しましたが、今回は前回より数値が減っています。しかし20ベクレル以上なので、今度はビタペクト3を飲むことになりました。

 今回はお母さん2人が引率者だったので、子ども達の健康状態についてきちんと把握しておらず、話を伺うことはできませんでしたが、幸い子ども達の年齢がほとんど中学生だったので、子ども達に直接話を聞きました。

 Aさんの娘はよく喉の痛みを訴えるそうです。Aさんは慢性胃炎。
 15歳と12歳の姉妹は2人とも甲状腺肥大。姉のほうは背骨が歪んでいます。

 18ベクレルの15歳の女の子は背骨の歪み、偏平足、近視。(偏平足なんてそんなに問題になるのだろうか、と思いましたが本人は気にしているようすでした。)

 15ベクレルの15歳の女の子は慢性胃炎、背骨の歪み、よく風邪をひくと訴えていました。
 
 18ベクレルの13歳の女の子は背骨の歪み。
 14ベクレルの13歳の女の子も背骨の歪みと近視。
 13ベクレルの13歳の女の子は慢性胃炎、背骨の歪み、近視、ときどき気を失って倒れることがあるそうです。
 13歳の男の子は関節炎と心臓の異常。
 17ベクレルの12歳の女の子は喉の筋肉の異常という病気を持っています。  
 16ベクレルの12歳の女の子は慢性胃炎と近視。
 10歳の男の子は片目だけが視力が低いそうです。

 それにしても胃炎と背骨の歪みがとても多いことに驚きました。(日本人の私は近視は気になりませんけどねえ。)

 ただ今回は保養に来ていませんがAさんの実子が生まれつき両目が白内障だったそうです。3歳のとき手術をしたのですが、その白濁した水晶体を除去する手術だったそうです。ふつうは代わりに人工のレンズを埋め込むと思うのですが、
「まだ年齢的に幼いから。」
と代わりのものを何も入れなかったそうです。こうして視力が1%にまで落ち込んだそうですが、成人してから何とかしてほしい、と再び病院へ行くと
「もう何も方法はない。」
と突き放されたそうです。私はミンスクの専門病院へ行くことを勧めましたが、今から人工レンズを入れるのは遅すぎるのでしょうか? そんなことはないと思うのですが。ベラルーシではチェルノブイリ原発事故以降白内障患者が増えているのですが、患者の方々はどんな治療を受けているのでしょうか?
 
 子どもたちには折り鶴や折鶴の作り方を説明した紙(千羽鶴プロジェクト)、折り紙用の紙をプレゼントしました。お母さんには古い着物をほどいて巾着袋にして寄贈してくださった方がいたのでプレゼントしました。

 画像は測定のようすです。いつもと雰囲気がちがいますが、それは、日本文化情報センターのある児童図書館内でWBC測定を行ったからです。その理由は次の記事をご覧ください。
 
 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や巾着袋などのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
  多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第146回」

2013-03-22 |   ビタペクト配布活動
3月21日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第146回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を2個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は2000個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1850部となりました。
 今回で通算158回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、2000人の子どもにビタペクトを、1850家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80



 今回は2家族がSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。

(家族A)

 ゴメリ市(チェルノブイリ原発から約140キロ)から来たこの家族。6人の子どもと1人の甥を引率していました。この家族は以前にもSOS子ども村で保養滞在したことがあります。今回は3回目の滞在です。
 1回目2005年の滞在の様子はHP「ベラルーシの部屋」チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第30回」(家族C)(当時はゴメリ州ペトリコフ地区コノビッチ村に住んでいました。)をご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2005/no30.html


 2回目の2009年の様子はチロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第89回」(家族A)をご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/d685285fd3677c0e2b3341ab16767f45


 この家族には2個のビタペクト3を渡しました。2005年、2009年と今回(2013年)の体内放射能値の測定結果の推移はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。

母親(事故発生時5歳)13ベクレル → 15ベクレル → 0ベクレル
男子16歳(病欠)    → 20ベクレル ○ → 16ベクレル
女子13歳 13ベクレル → 15ベクレル   →  8ベクレル
女子10歳 24ベクレル → 24ベクレル ○ → 21ベクレル ○ 
男子 9歳 32ベクレル → 19ベクレル ○ → 11ベクレル
男子 6歳          44ベクレル   →  0ベクレル
女子 2歳(今回初測定)17ベクレル
甥  3歳(今回初測定)24ベクレル ○

 新しく女の子が生まれていてまた家族が増えていました。
 子どもたちの健康状態ですが、6歳の男の子は、胆嚢の位置がずれて、胆管がねじれている、肝臓肥大が見られる、心臓の壁に小さいが穴が見つかった、食物アレルギーで呼吸困難に陥る・・・など大変な状態でしたが、今は少し体が強くなったということでした。でもやはり痩せていました。
 子ども達は全員よく風邪をひく、とお母さんは話していました。
 でも以前と比べ、放射能の量が減っていたので、子どもたちはみんな喜んでいました。
   

(家族B)
 グロドノ市(チェルノブイリ原発から約400キロ)からお母さん5人の子どもがと保養に来ていました。この家族にはビタペクトは渡していません。この家族は2010年にも保養滞在したことがあります。
 そのときの様子はチロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第112回」(家族B)をご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/2296e0dacca9a2290827af6d3b2cc13c


 2010年と今回(2013年)の測定結果はこのとおりです。お母さんはSOS子ども村に来てから風邪をひいて寝込んでしまい、測定をしていません。

母親(事故発生時8歳) 14ベクレル →(測定せず)
長女(14歳)21ベクレル ○ → 13ベクレル
長男(13歳)40ベクレル ○ → 13ベクレル
次男(11歳)34ベクレル ○ → 17ベクレル
三男 (6歳)28ベクレル ○ →  0ベクレル
次女 (5歳)54ベクレル ○ → 19ベクレル

 ほとんど20ベクレルなので、5歳の次女にもビタペクト3をあげようかという話も出たのですが、現在投薬治療中ということで、ビタペクト3を飲ませないほうがいいということになりました。
 今回はお母さんと話ができなかったので、子ども達の健康状態など聞くことができませんでした。

 画像は記念撮影のようすです。子どもたちに折り鶴や折鶴の作り方を説明した紙(千羽鶴プロジェクト)、折り紙用の紙をプレゼントしました。
 お母さんにはエコバッグをプレゼントしました。
 いつもとは違う場所での撮影となっていますが、そのわけは・・・今回SOS子ども村内でWBCの検査をしたからです。
 詳しくは次の記事をご覧ください。
 
 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、エコバッグなどのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 
 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第145回」おまけ画像

2013-03-07 |   ビタペクト配布活動
 SOS子ども村で保養中の家族にビタペクト3を配りましたが、いつもお茶とお菓子を出してくれます。
 今回の家族はペクチンがたくさん入っているお菓子を出してくれました。さすが、保養中の食育レクチャーが効果ですね。
 手前からゼフィールというお菓子。緑色のはマルメラード(固形マーマレードのこと)です。
 そしてドライフルーツであるプルーンを混ぜた手作りの焼き菓子。ドライフルーツにはカリウムが多く含まれているのでお勧めです。セシウムの内部被ばく対策のおやつとしてはこれにココアを足せば完璧ですね。
 子ども達もおいしそうにパクパク食べていました。
 日本人のみんなも見習ってー! と思います。 
 
 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第145回」

2013-03-05 |   ビタペクト配布活動
 3月4日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第145回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 チロ基金がSOS子ども村でビタペクトを配り始めて、ちょうど10年になりました。
 これからも続けられる限りこの活動を続けていきたいです。

 今回はビタペクト3を5個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は1998個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1840部となりました。
 今回で通算157回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、1998人の子どもにビタペクトを、1840家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80



 今回は2家族がSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。

(家族A)

 ストルブツィ市(チェルノブイリ原発から約325キロ)から来た家族。お母さんが3人の子どもと1人の姪を引率していました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時18歳)11ベクレル 
女子(12歳)22ベクレル ○
女子(11歳)21ベクレル ○ 
女子( 5歳)26ベクレル ○
姪 (12歳) 0ベクレル

 このお母さんには5人の実子がいますが、そのうち年少の3人を保養に連れてきていました。子ども達の健康状態についてききましたが、子ども達はよく風邪をひく、ということでした。実際12歳の女の子は風邪をひいている最中で咳をしていました。この女の子は風邪だけではなく、よく胃炎も起こしています。原因は分からないそうです。
 お母さんは健康に関心が高く、いろいろ勉強しており、特に
「ときどきデトックスをしていて、そのためにペクチンサプリを使っています。」
ということで、ペクチンのこともよく知っていました。
「ベラルーシ国民の5%しかサプリメントを利用していない、という統計の結果がある。」
とも教えてくれました。ベラルーシはもともとヨウ素欠乏症の人がとても多く、(国民の約8割)ビタミンも全て摂取できている子どもも10%もいないといわれています。
 サプリばかりに頼って食事がおろそかになっては意味がありませんが、サプリを上手に取り入れよう、という考えもベラルーシ人にはあまりないようです。
 理由としてはサプリメントが高価であることや、薬とちがって絶対飲まないといけないものではないということです。

 お母さん自身は5年前に子ども達といっしょにサナトリウムへ行ったときに家族全員が甲状腺の検査を受けたところ、甲状腺種が見つかりました。まだ大きさが小さかったので、投薬治療を受け、一度は小さくなって消えたのですが、また現れたので、再検査を受けて治療しないといけない、と話していました。
 ちなみにこのお母さんはストルブツィ市の生まれですが、事故が起きたときは大学に入学しており、ミンスクに住んでいました。

 この一家が住むストルブツィ市はミンスク州にあり、放射能汚染地域に指定されたことは一度もありません。
 ただストルブツィ地区にはホットスポットになっている村がいくつかある、とお母さんは話していました。
 その後私が2004年作成の汚染地図を確認してみましたが、そこでもストルブツィ地区には汚染地域が全くなかったので、お母さんの話が本当だとすると、ホットスポットがあったのは事故が起きて間もない頃で、その後汚染地域の解除を2004年まで受けたものと考えられます。
 
 お母さんの話によると、ストルブツィ市は甲状腺のほか、ストロンチウムのせいで関節や骨の病気の人が増えたそうです。
 子どもの3人に1人が背骨のゆがみなど異常があり、低年齢の子どもでも慢性胃炎を訴えるなど、普通ではない状況だと語ってくれました。

 汚染地域に指定されたこともないせいか、住民の放射能に対する意識は低く、学校でも被曝の話などほとんどしないそうです。
 お母さんは「もっと情報がほしい。勉強しないといけない。」と話していました。

 
(家族B)

 ミンスクに近いコロディシ(チェルノブイリ原発から約350キロ)から来た家族。お母さんが5人の子どもを引率していました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時15歳)18ベクレル 
長女(20歳) 0ベクレル  
長男(17歳)21ベクレル ○
次男(13歳) 0ベクレル
三男 (7歳)25ベクレル ○
次女 (4歳) 0ベクレル 

 子ども達の健康状態について話をうかがいました。 
 お母さんは貧血気味。
 7歳の三男は2歳のころから左の腎臓から膿が出て、7歳まで治療を続けてきましたが、結局切除しました。今は経過を見ているところですが、健康ということでした。
 4歳の次女は扁桃腺がはれるなど、毎月1回は何かの病気になっています。
 17歳の長男は慢性胃炎。背中に黒いあざがあったのですが、腫瘍と診断され、切除する手術を受けました。その後良性だったと分かり、少し安心したそうです。

 このように心配したのはお父さんが3年前にがんのため死亡したからです。お父さんは38歳でした。ほくろだと思っていたのが実は皮膚がんで、切除したのですがすでに体のあちこちに転移が進んでおり、発症が分かってから4ヶ月で亡くなったそうです。

 ベラルーシで最も多いがんは皮膚がんです。皮膚がんそのもので死んでしまう人は少ないのですが、転移のスピードがとても早くて、手遅れになることが多い、とお母さんは話していました。

 お母さんは「最近は水疱瘡に2回かかる子どもが増えている。」と話していました。それは帯状疱疹では・・・と思ったのですが、そうではなく、「免疫力が低下すると水疱瘡に2回か2回以上かかる場合がある。」とリリヤ先生が話していました。
 やっぱり免疫力の低下が問題なんですね。

 お父さんが亡くなってからもお母さんは女手一つで子どもを育て、2部屋のアパートから一軒家に引越ししたそうです。多子家庭向けのローンを組んで家を建てて、ほとんど完成したということでした。
 
 このようにベラルーシでは多子家庭(未成年の子どもが3人以上いる家庭)への支援政策がいろいろとあります。
 家族Aのお母さんはストルブツィ市で多子家庭協会で働いており、とても詳しかったです。
 それによると子どもを5人以上産むと、「母親英雄」の称号と勲章がもらえます。これがあると、50歳で年金生活に入れます。(ちなみにベラルーシでは男性60歳、女性55歳で定年ですが、最近日本と同じで引き上げる話が出ています。)
 子どもの幼稚園代は50%免除、16歳になるまで毎月育児手当がもらえます。(地方自治体によって額は変わります。)学校の給食代は無料。
 大学に入学するとき、多子家庭の子どもは寮に優先して入れます。
 土地を持っている場合、土地税は免除されます。

 日本も少子化が問題になっていますが、ベラルーシの多子家庭支援策が、少子化対策につながっているわけですから、参考にしてほしいところです。

 画像は記念撮影のようすです。子どもたちに折り鶴や折鶴の作り方を説明した紙(千羽鶴プロジェクト)、折り紙用の紙をプレゼントしました。
 この前日はひな祭りで、ベラルーシではもうすぐ国際婦人デー(3月8日)でしたので、笛のついているお面や、お母さんにはエコバッグをプレゼントしました。
 それから日本の絵葉書の裏に子どもたちの名前を書いて渡しました。みんな大喜びで、自分の名前が日本語で書けるよう、早速紙に書いて練習していました。さらにマジックペンで腕に書いて「自分の名前の刺青」をする子どももいました。
 
 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、エコバッグなどのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第144回」おまけ画像

2013-02-12 |   ビタペクト配布活動
 雪でまっ白のSOS子ども村です。
 そりすべりをしてみんな寒くても元気に遊んでいます。(^^)

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第144回」

2013-02-12 |   ビタペクト配布活動
 2月11日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第144回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を12個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は1993個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1830部となりました。
 今回で通算156回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、1993人の子どもにビタペクトを、1830家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80



 今回はゴメリ州ベトカ(チェルノブイリ原発から約150キロ)から家庭タイプ孤児院の一家が保養滞在に来ていました。この家族を引率していたのはお母さん、そしてその長女です。さらに長女の実子(孫)と12人の里子が来ていました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時25歳)45ベクレル
長女(事故発生時4歳) 35ベクレル
孫 (13歳)     32ベクレル ○
孫  (7歳)     32ベクレル ○
男子(17歳)     13ベクレル
女子(14歳)     38ベクレル ○
女子(13歳)     28ベクレル ○
女子(13歳)     37ベクレル ○
女子(13歳)     23ベクレル ○
女子(12歳)     29ベクレル ○
男子(11歳)     28ベクレル ○
女子(11歳)     32ベクレル ○ 
女子(10歳)     31ベクレル ○
男子(10歳)      0ベクレル
男子 (8歳)     30ベクレル ○
女子 (6歳)     27ベクレル ○

 大きい一軒家に12人の里子と長女一家4人も同居しているそうです。ほぼ毎年新しい里子がやってきて、「卒業」した里子ももう7人いるそうです。17歳の男の子もこの夏卒業の予定で、自立することになります。 

 お母さんに子ども達の健康状態についてお聞きしました。
 8歳の男の子以外みんな元気だそうです。この男の子は生まれつき、神経に障害があり、かかとをつけて歩くことができません。足のつま先で歩いていますが、エックス脚のように両足がなっていて、走ることはできないそうです。3週間前に孤児院からこの家族に引き取られたばかりで、それまで治療らしいものは受けていなかったようです。
 引き取られたばかりですぐに保養にやってきたので、帰宅したらリハビリなどこの男の子の治療について考えてみる、とお母さんは話していました。

 長女は健康、と言っていましたが、季節の変わり目になると原因不明のアレルギー症状が顔に出るそうで、実際炎症を起こしたニキビのようなものが顔にできていました。
 一度病院で調べるほうがいいとSOS子ども村のリリヤ先生は話していました。

 ベトカはチェルノブイリ原発事故発生時、風下に当たり、5年前まで汚染地域に指定されていました。
 当時お母さんは第2子を妊娠中だったそうで、事故が起きたときいたとき、大変不安に思ったそうです。
 そのため当時4歳の長女を連れてブレスト州へ一ヶ月避難していました。その後帰宅し、無事に出産。
 本人も第2子にも特に健康障害はありません。

 現在ベトカは汚染地域ではなくなったこともあり、自主的に避難していた人で戻ってきた人もいるそうです。
 ベトカの住民は保健所でWBC検査を1年に1回受けています。しかし検査結果は数値は知らされず「大丈夫です。」の一言を言われるだけだそうです。
 今回具体的な数値をベルラド研究所で教えてもらい、「とてもよかった。」と話していました。
 おそらく保健所での検査では大丈夫、と言う基準が体重1キロ当たり100ベクレルなどに設定されているのだろうな、と思いました。
 ベルラド研究所やSOS子ども村の見解では子どもの場合は20ベクレルですよ、と話したら、お母さんは驚いていました。

 この一家ではキノコなどは食べる前にきれいに水で洗ったり、水につけたりしている、ということでした。
 他にも自主的にキノコや飼っているブタの豚肉など保健所で検査している家庭もあるそうです。保健所での食品の検査は無料だそうです。
 
 それにしても「同じ物を食べているのに、0ベクレルの子が1人いるのはどうして?」とお母さんは不思議がっていました。
 リリヤ先生によると「体質がちがうから。」ということでしが、じゃあ体質が違うってどこがどうちがうの? と質問すると
「もともと肝臓や腎臓、腸の働きがいい人は、体内の毒素を外に出す力が強く、放射能だけではなくそれ以外の体に悪い物質も体外によく出しているからです。」
という答えでした。
 つまり内部被ばく強い体質の人、とは肝臓、腎臓、腸の働きが強い体質の人、ということですね。
 と言うことは肝臓や腎臓の働きをよくすることが大切なのか、と気づかされました。
 
 画像は記念撮影のようすです。子どもたちに折り鶴や折鶴の作り方を説明した紙(千羽鶴プロジェクト)、折り紙用の紙、お母さんにはアクリルたわし、それから古い着物をほどいて巾着袋にして寄贈してくださった方がいたのでプレゼントしました。
 それから日本の絵葉書の裏に子どもたちの名前を書いて渡しました。興味津々で、筆文字のことを「美しい!」と感想を言っていました。
 そして雪がいっぱい降ったベラルーシ。冬の遊びを満喫している子ども達のようすも写真に撮りましたので、次の投稿をご覧ください。

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、アクリルたわしや巾着袋など手作りプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 
 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第143回」

2013-01-17 |   ビタペクト配布活動
 今年最初の活動報告となりました。

 1月15日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第143回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を4個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は1981個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1820部となりました。
 今回で通算155回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、1981人の子どもにビタペクトを、1820家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 今回は1家族がミンスク市(チェルノブイリ原発から約350キロ)から、SOS子ども村に保養滞在していました。この家族は家庭タイプ孤児院の一家で1人の里子と1人の実子をお母さんが引率していました。

 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時18歳)16ベクレル 
長女 (8歳) 0ベクレル 
男子(13歳) 0ベクレル
女子(13歳) 0ベクレル
男子(10歳) 0ベクレル 
男子 (8歳)29ベクレル ○
女子 (7歳)25ベクレル ○ 
女子 (6歳)23ベクレル ○
男子 (5歳)28ベクレル ○

 お母さんに子ども達の健康状態についてお聞きしました。
 実子である長女ですが、食欲が全くなく、小学2年生になるのに体重が16キロととても小さいです。ひどい便秘で浣腸をしたり、便秘薬を飲んだり、漢方薬も飲ませたことがある、とお母さんは話していました。便が出るように直腸の手術も受けたことがあるそうです。ベラルーシ人には珍しく、牛乳を消化することもできません。また肉もいっさい食べないそうです。
 水分も摂ろうとしないので、どうやって生きているの? と思いました。
 ペクチンは整腸作用があって便秘にはとても効きますので、ビタペクトを飲ませるほうがいいのではないかと思いました。幸いこの一家はミンスク在住なので、ベルラド研究所に買いに行けますし、再測定もしようと思えばできるので、お母さんに連絡先など伝えました。

 13歳の男の子は腸ヘルニアになりましたが、2ヵ月前手術を受け、完治したそうです。今年の9月から家を離れ、軍人学校に入学して寮生活に入りたい、と本人が希望しているそうです。

 10歳の男の子は生まれつき右目のまぶたの筋肉に異常があり、右目をちゃんと開くことができません。手術を受ける予定ですが、風邪などよく病気をするため、先送りになっており、いつ手術をするかははっきり分からないそうです。

 8歳の男の子、6歳の女の子、5歳の男の子は血の繋がった3人兄弟です。3年前にこの家族に孤児施設から引き取られたそうです。8歳の男の子は心音が小さく(心臓の働きが弱い)3回肺炎にかかったことがあります。妹と弟は元気だそうです。

 13歳の女の子、7歳の女の子も健康だということでした。 

 お母さん自身は甲状腺に異常があり、心臓の動悸が早いそうですが、特に治療などは受けていません。
 このお母さんは最初12人の里子を育て、子ども達が成人した後再び8人の里子を引き取りました。
 最初の里子のうち、1人の女の子(現在は23歳)はイタリア人の家庭に養女となり、今はイタリアで暮らしていますが、イタリアに行ってすぐに体調が悪くなり、病院へ行くと脳腫瘍ができていることが分かり、手術を受けて今は元気にしているそうです。
 お母さんは「イタリアに養女に行かせてよかった。ベラルーシにいたままだったら手遅れになっていたかもしれないし、手術を受けたとしても成功したかどうか分からない。」と話していました。
 イタリア人の養親や医者は「これはチェルノブイリのせいです。」と言っていたそうなのですが、科学的根拠があって言ったとは思えません。(ベラルーシからもらった養子に腫瘍が見つかる、イコール放射能被曝、チェルノブイリ・・・という連想。)

 お母さんは家庭タイプ孤児院の里親なのですが、やはり他人の子どもを育てることは、悩みが絶対出てくるものだと話していました。7歳の女の子は2ヵ月前に引き取ったそうですが、この家に来るまでに何家族かの元を転々としていたそうです。
 里親のほうが引き取ってみたものの、気が合わないとか育てにくい子どもだとかといった理由で、施設に戻したそうですが、このようにベラルーシでは簡単に里親里子のペアを作ったり解消したりできるのだなと感じました。
 今回保養に来ていたお母さんも、今まで引き取った子どものうち、2人とはうまくいかず、施設に返したことがある、と話していました。しかし、悩みがあるときは、熱心なキリスト教信者なので、いつも神様にお祈りしているそうです。

 ベラルーシでは国立国営の孤児院は予算不足で、数年内に全てなくなる予定ですが、今収容されている孤児たちはこのような家庭タイプ孤児院に分散されつつあります。
 お母さんの話によると、子ども一人当たり日本円でおよそ9000円の育児手当を毎月支給してもらっており、それを食費や被服費、学用品などに充てているそうです。
 このように育児手当を至急するほうが、孤児施設の経営管理より安くつく、というのがベラルーシ政府の考えなのでしょう。
 子どもにとっても親代わりになってくれる大人といっしょに暮らすほうが精神的にもずっといいと思います。

 画像は記念撮影のようすです。子どもたちに折り鶴や折鶴の作り方を説明した紙(千羽鶴プロジェクト)、折り紙用の紙、お母さんにはアクリルたわし、それから古い着物をほどいて巾着袋にして寄贈してくださった方がいたのでプレゼントしました。
それから日本の絵葉書の裏に子どもたちの名前を書いて渡しました。大喜びの子ども達。(特にキティちゃん絵葉書に女の子たちが反応・・・。(^^;)キティちゃんベラルーシでも強し。)

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や絵葉書、アクリルたわしや巾着袋など手作りプレゼントを寄贈してくださった方、SOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 


チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第142回」

2012-11-29 |   ビタペクト配布活動
 11月28日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第142回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を6個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は1977個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1810部となりました。
 今回で通算154回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、1977人の子どもにビタペクトを、1810家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80


 今回は2家族がグロドノ市(チェルノブイリ原発から約400キロ)から保養に来ていました。
 それぞれの家族に話を伺いました。

(家族A)
  
 お母さんが6人の養子と1人の子どもを引率していました。家庭タイプの孤児院とベラルーシで言われる家族です。この家族には5個のビタペクト3を渡しました。
 この家族は2008年、2011年にも保養に来たことがあります。
 2008年の保養滞在のようすはこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第81回」(家族B)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/6c2428b23895a02787fe67d908faf93a


 2011年の保養滞在のようすはこちらをご覧ください。
 チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第125回」(家族A)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f3ca7b747528f104915448e904e47992



 前回と今回のそれぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。2008年、2011年、2012年の結果を順番に表記してあります。○印の子どもにビタペクトT(2008年はビタペクト2)を渡しました。
 
母親(事故発生時16歳)19ベクレル → 6ベクレル → 10ベクレル
男子 12歳  7ベクレル → 29ベクレル ○ → 0ベクレル
女子 11歳  7ベクレル → 12ベクレル → 25ベクレル ○
男子 10歳 40ベクレル ○ → 28ベクレル ○ → 26ベクレル ○
男子 10歳 54ベクレル ○ → 30ベクレル ○ → 22ベクレル ○
女子 10歳 (2011年初測定)33ベクレル ○ → 30ベクレル ○
男子  4歳 (2011年初測定)30ベクレル ○ → 21ベクレル
男子 11歳 (2012年初測定)29ベクレル ○

 2008年のころと比べると、ましな数値になってきました。12歳の男の子が29ベクレルから0になったのがうれしいです。
「この子だけがいっさい牛乳を飲まないんです。」
とお母さんは話していました。
 この一家は商店で売られている牛乳ではなく、生乳を飲んでいます。
 この生乳を検査したほうがいいと思うのですが、グロドノはベラルーシの中で一番チェルノブイリ原発から離れている州で、住民も
「ここは大丈夫。」
と安心しているようです。 

 11歳の男の子は今回引率された子どもで、この家の養子ではありません。グロドノから50キロ離れた村パルヒモフツィで暮らしています。特に持病などはあるのか聞いていない、というお母さんの話でした。
 しかし、目の下にすごくふくらんだクマができていて、顔色もあまりよくなったです。
 この目の下のクマは被曝のせいではないですか? とSOS子ども村のリリヤ先生に尋ねましたが
「放射能のせいだけとは言い切れない。腎臓の機能が落ちているせいかもしれなないから、検査しないと分からない。またリンパ腺の問題かもしれない。」
という返事でした。私から言わせれば、そのような心臓機能の低下やリンパ腺の異常が起きること自体が、被曝に関係あるのでは? と疑問です。
 ともかく目の下にクマなどは病気には思われないので、放置されがちですが、隠れた病気があるのかもしれないので、検査を受けるほうがいいのかもしれません。

 9歳の男子2人は双子の兄弟です。お菓子アレルギーがあります。
12歳の男の子は精神発達遅滞が見られ、特別養護学校に通学しているそうです。
 他の子どもは比較的健康、といううことでした。
 お母さん自身は乾癬という皮膚の病気に悩んでいます。

 お母さんの話によると、いわゆる孤児を収容している国立国営の施設は、2015年をめどに全て閉鎖されることになりました。
 現在収容されている孤児たちは、この家族のような家庭タイプ孤児院やSOS子ども村のようなタイプの施設に分散されることに決まったそうです。おそらく国家予算の負担になっているのでしょう。
 お母さんの話によると、ある孤児施設では95人の子どもが暮らしていますが、運営のためのスタッフは120人だそうです。
 当然、家庭タイプ孤児院の養親に引き取らせて、子どもそれぞれに手当てを払うほうが安くつく、という計算になったのだと思います。
 ベラルーシではテレビのCMで、しょっちゅう「親のない子どもを引き取りましょう。」と養親を募集しています。
 国の懐具合が苦しいので、孤児の面倒は優しい人の母性や父性に甘えて丸投げ・・・という印象もありますが、子どもの立場から見れば、大勢でまとまって入れられる施設より、家庭の暖かさのある環境で成長するほうがずっといいと思います。
 何となく私たちの頭の中でイメージされている(漫画などの影響? (^^;))昔風の孤児院はすでに時代に合っていないのかもしれません。
 

(家族B)
  
 お母さんが3人の子どもを引率していました。この家族には1個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。

母親(事故発生時3歳)21ベクレル
女子 10歳  25ベクレル ○
男子  6歳  16ベクレル
女子  2歳  19ベクレル

 お母さんに子ども達の健康状態について尋ねました。
 10歳の女の子はアレルギー体質です。
 6歳の男の子は生まれつき腎臓病です。1年に2回ホルモン検査を経過観察中だそうです。現在もホルモン剤を飲んでいるそうです。
 2歳の女の子は元気だということでした。

 画像は記念撮影のようすです。昼寝中の子どももいたため、全員が画像に写っているわけではありません。
 それから子どもたちに折り鶴や折鶴の作り方を説明した紙(千羽鶴プロジェクト)、折り紙用の紙、お母さんにはアクリルたわし、それから古い着物をほどいて巾着袋にして寄贈してくださった方がいたので、プレゼントしました。
 また家族にそれぞれフライディングディスクも1枚ずつ渡しました。
 それからきれいな日本の絵葉書の裏に子どもたちの名前を書いて渡しました。

 3回目の保養になる子ども達は、ビタペクト3を見ただけで、「あ、ビタペクト!」と騒いでいました。
 お母さんの話では、2008年は粉末タイプのビタペクト2を飲み、2011年はタブレットタイプのビタペクトTを飲んだのですが、
「粉末タイプより、タブレット型のほうが子ども達は喜んで食べていた。お菓子みたい! と言って、全く嫌がらなかった。」
・・・そうです。
 やはりタブレットタイプのほうが飲みやすい(食べやすい)ようですね。
 でも齧った後は、水分をとってください。

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙やおもちゃ、巾着袋などプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第141回」

2012-11-13 |   ビタペクト配布活動
 11月12日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第141回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を5個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は1971個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1800部となりました。
 今回で通算153回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、1971人の子どもにビタペクトを、1800家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80



 今回は2家族がボブルイスク市(チェルノブイリ原発から約200キロ)から、SOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。

(家族A)
 この家族は2005年11月にもSOS子ども村へ保養に来たことがあります。そのときのようすはこちらをご覧ください。
 チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第39回」(家族B) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2005/no39.html


 今回この家族には4個のビタペクト3を渡しました。
 前回ビタペクトを渡した長女はもう大きくなっていて、今回の保養には参加していません。
 ほかにも2005年の保養の後、生まれた子どもや、甥と姪の2人を引率していました。

 それぞれのそれぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。2005年に測定した子どもはその結果も記載しています。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時11歳)11ベクレル → 10ベクレル
長男(15歳)10ベクレル → 10ベクレル 
次女(13歳)0ベクレル → 30ベクレル ○
三女(10歳)10ベクレル → 15ベクレル
次男 (8歳)0ベクレル → 24ベクレル ○ 
四女 (6歳)33ベクレル ○
三男 (3歳)33ベクレル
姪  (6歳)33ベクレル ○
甥  (4歳)28ベクレル

 子ども達は健康ということでしたが、次女、三女、四女は視力の低下が見られる、ということでした。
 今回は来ていない長女は生まれつき視力が低い、という話で、7年前には次女も眼鏡を作る、という話でしたが、再会したら本当に眼鏡を作っていました。
 生まれつき視力が低い、というのが気になるところです。
 

(家族B)

 お母さんが4人の子どもと保養に来ていました。この家族には1個のビタペクト3を渡しました。それぞれのそれぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました

母親(事故発生時14歳)12ベクレル 
長男(15歳)16ベクレル
長女(6歳)28ベクレル ○
次女(4歳)22ベクレル
次男(2歳)0ベクレル  

 子ども達の健康状態についてですが、長男と次女は食物アレルギーだそうです。 
 長女はとても小食でやせており、ビタペクト3をあげてもちゃんと消化できるかどうか分からないので、渡さないことになりました。
 仕方ないので、りんごジュースをたくさんあげることにしました。
 お母さんは常に背中が痛いそうで、また婦人病も抱えています。

 お母さんはオルシャ(チェルノブイリ原発から約350キロ)の出身で、進学を機にボブルイスクに住み始めたそうです。
 今でもたびたびオルシャの実家に帰省しており、その庭に生えているりんごをもらってはたくさん子ども達に食べさせているそうです。
 オルシャは汚染地域ではありませんが、最近ガン患者が増えた、とお母さんは話していました。

 画像は記念撮影のようすです。昼寝中の子どももいたため、全員が画像に写っているわけではありません。
 それから子どもたちに折り鶴や折鶴の作り方を説明した紙(千羽鶴プロジェクト)、折り紙用の紙、お母さんにはアクリルたわしなどをプレゼントしました。
 古い着物をほどいて巾着袋にして寄贈してくださった方がいたので、それもお母さんに渡しました。またきれいな日本の絵葉書の裏に子どもたちの名前を書いて渡しました。日本語に興味を持った子どもが多くて、将来この中から優秀な通訳が現れてくれないものか・・・などと思いました。

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や巾着袋など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 
 

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第140回」

2012-10-25 |   ビタペクト配布活動
 10月25日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第140回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を10個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は1966個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1790部となりました。
 今回で通算152回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、1966人の子どもにビタペクトを、1790家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a



(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%A9%E3%83%89%E6%94%BE%E5%B0%84%E8%83%BD%E5%AE%89%E5%85%A8%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80



 今回は2家族グロドノ市(チェルノブイリ原発から約が400キロ)から、1家族がミンスク市(チェルノブイリ原発から約350キロ)から、SOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。

(家族A)
 グロドノ市から来たお母さん(事故発生時5歳)が4人の子どもを引率していました。この家族には3個のビタペクト3を渡しました。ただ末っ子は測定の日に風邪をひいてしまい、お母さんはその看病のため、SOS子ども村に居残り、子ども3人しか測定していません。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。
 
長女(11歳)29ベクレル ○ 
次女(8歳)24ベクレル ○
長男(6歳)21ベクレル ○

 健康状態についてお母さんにお話を伺いました。
 長女だけが胃痛をよく訴えるので、最近検査入院しましたが、原因は分かりませんでした。医者からは消化のよいオートミールのおかゆを食べさせるように、とか胃によいハーブティーを飲ませるように、と言われただけで退院したそうです。胃痛は治まっていません。
 さらに慢性頭痛を抱えていますが、やはり原因は分かりません。
 他の子どもは健康、ということでした。

 お母さんはグロドノ市の近くにある村の生まれで、実家は畑もあるし、牛も飼っていて、いつもその牛乳を飲んでいたそうです。
 今でも実家の両親が作る畑の野菜やりんごをもらって、子どもたちと食べています。当然、食品の測定をしたことがありません。
 グロドノ市は汚染地域に指定されたことはありませんし、今も安全な地域とされています。そのため測定をしようという意識も低いようです。
 このような体内被曝の結果が出て、お母さんは初めて放射能のことを考えるようになった、と話していました。おそらく食品からの被曝が原因だろうと思うけれど、どれが汚染されていたのかはっきり分かりません、とも言っていました。これは確かにいちいち食品の測定をしないと学者でも分かりませんよね。
 お母さんの説明によると、野菜類は実家の畑で採れたもの、果物類は商店や市場で売られているもの、魚類は好きではないのであまり食べない、牛乳や乳製品は昔は実家の乳牛のものをよく飲ませていたが、最近子どもたちがあまりほしがらなくなったので、以前ほど与えていない、ということでした。
 肉類は安売りのものを買っている、ということでしたが、最近ベラルーシの経済状況が悪くなり、一般市民の収入も減ったので、とにかく安売りのものばかり探しては買う、という人が増えました。その結果安売りの肉屋が登場し、町の路上で販売しているそうです。私としてはこれは危険ではないか、と思いました。不自然に安い肉はちゃんと放射能の測定をしているかどうか疑わしいからです。もっともこの家族の被曝の原因がこの安売り肉なのかどうかはっきり分かりません。
 このように国の経済状態が悪くなると、被曝する可能性が高くなると思います。極端に安い価格の食品には注意しないといけない、と思いました。


(家族B)

 グロドノ市から来たお母さんが3人の子どもと保養滞在していました。この家族には2個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。
 
母親(事故発生時6歳)12ベクレル
長男 (8歳)23ベクレル ○
次男 (3歳)29ベクレル ○ 
三男 (1歳)22ベクレル 

 1歳の三男も20ベクレル以上の測定結果でしたが、年齢制限のため、ビタペクト3をあげていません。
 お母さんはゴメリ州ジトコビッチ地区(チェルノブイリ原発から約190キロ)の出身で、結婚後にグロドノ市に引越ししたそうです。
 子どもたち3人はよく風邪をひくそうです。お母さんは第2子妊娠中に高血圧になり、今は薬を飲み続けています。
 そのほか特に持病などはないそうです


(家族C)

ミンスク市から来たお母さんが5人の子どもと甥っ子1人と保養滞在していました。この家族には5個のビタペクト3を渡しました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。
 
母親(事故発生時5歳)19ベクレル
長男 (9歳)25ベクレル ○
次男 (7歳)26ベクレル ○ 
長女 (5歳)27ベクレル ○
三男 (4歳)23ベクレル ○
四男 (1歳)20ベクレル
甥  (6歳)24ベクレル ○

 1歳の四男にはビタペクト3を渡していません。
 お母さんの話によると、5人兄弟全員がアデノイド肥大だそうで、このうち次男はアデノイドの切除手術を受けました。
 これ以外には特に健康上に問題はないそうです。
 しかしお母さんは7歳のとき水腎症という病気のため、腎臓を一つ取る手術を受けたそうです。
 その後、腎臓が一つしかないから、医者に「結婚しても子どもは作るな。妊娠中大変なことになる。難産になる。」と言われたそうです。
 確かに妊娠中は大変だったようですが、無事出産。今は5人の子どものお母さんになっています。お医者さんの言うことをまともに聞かなくてよかったですね。妊娠中は医者から中絶まで勧められたそうです。ひどい話ですね。
 甥っ子は測定をした後、風邪をひいたので、ミンスクのお母さんが家につれて帰ってしまったそうです。せっかく保養に来たのに残念ですね。
 甥っ子は特に持病もなく、普段は元気にしているそうです。
 ビタペクト3は必ずこの甥っ子(のお母さん)に渡すよう頼んでおきました。

 今回は保養の途中で帰宅した子どもや、昼寝をした子どももいるため、全員画像に写っているわけではありません。
 そして子どもたちに折り鶴や折鶴の作り方を説明した紙(千羽鶴プロジェクト)、折り紙用の紙、お母さんにはアクリルたわしなどをぷれぜんとしました。古い着物をほどいて巾着袋にして寄贈してくださった方がいたので、それもお母さんに渡しました。またきれいな日本の絵葉書の裏に子どもたちの名前を書いて渡すととても喜んでいました。

 そして、今回は特別なことがありました。日本のテレビ局が取材に来ていたのです!
 今まで日本の雑誌の取材を受けたことはあっても、日本のテレビの取材は初めてのSOS子ども村。ついにお茶の間に保養滞在しているベラルーシの子ども達が登場です。
 子ども達はカメラの前でも緊張したり恥ずかしがったりせず、元気いっぱいな子どもたちばかりでした。
 放映の日時が決定しましたら、このブログでもご案内しますので、ベラルーシでの保養の取り組みについてぜひご覧ください。

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙や巾着袋など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。 

チロ基金の活動「ビタペクト無料配布151回・ゴメリ在住一家への支援活動・第2回」(1)

2012-09-22 |   ビタペクト配布活動
 2012年6月に極端に体内放射能が多かったゴメリ在住の一家に支援活動を行いました。
 そのときの測定結果についてはこちらをご覧ください。

チロ基金の活動「ビタペクト無料配布146回・ゴメリ在住一家への支援活動」(1)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/1d751f175cb20f180b09671de459c1c4


チロ基金の活動「ゴメリ在住一家への支援活動」(2)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/d21e6a2f4b7324b320d3a79b79e6606b


チロ基金の活動「ゴメリ在住一家への支援活動」(3)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c162749e332a584e230cd8b9b32b1812


チロ基金の活動「ゴメリ在住一家への支援活動」(4)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f028ad700f332b339402147b1c0dae4d


チロ基金の活動「ゴメリ在住一家への支援活動」(5)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/0a1afd7d22f562be6b2d1a92e2841e6d


 
 2012年4月30日に長男のワジーム君(14歳)がベルラド研究所で測定すると、体重1キロ当たり261.49ベクレル
の結果でした。チロ基金がSOS子ども村で出会った時に、ペクチン配合セルロースを飲み始めました。
 そして2012年5月にお母さん、お姉さん、弟がゴメリ市内の第1診療所でWBCの測定を行いました。
 その結果がお母さん(オリガさん)が179.95ベクレル。
 長女(18歳。名前はエレーナさん)103.83ベクレル。
 次男(7歳。名前はサーシャ君)が32.76ベクレルでした。

 6月にこの3人がビタペクト3を飲み始め、1カ月ほどで飲み終わりました。
 そして9月に再測定のため、ゴメリ市第1診療所に長女のエレーナさんを除く3人が行ってきました。
 その数日後、私はちょうどゴメリ市に行く用事があったので、お母さんとワジーム君に会うことができ、再測定の結果も知ることができました。

 画像はワジーム君の検査結果です。(自宅住所など個人情報に関する部分は画像を加工しています。)
 全身のセシウム137の数値が2213.1ベクレルと左下に出ているのですが、体重1キロ当たりに換算しました。
 その結果、46.10ベクレルにまで減っていました!

 ペクチン配合セルロースでもこんなに大きな結果が出せました!
 本当によかったです。このような具体的な結果が出ると分かり、この一家の協力に感謝しています。

 お母さんからお話をうかがったのですが、ワジーム君は疲れやすく、3年前から両ひざが痛くて痛みが始まると30分は続く、ということを繰り返してきました。医者は成長痛です、という説明でした。しかし最近はひざの痛みは和らいできたそうです。

チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第139回」

2012-09-07 |   ビタペクト配布活動
 9月7日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第139回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

今回はビタペクト3を8個、そして「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は1953個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1780部となりました。
 今回で通算150回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、1953人の子どもにビタペクトを、1780家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a



 今回は1家族、10人の子どもたちががボブルイスク(チェルノブイリ原発から約200キロ)から保養に来ていました。
 この家族は家庭タイプ孤児院の家族です。里親がたくさんの里子を育てています。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を1個ずつ渡しました。

母親(事故発生時26歳)15ベクレル
女子(18歳)15ベクレル
女子(15歳)25ベクレル ○
男子(14歳)24ベクレル ○
女子(13歳)31ベクレル ○
女子(12歳)37ベクレル ○
男子(10歳)22ベクレル ○
女子(10歳)19ベクレル △
男子 (8歳)33ベクレル ○
女子 (6歳)25ベクレル ○
男子 (5歳)19ベクレル △

 △印の子どもが2人いますが、これは20ベクレル以下だったものの、19ベクレルだったので、2人で1個のビタペクト3を飲むことにしたものです。
 子どもたちのうち、14歳の男の子と5歳の男の子は実の兄弟、10歳の男の子と女の子は双子、8歳の男の子と6歳の女の子は実の兄妹です。

 子どもたちの健康状態についてお話を伺いました。

 15歳の女の子は片方の耳がよく中耳炎を起こしていましたが、現在はよくなっています。

 13歳の女の子は甲状腺の大きさが小さすぎるそうです。生まれつき小さいのか、それとも成長にともない大きくなるはずの甲状腺が大きくならないのかよく分かりません。このまま極端に小さいままだと、将来不妊症になる可能性があると、医者に言われたそうです。イタリアへ保養に行ったとき、診察を受けましたが、もう少しようすを見て、大きくなるかどうか待ってみて、それでもだめな場合はホルモン剤の投与をするように言われたそうです。
 
 10歳の双子は2人とも貧血気味です。女の子の方は中耳炎もよく起こし、聴覚が低下しつつあります。また斜視です。

 8歳の男の子も斜視です。アデノイド切除の手術を受けました。引き取られていたときはとても痩せていたそうです。育てのお母さんがそばにいないと情緒不安定になっていたそうです。食事中に失禁してしまうことがあるそうですが、本人は自覚がありません。でもお母さんがいるところでは、失禁などはしないそうです。
 以前はいわゆる窃盗癖があったそうです。窃盗というより、目にしたものを何でも手に取ってしまい、そのまま持って帰ろうとしてしまう感じでしょうか。
 
 6歳の女の子も斜視です。慢性気管支炎、鼻血がよく出ます。3歳のときにこの家に引き取られましたが、生家のほうでは育児放棄されていたらしく、体重が8キロしかなかったそうです。
 言葉はもちろん、歩くこともできませんでした。寝ているときはいびきのような呼吸をしていたそうです。
 それまで食べていた食事とちがっていたのか、育てのお母さんが作った手料理は、全て吐いていました。(今はそのようなことはありません。)
 今は育ての親の元、平穏に暮らしていますが、あるときお母さんが料理中に
「(危ないので)ちょっと離れていて。」
とこの子に言ったとき、引き取られた家から追い出されてしまうのかと勘違いし、驚きのあまり気絶して倒れ、呼吸まで止まってしまったので、あわてて救急車を呼んだそうです。
 生みの親の元ではどんな生活を送っていたのでしょうか・・・。
  
 5歳の男の子はとても成長が遅かったそうですが、現在はよくなっているそうです。

 斜視の子どもが多いのですが、このような斜視や弱視の子どもが通う専門の幼稚園があり、この家族の子どもで斜視の子どもはその幼稚園に通園中、あるいは通園していたそうです。

 18歳の女の子はよく風邪をひくそうです。母親はアルコール中毒患者だったそうで、育児放棄状態でした。5歳前後、いわゆる物乞いをして食べ物を見知らぬ人からもらっては食べていたそうです。
 小学校に入学するのも1年遅れてしまいました。その頃、保護されて今の養親の下へ引き取られました。幼少時に極端な栄養不足にあったと思われます。また母親が妊娠中に大量のアルコール摂取をしていたものと考えられますが、そのせいか、知能に問題があります。
 普通に会話もできるし、一見普通の高校生ですが、自分の名前を正しく書くことができません。また数字が1から12までしか分からないそうです。
 両手の指を使って一桁の足し算ならできるのですが、それ以上の計算はできないし、桁というのものが理解できないようです。
 読書は好きでたくさんの本を読んでいますが、内容を覚えることがほとんどできません。
 書く文字は鏡に写したような文字になったり、右から左へ横方向に書いてしまうこともあるそうです。
 お父さんもお母さんも学校の先生も専門家も「お手上げ」状態だそうです。
 引き取られた直後は情緒不安定だったので、お母さんが絵をかくことを教えました。その結果おとなしく何時間も絵を描くことが多くなり、とても上達しました。作品を見せてもらったのですが、自分で描いた絵を切り取って切り絵にしていました。
 驚くほど上手な絵でした。算数の才能はないけれど代わりに絵の才能はあるのです。
 お母さんは何とかして美術の専門学校に入学させたいと考えていますが、自分の名前も満足に書けないので、心配しています。
 とにかく絵の才能を生かせる職業に就いて自立していけるようになればいいのですが・・・
 本人は「最近は建築に興味がある。」と話していて、金閣寺の写真を見せたら、大喜びでした。
 おそらくこれは学習障害(LD)だと思うのですが、(間違っていたらすみません。)本人は
「自分は名前が書けない。数字が分からない。」
という自覚がちゃんとあります。そのため、「私は頭が悪いから・・・」とか「できない子だから・・・」と悩んでいる様子を見せることもあるそうです。
 そのためか、「高校を卒業したら親に捨てられるだろう。」と考え、涙を流すこともあるそうです。育てのお母さんは「そんなことをするわけがないでしょ。」と話しているそうです。
 得意の絵の道に進んでいけたら、コンプレックスも消え、捨てられる、と泣くこともなくなると思うのですが・・・。

 それにしても育ての両親は献身的に子どもたちを育てていますね。頭が下がります。
 お父さんは保養に来ていなかったのでお会いできませんでしたが、このような家庭タイプの孤児院を始める前は自分の子どもを育てる普通のお父さんで、仕事もエンジニアなのだそうです。
 しかし里子を育て始めてから、
「子どもの心のことを勉強しないといけない。」
と痛感し、大学の夜学を受験して、心理学部に入学しました。仕事を続けながら、勉強し卒業したそうです。
 立派なお父さんですね。機会があればいつかお会いしてお話を伺いたいと思いました。

 この一家ではすでに20人以上の里子が育てられました。大人になって自立して結婚し自分の家庭を持った人もいます。

 今回も子どもたちに日本からのプレゼントを渡しました。きれいな絵葉書、折鶴、折り紙用の紙、お母さんにはアクリルたわしなどです。古い着物をほどいて巾着袋にして寄贈してくださった方がいたので、それも渡すと大変喜んでいました。
 そして今回から新しいプレゼントを渡すことになりました。
 名づけて「千羽鶴プロジェクト」。詳細はこの後の記事でご説明しますが、折鶴の作り方を説明した紙を1000枚用意しました。これからベラルーシの子ども達1000人に1枚ずつ渡して、折鶴を広める企画です。

 子どもたちからも絵のプレゼントをもらいました。切り絵と立体画、そして不思議なアイロン画・・・。
 この家族が滞在中にSOS子ども村へ行く予定があるので、そのときアイロン画の作り方を教えてもらいます。
 ブログでご報告しますね。

 日本を紹介するお話もしました。みんな熱心に耳を傾けていました。でも漢字の話をするととても驚いていて
「どうやったらこんな難しい字をたくさん覚えられるの?」
と言っていました。
 みんなお行儀がよくて、お母さんのしつけの仕方が上手なんだなと思いました。
 画像は記念撮影したようすです。すばらしい養母の元、子ども達みんな心身ともに健康に育っていくだろうな、と思いました。

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙やアクリルたわしなど子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。


チロ基金の活動「ビタペクト&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第138回」

2012-08-18 |   ビタペクト配布活動
 8月17日にビタペクト3と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第138回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。

 今回はビタペクト3を8個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
 これで今までに配布したビタペクト2、ビタペクトT、ビタペクト3の合計は1945個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1770部となりました。
 今回で通算149回目の配布となりました。
 延べ人数ですが、1945人の子どもにビタペクトを、1770家族に「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。

(これまでのビタペクト配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html


http://blog.goo.ne.jp/nbjc/c/e1e67d76a4796f3c95377bb7bdabd215


(またこの活動報告を読むにあたり、「チロ基金の活動『ビタペクト2無料配布』について追加のご説明」も併せてご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/67c3b73ea2f30e880c3d4eb8bedded13


(ビタペクト2とビタペクトTについてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/5cab63b65562dd2f64a820a7e4298a0b


(ビタペクト3についてはこちらをご覧ください。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/922c333857741c5448f66d4fe00b25e1


(チロ基金は以前ビタペクトに代わり、ペクチン入りセルロースを配ったことがあります。セルロースについてはこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/43f810eddd1efc451f5171ef3cd35a7a


(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html


(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。) 

http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html


(WBCによる測定、ビタペクトを開発、製造、販売しているベルラド放射能安全研究所の公式サイトはこちらです。)

http://www.belrad-institute.org/


(ベルラド研究所について日本語でご紹介している記事はこちらです。)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/c382ef7eca8660531e895c8a646e7f2a


 今回は2家族がSOS子ども村に保養滞在していました。それぞれの家族にお話を伺いました。

 (家族A)

 カリンコビッチ市(チェルノブイリ原発から約100キロ)から来た家族。この家族は今までもSOS子ども村に滞在したことがあります。

 2005年5月の滞在のときの様子はこちらチロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第31回」(家族A)をご覧ください

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2005/no31.html


 2006年1月の滞在のときの様子はこちらチロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第41回」(家族B)をご覧ください。

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2006/index.html


2011年9月の滞在のようすはこちらをご覧ください。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第124回」(家族A)

http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/88e114e53ed8c19e398a798b646c2111


 今回はお母さんが3人の実子と知人の娘2人を引率していました。この家族には4個のビタペクト3を渡しました。
 知人の子ども2人はミンスク(チェルノブイリ原発から約350キロ)から来ていました。
 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト3を渡しました。

 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。
 
母親(事故発生時13歳)(2005年と2006年の滞在時ビタペクト2を飲んでいません。)11ベクレル → 20ベクレル
四男 (7歳)(2005年と2006年の滞在時ビタペクト2を飲んでいません。)20ベクレル ○ → 28ベクレル ○
長女 (5歳)22ベクレル ○ (2011年が初測定。)→ 30ベクレル ○
次女 (3歳)27ベクレル (2011年が初測定。)→ 32ベクレル
女子 (7歳)35ベクレル ○
女子 (5歳)32ベクレル ○

 7歳と5歳の女の子は姉妹です。ミンスクに住んでいますが、9人兄弟のうちの2人なのだそうです。
 こうして結果を見ると、チェルノブイリ原発に近いところに住んでいるかどうかは被曝量に関係しないと感じます。

 子どもたちは風邪を引きやすい以外は、比較的健康、ということです。
 約1年前の結果と比べ、体内放射能が微増しているので心配です。カリンコビッチには診療所にWBCが設置されているので、測定できるそうです。ビタペクト3を飲んだ後に測定に自主的に行くよう勧めました。
 カリンコビッチにWBCが初めて設置されたのは事故後3年目だったそうです。そのときは一箇所しかなく、市内の診療所を巡回して測定したそうです。
 このお母さんも高校生のときに測定しましたが、結果は(数値は知らされず)口頭で「問題なし。」と言われただけだそうです。
 

(家族B)
 モズィリ市(チェルノブイリ原発から約90キロ)から来た家族。お母さんが2人の実子と知人の子ども3人を引率していました。この家族にも4個のビタペクト3を渡しました。 

 それぞれの体重1キロあたりの放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクトTを渡しました。
 
母親(事故発生時13歳)13ベクレル
長男(12歳)31ベクレル ○
長女(10歳)32ベクレル ○
男子(11歳)32ベクレル ○
女子 (7歳)31ベクレル ○
女子 (7歳)17ベクレル 

 11歳の男の子と7歳の女の子2人は兄妹です。
 7歳の女の子2人は双子で、生まれたときから同じ物を食べているはずなのですが、結果に差が出ました。
 長男と長女は近視のため眼鏡をかけています。
 家族全員疲れやすく、保養に来てからは寝つきがよくなったと喜んでいました。
 外国へ保養に行くにはコネも必要だそうで、なかなか行けない、でもSOS子ども村へ保養に行けて、よかったとお母さんは話していました。

 今回も子どもたちに日本からのプレゼントを渡しました。きれいな絵葉書、アクリルたわし、折鶴、折り紙用の紙、かわいい消しゴム、ピーピー笛などです。
 また日本を紹介するお話もしました。
 子どもたちの名前を絵葉書に筆ペンで書いてあげると興味津々で見つめていました。
 日本のおもちゃにも大喜びです。

 画像は記念撮影したようすです。天気がよかったので屋外で撮影しました。
 保養家族とは関係のない3人も写っています。(笑)

 最後になりましたが、ビタペクト3の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙やアクリルたわしなど子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
 多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
 ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。