8月2日にビタペクト2と「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピー無料配布運動として、SOS子ども村への第106回目の配布を実施いたしましたので、ご報告いたします。
今回はビタペクト2を4個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2は合計1716個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1450部となりました。
今回で通算116回目のビタペクト2の配布となりました。
のべ人数になりますが、現時点で1716人分のビタペクト2、そして1450家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(ビタペクト2を開発、製造、販売しているベルラド研究所のサイトはこちらです。)
http://www.belrad.nsys.by
今回はモズィリ市(チェルノブイリ原発から約90キロ)からSOS子ども村に来て保養滞在していました。
13人の子どものうち、5人がモズィリ市糖尿病児童協会の会員、引率した二人のお母さんは同協会の会長さんと副会長さんでした。
モズィリ市の糖尿病児童にチロ基金は2005年から支援活動を行っています。
今までの活動について詳しくはこちらをご覧ください。
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第1回と第2回について。
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/mozyl/index.html
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第3回について。(HP「ベラルーシの部屋」過去ログ2006年6月。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/index.html
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第4回について。(HP「ベラルーシの部屋」過去ログ2006年11月。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/index.html
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第5回について。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f415615145caf7b7d8c0690c79bf3248
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第6回について。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/376de4f9bd9e54a5a9784e40834bbcfe
またこの協会の子どもたちは2005年、2006年、2007年、2009年にSOS子ども村で保養滞在しています。
2005年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第34回」
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2005/no34.html
2006年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第41回」
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2006/no46.html
2007年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第64回」
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/94523300e63c7fed625923c400212e2b
2009年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第94回」
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f32f99a8ce11959f989f288e46884e41
それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト2を渡しました。
会長(事故発生時16歳)15ベクレル(2007年)→ 8ベクレル(2009年) ○ → 8ベクレル
次男(6歳) 32ベクレル(2007年) ○ → 31ベクレル(2009年)○ → 19ベクレル ○
三男(2歳) 27ベクレル(2009年)→ 18ベクレル ○
男子(12歳) 21ベクレル(2007年) ○ → 33ベクレル ○(2009年) → 10ベクレル
副会長 19ベクレル(2007年)○ → 16ベクレル
長男(13歳) 25ベクレル(2007年)○ → 20ベクレル ○
次男(11歳)(糖尿病患者)27ベクレル ○ → 27ベクレル ○
四男(4歳) 27ベクレル → 16ベクレル
引率した子ども。
女子(15歳)23ベクレル(2009年)○ → 17ベクレル
今回初めて測定した子ども。
女子(16歳)(糖尿病患者)11ベクレル
男子(15歳)(糖尿病患者)16ベクレル
女子(8歳)11ベクレル
今回は会長さんの長男、そして糖尿病患者の2人の女の子が測定をしていません。ミンスクの大学や高校に進学を希望し、入試の願書の手続きなどで、ベルラド研究所に行けなかったのです。
会長さんの三男は年齢が3歳以下ですが、昨年お母さんの強い希望により、ビタペクト2を半分量の飲みました。下痢などの症状は全くなかったそうです。効果が現れている、ということで今回も飲ませたいとお母さんが希望したため、1個ビタペクトを渡しています。
今回は測定ができなかった子どももいましたが、去年飲んだビタペクト2の効果が現れている子どもが多く、大変うれしかったです。
会長さんにお話を伺いました。現在モズィリ市糖尿病児童協会の会員は19名。インスリン用注射針は国から無料で支給されていますが、血糖値を計る簡易検査試験紙はもらえなくなったそうです。全て「自分たちで何とかしろ。」のような風潮になってきているそうです。
仕方がないので、会員の間でお金を集め、とにかくまとめ買いをして、割安な値段で購入し、みんなで分け合っているそうです。
今年もチロ基金にモズィリ市糖尿病児童協会支援活動のための寄付金が集まらず、昨年に続き、今年もこの活動を見送ることになりました。残念です。
会長さんの次男は胸骨(胸の中央部分の骨)が異状に伸びてきて、心臓を圧迫し始めたそうです。ミンスクの大きい病院で検査をすることを希望していました。こんなことが起きるのか? と驚きました。
三男はアレルギー体質で、SOS子ども村に来てから虫に目の横を刺され、顔の半分が腫れたため、病院で注射をしてもらいました。
12歳の男の子は口蓋や腸の手術を受けてから元気になり、今は水泳を練習し、目標はオリンピックだそうです。すごいですね。がんばってほしいです。
副会長さんの長男は喘息を持っていましたが、最近はよくなってきたとことです。四男は生まれつき、腎臓が一つしかなく、アレルギーが多くて、食事にとても気を使うそうです。
糖尿病患者の次男はSOS子ども村出発の前の日にさびた釘を踏んでしまいました。その後化膿してしまい、SOS子ども村に来てからすぐ入院したので、この画像には写っていません。糖尿病を持っているので怪我をしてもその治療が大変だ、とお母さんは話していました。
子どもたちに折り紙やぬりえのプレゼントをしました。そして今回も日本の昆布のプレゼントです!
前回のご報告でもご紹介しましたが、これは北海道、昆布の名産地、羅臼にお住まいのSさんからのプレゼントです。
「わあ! 大きい!」
とみんなびっくり。ベラルーシにも昆布の入ったサラダが売られていますが、昆布がどんな大きさや形をしているのか知っているベラルーシ人はほとんどいません。
おやつ昆布も「おいしい。」と次々齧っていました。糖尿病の子どもたちは食育を協会で受けているので、昆布に対してもいろいろ知っていました。
会長さんは
「不況が続き、社会全体が疲れているような状態です。でもわざわざ日本から昆布を送ってくれる人も世の中にはいる。みんなそれぞれ大変ですが、希望を捨てることはしてはいけないですね。」
と話していました。
画像は記念撮影した様子です。ベラルーシも猛暑で毎日暑い、暑い。日陰でこんな状態です。
最後になりましたが、ビタペクト2の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、昆布をわざわざ北海道から送ってくださったSさん、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。
今回はビタペクト2を4個、そして「放射能と栄養」のコピーを10部渡しました。
これで今までに配布したビタペクト2は合計1716個、「チェルノブイリ:放射能と栄養」のコピーは1450部となりました。
今回で通算116回目のビタペクト2の配布となりました。
のべ人数になりますが、現時点で1716人分のビタペクト2、そして1450家族分の「放射能と栄養」のコピーを配布したことになります。
(これまでのビタペクト2配布運動について、詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/index.html
(「チェルノブイリ:放射能と栄養」について詳細はこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/chel/index.html
(SOS子ども村についてはこちらをご覧ください。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/jp/no2/2001/soschild.html
(ビタペクト2を開発、製造、販売しているベルラド研究所のサイトはこちらです。)
http://www.belrad.nsys.by
今回はモズィリ市(チェルノブイリ原発から約90キロ)からSOS子ども村に来て保養滞在していました。
13人の子どものうち、5人がモズィリ市糖尿病児童協会の会員、引率した二人のお母さんは同協会の会長さんと副会長さんでした。
モズィリ市の糖尿病児童にチロ基金は2005年から支援活動を行っています。
今までの活動について詳しくはこちらをご覧ください。
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第1回と第2回について。
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/mozyl/index.html
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第3回について。(HP「ベラルーシの部屋」過去ログ2006年6月。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/index.html
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第4回について。(HP「ベラルーシの部屋」過去ログ2006年11月。)
http://belapakoi.s1.xrea.com/logs/2006/index.html
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第5回について。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f415615145caf7b7d8c0690c79bf3248
「ゴメリ州モズィリ市糖尿病児童協会への支援活動」第6回について。
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/376de4f9bd9e54a5a9784e40834bbcfe
またこの協会の子どもたちは2005年、2006年、2007年、2009年にSOS子ども村で保養滞在しています。
2005年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第34回」
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2005/no34.html
2006年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第41回」
http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/katudou/bitapekt/2006/no46.html
2007年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第64回」
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/94523300e63c7fed625923c400212e2b
2009年の滞在の様子はこちらです。
チロ基金の活動「ビタペクト2&『放射能と栄養』無料配布・SOS子ども村 第94回」
http://blog.goo.ne.jp/nbjc/e/f32f99a8ce11959f989f288e46884e41
それぞれの体内放射能測定結果はこのとおりです。○印の子どもにビタペクト2を渡しました。
会長(事故発生時16歳)15ベクレル(2007年)→ 8ベクレル(2009年) ○ → 8ベクレル
次男(6歳) 32ベクレル(2007年) ○ → 31ベクレル(2009年)○ → 19ベクレル ○
三男(2歳) 27ベクレル(2009年)→ 18ベクレル ○
男子(12歳) 21ベクレル(2007年) ○ → 33ベクレル ○(2009年) → 10ベクレル
副会長 19ベクレル(2007年)○ → 16ベクレル
長男(13歳) 25ベクレル(2007年)○ → 20ベクレル ○
次男(11歳)(糖尿病患者)27ベクレル ○ → 27ベクレル ○
四男(4歳) 27ベクレル → 16ベクレル
引率した子ども。
女子(15歳)23ベクレル(2009年)○ → 17ベクレル
今回初めて測定した子ども。
女子(16歳)(糖尿病患者)11ベクレル
男子(15歳)(糖尿病患者)16ベクレル
女子(8歳)11ベクレル
今回は会長さんの長男、そして糖尿病患者の2人の女の子が測定をしていません。ミンスクの大学や高校に進学を希望し、入試の願書の手続きなどで、ベルラド研究所に行けなかったのです。
会長さんの三男は年齢が3歳以下ですが、昨年お母さんの強い希望により、ビタペクト2を半分量の飲みました。下痢などの症状は全くなかったそうです。効果が現れている、ということで今回も飲ませたいとお母さんが希望したため、1個ビタペクトを渡しています。
今回は測定ができなかった子どももいましたが、去年飲んだビタペクト2の効果が現れている子どもが多く、大変うれしかったです。
会長さんにお話を伺いました。現在モズィリ市糖尿病児童協会の会員は19名。インスリン用注射針は国から無料で支給されていますが、血糖値を計る簡易検査試験紙はもらえなくなったそうです。全て「自分たちで何とかしろ。」のような風潮になってきているそうです。
仕方がないので、会員の間でお金を集め、とにかくまとめ買いをして、割安な値段で購入し、みんなで分け合っているそうです。
今年もチロ基金にモズィリ市糖尿病児童協会支援活動のための寄付金が集まらず、昨年に続き、今年もこの活動を見送ることになりました。残念です。
会長さんの次男は胸骨(胸の中央部分の骨)が異状に伸びてきて、心臓を圧迫し始めたそうです。ミンスクの大きい病院で検査をすることを希望していました。こんなことが起きるのか? と驚きました。
三男はアレルギー体質で、SOS子ども村に来てから虫に目の横を刺され、顔の半分が腫れたため、病院で注射をしてもらいました。
12歳の男の子は口蓋や腸の手術を受けてから元気になり、今は水泳を練習し、目標はオリンピックだそうです。すごいですね。がんばってほしいです。
副会長さんの長男は喘息を持っていましたが、最近はよくなってきたとことです。四男は生まれつき、腎臓が一つしかなく、アレルギーが多くて、食事にとても気を使うそうです。
糖尿病患者の次男はSOS子ども村出発の前の日にさびた釘を踏んでしまいました。その後化膿してしまい、SOS子ども村に来てからすぐ入院したので、この画像には写っていません。糖尿病を持っているので怪我をしてもその治療が大変だ、とお母さんは話していました。
子どもたちに折り紙やぬりえのプレゼントをしました。そして今回も日本の昆布のプレゼントです!
前回のご報告でもご紹介しましたが、これは北海道、昆布の名産地、羅臼にお住まいのSさんからのプレゼントです。
「わあ! 大きい!」
とみんなびっくり。ベラルーシにも昆布の入ったサラダが売られていますが、昆布がどんな大きさや形をしているのか知っているベラルーシ人はほとんどいません。
おやつ昆布も「おいしい。」と次々齧っていました。糖尿病の子どもたちは食育を協会で受けているので、昆布に対してもいろいろ知っていました。
会長さんは
「不況が続き、社会全体が疲れているような状態です。でもわざわざ日本から昆布を送ってくれる人も世の中にはいる。みんなそれぞれ大変ですが、希望を捨てることはしてはいけないですね。」
と話していました。
画像は記念撮影した様子です。ベラルーシも猛暑で毎日暑い、暑い。日陰でこんな状態です。
最後になりましたが、ビタペクト2の購入費、そして「放射能と栄養」をコピーするために必要な経費を寄付してくださった方々、折り紙など子どもたちへのプレゼントを寄贈してくださった方、昆布をわざわざ北海道から送ってくださったSさん、また日本ユーラシア協会大阪府連主催のバザーなどでSOS子ども村への交通費を捻出してくださった多くの日本人の皆様に、この場を借りて深くお礼申し上げます。
多くの方々に支えられて、この活動が続いています。
ベラルーシの子どもたちもお母さんたちもSOS子ども村の職員の方々も皆様に大変感謝しております。本当にありがとうございました。