電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

WindowsデスクトップPCが届く

2023年12月16日 06時00分13秒 | コンピュータ
金曜日のお昼頃、発注していた Windows デスクトップPCが届きました。hp(ヒューレット・パッカード)社の S01-pF3030jp という省スペース型の機種です。昔のイメージではノートパソコンのような大きさの箱にコンパクトに収められており、しかも梱包材がプラスチックではなくて再生紙を利用したもののようで、企業として環境対応を意識しているのかな、と感じました。




設置場所はリビングの隅っこの棚の中で、余裕で入るようなのでインクジェットプリンタと並べて設置。マウスとキーボードは有線タイプですが、パソコンデスクのキーボード引き出しにじゅうぶん届きます。ディスプレイは単身赴任のアパートで使っていた Iiyama のノングレアタイプです。今風の横長のディスプレイよりも表示行数が多くて便利です。とりあえず、電源を入れてセットアップしました。




SSD なので再起動も速いようです。マイクロソフト社の登録時には、やけに「お誘い」が多いように思います。初心者を有料の契約に誘い込もうという意図がありありと見えて、あまり印象はよろしくありません。



とりあえず、設定は完了。なるほど、これが Windows11 のスタート画面か。目先は変わっているようですが、本質的にはどうなんだろう。ブラウザ Edge を立ち上げてブログ「電網郊外散歩道」を検索してみたら、「電妄」が一番先に変換された(^o^)/ 



さらに、chrome ブラウザを検索してダウンロードしようとしたら「Edge で充分だよ、必要ないよ」と余計なおせっかいを表示します。このあたりも、古参ユーザーにはなんだかなあとため息ものです。MS さん、かつて InternetExplorer 3.0 をフリーでバラまいて Netscape Navigator を窮地に追い込んだのはあなたでしょうが。証拠のCD-ROMはまだ手元に残っていますよ(^o^)/



総じて動作が速くてたいへんスムーズです。Chrome をインストールしてログインしたら、メインの Linux 機と共通の環境設定がすぐに完了。このあたりは、たいへん便利なものです。とりあえず、画像編集ソフト Gimp をダウンロードしてインストールしたところで区切りとしました。記事冒頭の画像は、現段階のスクリーンショットです。

コメント (2)

山響定期会員の新年度会費を納入する

2023年12月15日 06時00分14秒 | 季節と行事
山響こと山形交響楽団の新シーズンの定期会員を継続するため、過日、山形銀行のATMから会費を納入してきました。私の場合は当日にチケットと交換する形で、1階あるいは2階の様々な席を選ぶことができる会員ですので、年8回、22,000円です。1回あたりに直せば 2,750円 となり、ほぼ毎回聴くつもりであれば、だいぶお安くなります。都会の演奏会で良い席を選ぼうとすればこの3倍〜4倍はすることを思えば、演奏者の表情が見える距離で豊かなホールの音響に包まれて多彩な演奏を楽しめるのは実に大きな喜びです。たしか、飯森範親さんが常任指揮者に就任したときに取り上げた曲目、バルトーク「管弦楽のための協奏曲」の演奏をきっかけに定期会員になったのではなかったろうか。それ以前は、たしか単身赴任の変則夜間勤務の時期だったはずなので、夜の演奏会に行くのは無理な話だったはずです。たぶん、定期会員になってもう20年くらいになるのかなあ。



写真は、ある日のメニュー、ハンバーグ・パスタ。見た目は豪華版(?)ですが、実は前日の残り物の煮込みハンバーグをトマト味のスパゲッティ・アラビアータに添えただけで、かなりの手抜きバージョンです。まあ、美味しさは変わりませんので、相乗効果で格別でしたと言っておきましょう(^o^)/

コメント

24時間心電図を調べてみた結果

2023年12月14日 06時00分46秒 | Weblog
24時間心電図を調べてみた結果について、心臓内科専門の医院で説明を受けてきました。測定結果を保存したSDカードは前日のうちに読み込ませてあったようで、分析ソフトが多方面から解析し、結果を波形データと共に表示してくれます。この解析ソフトは、専門的な測定技師のノウハウを自動化・無人化してしまうもののようで、すごいなあと驚くと共に、医療分野の専門性がゆらいでいる象徴のようなものかもしれません。ただし、結果を踏まえた上での診断となると、まだまだ機械に委ねるわけにはいかないのが現実のようです。

で、その結果を読み取った専門医としての診断は、おおむね次のようなものでした。

24時間の心臓拍動は 9万〜11万 くらいだが、私の場合は 10万9000 で、心臓はよく働いている。
心拍数は 55〜123 で平均値は 76、不整脈は若干見られるがポーズ時間は 2.1秒程度で、
連発もないし、良性と言える。上室性期外収縮もあるが、問題はごく少ない。
狭心症の兆候も見られない。
総じて結果は良好、治療の必要はない。健康診断の結果、また引っかかったらそのときに
再検査する形で、定期的な検査も今のところ必要はありません。

うん、ありがたい。服薬後の変化もないようだし、長期にわたる抗アレルギー薬の影響が見られないだけでもだいぶ安心できます。



少しだけ計算してみました。
心拍数というのは、1分間あたりの拍動回数を言うのでしょうから、

76回/分×60分/時=4,560回/時
4,560回/時×24時間/日=109,440回/日

となり、およそ10万9,000回となります。おそらく、パソコン上ではこんな計算をしているのでしょう。

(*1): 正常心電図の画像は、心電図検査について〜宮崎大学医学部附属病院検査部のサイトよりお借りしました。

コメント

WindowsデスクトップPC発注のその後

2023年12月13日 06時00分30秒 | コンピュータ
過日、Windows デスクトップPCを発注したことは、すでに記事(*1)にしておりますが、ブラックフライデーの期間中だいぶ好評だったらしく、11月30日に「欠品なのでしばらくお待ち下さい」との連絡が入っていました。Ubuntu Linux のメインPCは快調なので別に急ぐ理由もないし、どのくらいで納期が確定するのか、むしろそちらの方に興味を持って推移を見守っていましたら、12月11日付けのメールで納期が確定したとの連絡が入りました。どうやら今週末までには届くようで、欠品の連絡が入ってから2週間あまりで納入態勢ができたことになります。だいぶ前の記憶ですが、ライバルのD社の場合は発注してから海外の生産拠点に連絡が行き、実際に届くのは1ヶ月後というような実態だったと記憶しています。D社も今はだいぶ改善されているのでしょうが、法人向け機種は別として主要機種は国内生産の体制を取っている hp 社の生産能力を感じるところです。

で、結局は雪の予報が出ている週末に届くことになりそうですが、無事に届いたならば Windows 11 をセットアップして、さらにいくつかの常用アプリケーションを導入して環境設定、それが終わったらサブノート ThinkPad の Linux 化と続きます。それはそれで、楽しみなことです。

(*1): WindowsデスクトップPCを注文する〜サブノートはLinuxへ〜「電網郊外散歩道」2023年12月



コメント

24時間心電図を装着して

2023年12月12日 06時00分01秒 | 健康
先の健康診断の結果、「ブルガダ型心電図、要精検」と言われましたので、亡母の主治医が心臓が専門だったことを思い出し、受診しました。念のため24時間心電図を調べてみましょうということで予約を取り、昨日の午後から機器を装着、今日の夕方まで行動記録をメモしながら生活しています。センサー部と思われる丸型のパッドを胸や脇腹に装着し、そこから細いケーブルが小さな四角い機器に集まっています。どうやらへその上部に固定したこの機器で記録を保存するようで、看護師さんに尋ねたらSDカードが入っているのだと教えてくれました。およそ24時間分の記録をパソコンに読み込み、心電図のデータとして分析するのだそうです。健康診断での心電図は短い時間の検査ですので、24時間の結果を見ればより精密にわかる、ということでしょう。機器の小型化にも驚きますが、SDカードという媒体がこうした用途に適しているとも言えます。健康を保つ上で、程よい運動が大切だと強調される昨今、心臓の不安は少ないほうが望ましいでしょうし、行動記録では服薬時刻も項目にありますので、長く続けている抗アレルギー薬など服薬の影響が出ていないかも興味深いポイントです。さて、結果はいかに。

(*1): ホルター心電図の看護〜検査の手順と留意点など〜ナース専科
(*2): イラストは、「かわいいフリー素材集・いらすとや」より。

コメント (2)

音楽が鳴っているのはOKだがTVがついているのはどうも

2023年12月11日 06時00分53秒 | Weblog
不思議なもので、映像を見る・見ないにかかわらず、テレビがついているとその部屋で備忘録ノートを広げても、どうもうまく書けません。特にバラエティ系はだめです。単調な作業だとできなくはないけれども、考えながら書く、文章をまとめるというような作業は難しいです。
これがラジオだと、FMであるかAMであるかに関わらず、音楽が鳴っていても何の抵抗も支障もありません。私の脳みそは、どうも音楽と備忘録は並列処理できるようです。たぶん、音楽は脳の奥の方で処理し、備忘録を書く作業は大脳皮質の外側のほうで行われているから(*1)、なのでしょう。言ってみれば、昔風な喩えですが、CPUのほかに数値演算コプロセッサを装着した状態に近いのかもしれません。

写真は、今年のサツマイモを使って妻が作ってくれたスイートポテト。爺さんには珍しいと言われるかもしれませんが、おいしいので実は大好物です(^o^)/

(*1): 人間の脳は大きく3つの部分からなっている〜日本学術会議おもしろ情報館「学習と記憶」

コメント (2)

やんちゃ猫・李白が我が家に来て1年

2023年12月10日 06時00分27秒 | アホ猫やんちゃ猫
息子の友人の御縁で、やんちゃ猫・李白が我が家にもらわれてきてから1年が過ぎました。やって来たときは生後3ヶ月の子猫で、動作がいかにも可愛らしく、写真で見るとこの一年の成長が感じられます。次の2枚の写真は、昨年の12月のものです。




一方、現在、すなわち2023年12月の李白は;



こんな感じです。「ミュー」という鳴き声はまだ子猫のようなボーイソプラノで、やってることは変わらないのですが、体の大きさは格段に成長が感じられます。




私のデスクの上がお気に入りのようで、ディスプレイ上のマウスカーソルを追いかけたり、ダイアリーや備忘録を書いているペン先を追いかけてちょっかいを出したりします。大事な書類は、食い破ったりされないようにフォルダに入れて対策しておく必要があるなど、油断できません。くたびれると膝の上で寝てしまうので、私が動けなくなってしまいます。それがなんとも可愛いので困ってしまいます(^o^)/




先代のアホ猫母娘は20歳と21歳で亡くなりましたが、李白が20歳まで生きるとすると私は卒寿か。妻と二人、健康で元気に過ごせますようにと願いながら、李白のやんちゃに適宜対応していきたいと思います(^o^)/

コメント (6)

新しい年の各種ノート類を準備する

2023年12月09日 06時00分44秒 | 手帳文具書斎
妻もお出かけして留守番となった雨降りの金曜日、寺の行事のポスターを掲示した後、新しい年の手帳・ダイアリーと備忘録など各種ノート類を準備しました。手帳とダイアリーは兼用で、高橋書店のフェルテ9というB6判のものとすでに決定しています(*1)が、その他のノート類については次のように準備しました。

  • 備忘録ノートについては、新年も引き続きツバメノートのA5判A罫100枚のものを使うこととし、表紙に「2024 (1)」とタイトルを入れ、表見返しと裏見返しに大小の窓付き封筒をちょうどよい大きさに切り取り、貼り付けました。


    レシートやパンフレットなどを一時的に保管するのに使う予定。

    また、先日購入したワークマンのルームシューズのゴムバンドがちょうどよいので、しばらく備忘録ノート専用の落下防止バンドとします。
  • 「農作業メモ」ノートは継続使用とします。作業従事記録を表形式として、1日1行で記録するようにしましたので、ページ消費がだいぶゆっくりになっています。2022年9月〜2023年12月までの1年3ヶ月で50ページほど使っていますので、残りは40ページ余り。たぶん2024年の1年間は間に合うだろうという見通しです。


  • 「枕元雑記帳」と手元の雑記帳も継続使用。

  • 買い物メモ等に使っているミドリの「ダイヤモンド・メモ」は残り7〜8枚になっていますので、たぶん新年には更新となる見通しですが、特にあらたまって準備するほどのものでもないし、すでに何種類かが待機中です。
  • 車の「給油記録」と「料理メモ」ノートも継続使用。前者はコクヨの測量野帳(統計罫)に1台に1冊を専用ノートとして記録しており、給油記録の他に整備記録も残しています。コクヨのソフトリングノートを使っている「料理メモ」は、今年新しくしたばかり(*2)でそれほどページが進んでおりませんので、当分は大丈夫でしょう。

こうしてみると、今年は手帳(ダイアリー)と備忘録ノートを更新するだけで大丈夫そうです。



(*1): 新年のダイアリーを確保する〜同じフェルテ9を選択〜「電網郊外散歩道」2023年11月
(*2): 「枕元雑記帳」と「料理メモ」ノートの更新のことなど〜「電網郊外散歩道」2023年1月

コメント (2)

映画「ゴジラ-1.0」を観る

2023年12月08日 06時00分17秒 | 映画TVドラマ
雨が降り出した木曜の午後、妻と二人で映画「ゴジラー1.0」を観てきました。映画「ゴジラ」といえば、私がまだ小学校の3〜4年生だった昭和30年代のある日、小学校の体育館で映画教室が開かれ、白黒の「ゴジラ」を初めて体験しました。何月ごろだったのか季節も記憶にないのですが、怖かったことだけは鮮明に覚えていて、夢にまで出てきたのでした。ゴジラに追われて逃げ惑う中で、なんとか物陰に隠れるのですが、ゴジラのあの眼がギロリとこっちを向いて見つかってしまうのです! あの怖さは、おそらく生涯「最恐」の映画でした。

で、今度の映画「ゴジラ-1.0」は、このオリジナルの「ゴジラ」をリスペクトし、踏襲して作られているらしいと何かで読み、これはぜひ観たいと映画館に足を運んだという次第。その結果は、子供の頃の恐怖を思い出させるような迫力がありました。もう一つ、特攻から逃げ、ゴジラとの戦いからも逃げた青年の人間ドラマもあり、殺す技術を強いられてきたエンジニアたちが生きのびるために工夫したパラシュートなど、なるほどそう来たかと思わせる描き方で、特攻や犠牲の死を美化しない描き方は共感できるものでした。

【予告】映画『ゴジラ-1.0』《2023年11月3日劇場公開》


もう一つ、伊福部昭のゴジラの音楽はやっぱりスゴイ。特に劇場の音響の力もあり、緊迫感、緊張の盛り上がりが否応なく持っていかれる感じです。ただし、ビキニ環礁での水爆実験の影響は示唆されていたものの、オリジナルと比べて原水爆実験への批判や核兵器への疑問などの面が後退したのは否めず、このあたりはキリンのようなコンクリートミキサー車が林立して血液凝固剤を注入して抑え込んだ「シン・ゴジラ」(*1)が福島第一原発の事故を念頭に置いたものになっているのともまた違うスタンスになっているようです。

(*1): 映画「シン・ゴジラ」を観る〜「電網郊外散歩道」2016年8月

コメント (2)

仲道郁代『ピアニストはおもしろい』を読む

2023年12月07日 06時00分42秒 | -ノンフィクション
果樹園の作業も終わり、読書の秋ならぬ読書の冬となっております。春秋社刊の単行本で、仲道郁代著『ピアニストはおもしろい』を読みました。仲道郁代さんの演奏は、2008年の5月に、山響第189回定期演奏会の中で飯森範親さんの指揮でショパンの「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」を聴いています。また、山響の新シーズンのラスト、2025年3月に鈴木秀美さんの指揮でベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番が予定されています。そんなこともあって、たまたま目についた本書を手に取り、読み終えたところです。

本書の構成は、次のようになっています。

第1章 ピアノの子[日本編]
第2章 ピアノの子[アメリカ編]
第3章 ピアノの子[ドイツ編]
第4章 子連れピアニストがゆく
第5章 ピアニストと賢者の意思
第6章 社会の中のピアニスト
第7章 ピアニストという生物がいる
第8章 いつも心にピアノ

この中で、ピアノという楽器に触れ、ピアニストになっていく過程での日本、アメリカ、ドイツの教育と環境の特徴が興味深くおもしろい。画一的な面はあるけれど基礎をキッチリ、システマティックにたたきこむ日本、それぞれの美点、持ち味を称賛し伸ばしていく多民族社会の米国、街の生活と環境の中に音楽の歴史が息づくドイツ。なるほど、こんなふうにしてピアニストは育ったのだなあと納得、でも子連れピアニストの生活は大変そうだし、ピアニストの母について歩く子どもも大変そう。

第5章、ピアニストから見た作曲家の本質、特色のところはとても興味深く、参考になりました。モーツァルト、ショパン、ドビュッシー、ベートーヴェン、そしてシューマン。高校生のある時期に、突然、シューマンのピアノ・ソナタ第1番の世界にハマったこと。そして見つけた「クライスレリアーナ」の世界。ちょっと不器用なシューマンの世界に共感するところは、なんだか私も遠い昔を思い出し(*1)そう(^o^)/

こんど、山響と共演する予定のベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番については、第6章255ページで

エドウィン・フィッシャーかどなたか大家が、この曲については「最初のソロを弾いた後、オーケストラの演奏の間ずーっと、自分がいかに下手に弾いたかを反芻させられるからとてもつらい」とどこかに書いておられた。(同感だ!)

とありますが、いやいや、古い歴史の残る山形で温泉に入り美味しいものを食べ、アットホームで前向きなオーケストラと包容力のある聴衆と共に演奏会に臨めば、きっと幸福な気分が味わえますって!



その点はボクが保証します、って李白も寝言で言ってます(^o^)/

(*1): シューマン「ピアノ・ソナタ第1番」を聴く〜「電網郊外散歩道」2007年12月
(*2): ピアノの調律が終わると響きが格段に良くなる〜「電網郊外散歩道」2023年10月


コメント (2)

「ルームシューズで足元を暖かく」計画

2023年12月06日 06時00分58秒 | 料理住居衣服
我が家は築250年くらいの古民家をリフォームしたもので、最近の新しい住宅のように床暖房の設備はありません。冬季間、温風ヒーターと寒冷地用エアコンを併用していると、部屋の上方は暖かくなりますが、床に近いところはどうしても温度が低くなり、普通のスリッパだと足元が冷えてきます。この対策として、サーキュレータの利用やレッグウォーマー、ソックスの重ね履きなどを工夫していますが、やっぱり寒いです。コタツに入ると寝てしまい、動かなくなってしまいますし、デスクの足元に足温器を出してくるのは、厳冬期は仕方がないですが、まだそこまでではないでしょうから、この時期、工夫を要するところです。

そこで考えたのは、「職場では靴をはいていたのでそれほど寒さを感じなかった」という事実です。夏場にはむれてしまうので、デスクの下ではスリッパに履き替えたりしていましたが、冬場は靴が暖かく便利でした。では、一般家庭で室内で履ける靴のようなものはないのだろうか? たしか亡母の晩年に歩行器とともに介護シューズのようなものを併用していたのだから、類似のものはあるのではないか。探してみたら、「ルームシューズ」というのがあるらしいことがわかりました。



例えばワークマンのルームシューズの場合は、保温性の高いブラックアルミを裏地に使用し、スリップしにくく洗濯が可能らしい。これは試してみる価値があるだろう、ということで、地元のワークマンに出かけてメンズ・フリーサイズ(25.0〜27.0cm)のグレンチェックを購入してきました。なるほど、たしかにスリッパよりもはるかに暖かいです。五本指付きソックスと併用し、汗でむれるのを防ぎつつ、体育館シューズのように動き回っても床を傷めることもなさそうです。ワークマンの「ルームシューズ」980円、これはヒットでした。厳冬期には足首も隠れるショートブーツ型を試してみるのもいいかもしれません。

コメント

人の声で始まるバッハ「フーガの技法」を聴く

2023年12月05日 06時00分26秒 | -室内楽
     (J.S.バッハ、Wikipediaより)

バッハの「フーガの技法」は、ある意味、不思議な音楽です。もともとはチェンバロなどの鍵盤楽器がオリジナルなのだそうですが、楽譜に演奏する楽器の指定がないために、いろいろな楽器の組み合わせで演奏されているのだそうな。だいぶ前に、廉価盤で親しんだリステンパルト指揮ザール室内管弦楽団による録音を取り上げ、記事にした(*1)ことがありますが、ときどきこの不思議な音楽を聴きたくなることがあり、見つけたのがこれ、人の声で始まる「フーガの技法」です。しかも、先日、山響定期でベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を聴いた佐藤俊介さんのお顔も見えるではないですか。そうか、たしかネーデルランド・バッハ・ソサエティのオーケストラのコンサートマスターだったんだなあ。今更ながら、再認識。

Bach - The Art of Fugue BWV 1080 - Sato | Netherlands Bach Society


うーむ、正確に言えば「人の声で始まる」だけでは正しくない。スキャット風もある「声楽が加わった」フーガの技法。管楽器だけのところもたいへん魅力的ですし、弦楽器もヴァイオリン族だけでなく、ヴィオール族というのでしょうか、ギターのようにフレットを持ち、チェロのように抱える楽器群も加わっています。長生きしたバッハの最後の作品だったかもしれません。相変わらず不思議な雰囲気を持つ音楽ですが、かなり新鮮な感じがします。

(*1): J.S.バッハ「フーガの技法」を聴く〜リステンパルト指揮ザール室内管〜「電網郊外散歩道」2010年12月

コメント

万年筆にインクを補充するのが楽しい理由

2023年12月04日 06時00分29秒 | 手帳文具書斎
少し前に「万年筆にインクを補充するのは、実はかなり楽しい」という記事(*1)を書いていますが、万年筆にインクを補充するのがなぜ楽しいと感じるのだろう? とくにインクコンバータで吸入するときは、なんだか嬉しくなってしまいます。インク瓶をひっくり返してリザーバタンクにインクを満たし、ペン先を突っ込んでコンバータのネジをくるくる回してインクを吸入すると、空っぽだったコンバータ内にインクが満たされる。ペン先についた余分なインクをティッシュペーパー等で拭き取り、試し書きするときのスムーズさは、うーむ、なんと言ったら良いのでしょうか、調べるべきことが明確になった化学実験で試薬を準備し、ピペットで少量ずつ分注するときのような気分と言ったらわかってもらえ……ないだろうなあ(^o^)/








一方で、インクを補充するたびに指を汚し、残念な気持ちになるものもあります。例えば叔父さんの遺品となったモンブランのマイスターシュテュック149がそれ。見た目は立派なのですが、最近は尾栓のところからインクが漏れるらしく、尾栓を回してインクを補充すると指が汚れます。叔父さんも長年愛用したものですし、舶来製品は一般に国産製品のような耐久性・信頼性は期待できないケースが多いので、仕方のないことかもしれません。今回、思い切って水洗いして、控えに回すことにしました。




(*1): 万年筆にインクを補充するのは、実はかなり楽しい〜「電網郊外散歩道」2023年11月

コメント

炊飯ジャーのゴムパッキンが届き、ついでにマウスパッドも新調

2023年12月03日 06時00分17秒 | 料理住居衣服
先日、量販店に取り寄せを依頼していた炊飯ジャーの補修部品(*1)、正確には負圧パッキンというものだそうですが、「届きました」と連絡があり、受け取ってきました。275円。11月29日に依頼して届いたのが12月1日ですので、3日で届いたことになります。もしかすると通販よりも早いのかもしれません。本体を買い換えようかと真剣に考えていた妻は、かなりの節約になり喜んだのか、それとも日常の道具の更新の機会をのがして残念だったのか、そのあたりは聞きそびれました(^o^)/



量販店に行ったついでに、マウスパッドが古くなっていることを思い出し、せっかくなのでエレコムのソフトレザータイプのものを購入してきました。税込1,024円。今までのものとは異なり、デスク面にぴたっと吸い付くようで、使っている間にずれたりすることがないようです。私の方は、道具が新しくなり、ちょいと嬉しい(^o^)/





(*1): 炊飯ジャーのゴムパッキンが切れたが補修部品で対応できそう〜「電網郊外散歩道」2023年11月

コメント

意欲の減退や悲観的な気分への対処は老年期の課題かも

2023年12月02日 06時00分07秒 | Weblog
人によって違いはあるのでしょうが、私たち夫婦ともに、古希の前後に意欲の減退や悲観的な気分に陥ることがありましたし、今でもときどき顔を覗かせることがあります。いわゆる「やる気が出ない」「投げやりな気分になっちゃう」状態です。これはおそらく老年期に起こりがちな神経伝達物質の分泌減少やバランスの偏りなどが背景にあるのでしょうが、一緒に暮らしていると、時としてお互いに対応に困る場合もあります。長年連れ添っている間柄でもそうなのですから、息子・娘や若い夫婦が同居していたりしたら、若い世代にとってはなんとも鬱陶しくウザい面が強く感じられてしまうことでしょう。三世代同居率全国第一位の山形県でも、同居の若夫婦が家を出てアパートぐらしを始めたなどというケースを耳にすることがありますが、ありうることだろうなあと思います。



これらの、老年期の意欲の減退や悲観的な気分をうまくやり過ごし、平安な関係、状態に戻すには、おそらく理解と忍耐、あるいはお天気の良い日には太陽の光を浴びて一緒に畑で労働をするというようなことが大事になるのだろうと思います。

コメント