電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

残念!「秋姫」で詰めを誤る

2010年09月15日 06時02分08秒 | 週末農業・定年農業
この春から収穫を楽しみにしてきたスモモの「秋姫」、剪定をし、摘果をして大きく育て、収穫間近になっておりました。ところが、九月上旬にばたばたと忙しく、また猛暑にも負けて、大事な消毒を忘れておりました。なに、たいしたことはなかろうとたかをくくっていたら、なんと、大きな果実がばたばたと落果し、ほぼ全滅(T-T) くやしい~!

写真は、辛うじて残っていたわずかな収穫のうちの一個です。仕方がありません。来年は、詰めを誤らないよう、八月下旬から九月上旬の防除を忘れないように、ここに記録しておくことにします。
しかし、くやしい~!

あまりくやしいので、一段と早起きして、サクランボの褐色せん孔病の防除をしましょう。来年の花芽形成のためには、今からの時期の葉が大切です。褐色せん孔病が出てしまうと、葉が一斉に落葉してしまいます。薬剤は、銅を主成分とする古典的なボルドー液。台所の生ごみ用に銅製のネットを使うと、銅の抗菌効果で雑菌の繁殖を抑制できる、あれと同じ原理です。
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高速道路とエアコンの常用が燃費に与える影響

2010年09月14日 06時01分31秒 | Weblog
この夏は、無料化された高速道を走ることが多く、また猛暑のためずっとエアコンをつけている状態でした。昨年、一昨年と比較すると、車も運転者も同じなのですが、だいぶ大きな違いがあります。参考のために、夏の燃料消費率を比較してみました。

年\月 -6月- -7月- -8月- 備考
2008年 20.2 19.7 18.8 一般道中心
2009年 20.1 21.3 19.5 同上
2010年 18.9 17.6 17.1 高速道中心
平 均 19.7 19.5 18.5 (km/l)

同じ Nissan TIIDA Latio 1500(CVT) での通勤ですので、違いは通勤路の違いだけです。こうして比較してみると、次のようなことがわかります。

(1) 高速道中心の走行になって、燃料消費率は 1~3km/l ほど低下しました。低下の度合いは、エアコン使用の頻度が高いほど大きいようです。
(2) それでも、1トン超の1500ccオートマチック車の燃費とは思えないほど良好です。
(3) 信号が少なく渋滞しない一般道を行く方が、結果的に燃費も疲れも少ない場合があります。このあたりの判断は、距離と走行慣れによるものでしょうか。
(4) これまでのデータでは、車検直後の年には燃費データが1km/lほど低下する傾向がありました。今回も、冬の車検の影響が若干あるかもしれません。

なるほど。一概に高速道路を使う方が便利だとは言えない面があります。実際に、最近は高速道と隣接して走る一般道が空いていて、以前よりずっと楽に走れるようになった気がします(^o^)/
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荒木源『ちょんまげぷりん』を読む

2010年09月13日 06時03分45秒 | 読書
小学館文庫で、荒木源著『ちょんまげぷりん』を読みました。シングルマザーで某システムエンジニアリングに勤務する遊佐ひろ子と、遊んでもらえない欲求不満からわがままいっぱいに育っている息子の友也の目の前に、江戸時代からタイムスリップしてきたらしい侍が現れます。侍の名前は木島安兵衛。

安兵衛さん、東京の街は勝手が分からず、行き倒れ寸前の状態で、ひろ子と友也のマンションに居候することになります。しかも、硬派の安兵衛さんは、ただ養われるのは不本意と、家事を一手に引き受けると宣言。かくして、サムライ主夫が誕生します。

この主夫殿、まったく手抜きということを知りません。初めのうちこそ色々な失敗はするものの、居間も台所もピカピカに掃除し、持ち前の粘り強さと研究熱心さから、ひろ子も驚くほどの力を発揮します。子どもの遊びの相手も正面から。友也も安兵衛さんに信頼を寄せます。そして、本人がいちばん努力し成果をあげたのがお菓子づくり。二人とも思わずびっくりするほどの上達に、ひろ子の友人の平石佳恵は、テレビのお菓子づくりコンテストに勝手に応募してしまいます。

うーん、いくらテレビや本で勉強し、本人も研究熱心だとはいっても、わずか数ヶ月でお菓子の街を作るというのは、無理があるんじゃなかろうか、とは思うのですが、作者はそんなことはおかまいなしで、テレビ界も戯画化して見せます。このあたり、作者のハチャメチャな想像力は、破壊力抜群です(^o^)/

タイムスリップものといえば、先日の『アーサー王宮廷のヤンキー』(*1)をはじめとして、『つばき、時跳び』(*2)や『時のかなたの恋人』(*3)など、おもしろく読んでいますし、途中からではありますが、テレビで「仁~JIN~」(*4)をおもしろく観ました。さらにこのたび、やや軽めの一冊が加わったことになります。すでに映画にもなっているそうな。楽しそうですね。


(*1):マーク・トウェイン『アーサー王宮廷のヤンキー』を読む(1),(2),(3),(4)~電網郊外散歩道
(*2):梶尾伸治『つばき、時跳び』を読む~電網郊外散歩道
(*3):ジュード・デヴロー『時のかなたの恋人』を読む~電網郊外散歩道
(*4):日曜劇場「仁~JIN~」のこと~電網郊外散歩道
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ベートーヴェン「ピアノソナタ第5番Op.10-1ハ短調」を聴く

2010年09月12日 06時05分08秒 | -独奏曲
朝晩は、ようやく涼しくなりました。これまでは、暑さでげんなりしていましたが、ようやくベートーヴェンのピアノソナタを聴いてみようという元気も出てきます。ピアノソナタ第5番 Op.10-1 ハ短調、ブルーノ・レオナルド・ゲルバーの演奏で、DENON 33CO-2203 という正規盤。ゲルバーのベートーヴェン・ピアノソナタ全集の初回発売で、3,300円のCDを1枚ずつ購入し、全部が揃うのを楽しみにしていたものでした。

第1楽章:アレグロ・モルト・エ・コン・ブリオ。出だしからしてすでに「ベートーヴェンのハ短調」の特徴が全開です。強弱、高低などの強い対比があり、訴える力のある、いかにもベートーヴェンらしい楽章と言ってよいでしょう。
第2楽章:アダージョ・モルト。変イ長調。変化や対比に富みますが、若いベートーヴェンらしく、後期のような深刻な深さには至らず。でも全体として精緻で気品ある緩徐楽章です。
第3楽章:フィナーレ、プレスティッシモ。一種の切迫感を感じさせる音楽が、自然に解決していくような過程がおもしろい。フィナーレとしては意外なほど短い楽章です。

添付の解説(平野昭氏)では、1795年から1797年の間に作曲されたとされていますが、青木やよひさんの『ベートーヴェンの生涯』の年譜では1798年、ベートーヴェン28歳の時の作品とされています。この年、ピアノソナタでは、第5番、第6番、第7番、第8番「悲愴」、第9番が書かれているそうです。いずれにしろ、彼の難聴が次第に明瞭になり自覚されるようになる、まさにその直前の時期の作品と言ってよいでしょう。

使用した楽譜は児島新校訂の春秋社版で、ピアノはスタインウェイ。1987年の7月29~30日の2日間、パリのノートルダム・デュ・リパン教会でデジタル録音されています。制作は馬場敬、録音はピーター・ヴィルモース、技術は高橋幸夫とクレジットされており、鮮明で自然な雰囲気の収録です。

■ブルーノ・レオナルド・ゲルバー盤
I=5'34" II=7'43" III=3'49" total=15'06"
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城山三郎『そうか、もう君はいないのか』を読む

2010年09月11日 06時01分00秒 | 読書
新潮文庫で、城山三郎著『そうか、もう君はいないのか』を読みました。学生時代に偶然に出会い、空白期間を経て再会した「妖精」さんと恋愛結婚をし、大学の講師と作家を掛け持ちしていた若い時代のことや、文學界新人賞、直木賞を受賞して作家として独り立ちした頃の取材旅行時のこと、そして妻の癌発病と死去までを率直に綴った追想録です。さらに七年後、妻の後を追うまでを見つめた次女の文章が併せて収録されています。

うーん、伴侶が亡くなったとき、良く言えばそれまで一心同体のように過ごしてきた、悪く言えば一方が他方に依存しきってきた夫婦ほど、打撃が大きいのでは。とくに著者のように強く思い込むタイプの場合、夫人を失ったことは大きな痛手だったことでしょう。仕事場から自宅に寄り付かなくなるとか、赤ワインに耽溺するなどの日常は、ほとんどたがが外れてばらばらになる寸前の状態です。仕事以外を肩代わりしてもらっていた妻がいなくなってしまい、生活に破綻をきたした状態で亡き妻をしのぶ詠嘆は、いささか主観的なのではないかと、意外にもキビシク冷静な読後感でした。

むしろ、天国の入り口で迎えに出た奥さんに、「あなた、もっとしっかり生活しなくちゃダメじゃないのッ」と叱られて小さくなっている著者の様子が目に見えるようです。



亡父の葬儀の際に戦友の方が読まれた弔辞は、内容は涙が出るほどありがたいものでしたが、表現は意外なほど美文調・詠嘆調だったことに内心で驚いたものでした。そうか、あの世代の方々は、世俗の抑制が外れたときには、ああいう文章を書かれるのか、と認識を新たにしたものでした。どうも、よく似た雰囲気を感じます。
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最近、購入した本

2010年09月10日 06時02分17秒 | Weblog
新刊書、古書を含めて、最近購入した本のリストです。

(1) クリス・アンダーソン『フリー~<無料>からお金を生みだす新戦略』(NHK出版)
(2) 柳澤桂子『いのちのことば』(集英社)
(3) キプリング『プークが丘の妖精パック』(光文社古典新訳文庫)
(4) 城山三郎『そうか、もう君はいないのか』(新潮文庫)
(5) 壷井栄『24の瞳』(新潮文庫)
(6) 荒木源『ちょんまげぷりん』(小学館文庫)
(7) 上山明博『ニッポン天才伝~知られざる発明・発見の父たち』(朝日新聞社)

アンダーソンの『フリー』は、海の向こうで話題になったものの翻訳のようです。柳澤桂子さんの本は、難病で寝たきりの生活の中で考えたことを綴ったものと思われます。キプリングは、元理系少年には縁遠い世界で、初挑戦。壷井栄の本は、あまりに有名ですが、実は未読でしたのでこの際。『ちょんまげぷりん』は、「夏はタイムトラベルもの~」とおっしゃる某ご近所さんの影響でしょうか(^o^)、180年前の侍が現代の東京のシングルマザーのところに転がり込む話です。『ニッポン天才伝』は、ちょいと幕末~明治期の科学・技術の導入の経緯を、人物の面から調べているものですから、桜井錠二や島津源蔵などを資料として。

さて、ようやく涼しくなってきました。過ごしやすい季節です。読書もはかどりそうです。
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モノクロ・レーザープリンタが届き、印刷設定をする

2010年09月09日 06時02分09秒 | コンピュータ
先日、Amazon から荷物が届きました。発注していたブラザーのレーザープリンタ HL-5380DN と交換用トナーです。やけにでかい箱で心配しましたが、開けてみると本体はけっこうコンパクトで、キヤノンの複合機 MP-55 よりも一回り小型です。さっそくデスクサイドに設置しました。



電源ケーブル以外は何も接続せず、テスト印刷をしてみると、思っていた以上に印刷が早い。



プリンタの電源を切り、「かんたん設置ガイド」をもとに、まず WindowsXP マシンにドライバを導入します。要するに、ドライバを導入してから接続するところがポイントです。Windows ではパラレル(セントロニクス)で接続することとし、ドライバを導入後に接続してプリンタ電源を入れると、自動的に認識しました。このあたりの簡単さは、Windows の功績でしょう。テストプリントしてみると、見慣れた WindowsXP テストプリント結果が排出されました。



では Linux では? Ubuntu 10.0.4LTS 機にプリンタを USB 接続し、電源を入れてみましたが、さすがにドライバはありませんので、ネットで検索したところ、ブラザー社のサポートページ(*)が見つかりました。それによれば、ブラザースクリプト搭載機種では、Windows 用の *.ppd ファイルを所定のディレクトリにコピーすることで、Linux 上でも運用できるのだそうな。それでは、というわけで、こんなふうにしました。

(1) PC 本体に USB ケーブルで接続し、プリンタ及び PC の電源を入れます。
(2) Ubuntu 10.0.4 LTS が起動したら、CD ドライブに Windows 用のドライバ・ディスクをセットします。
(3) 画面上部のメニューから

「システム」ー「システム管理」ー「印刷」ー「追加」ー「Brother HL-5380DN」ー「進む」ー~検索中~ー「Choose Driver で ◎Provide PPD file をチェック」ー「ディレクトリ選択ボタン」ー「HL5300」(CD)ー「install」ー「jpn」ー「PS」ー「PPD」ー BR5380_4.PPD

を選んでインストールします。以下、省略(^o^;)>poripori
(4) 終わったら、テスト印刷をしてみます。

それぞれのテストプリントの様子です。左が WindowsXP, 右が Ubuntu 10.0.4 LTS です。



以上、意外に簡単に導入できました。このあたり、Postscript3 互換が効いているようです。

アプリケーションからの印刷も試してみました。Firefox から当ブログ記事を印刷してみましたが、モノクロながらきわめてスムーズに印刷できました。やったね!

(*):PPDファイルのインストール方法(2)~ブラザー社のサポートページ
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妻の新車が届く

2010年09月08日 06時04分40秒 | Weblog
先に13年超で更新予定と書いていた、妻の新車がようやく届きました。お盆すぎとの予想でしたが、例のエコカー減税のかけこみ需要のラッシュで、手間取った模様です。コーラル・ピンクというのか、珊瑚色の Nissan MOCO です。
当方の車の更新の際に、三年越しで粘り勝ちした某セールスさんの、またまたのヒット。だって、他社のセールスさんはぜんぜん来ないもの(^o^)/
あまりに田舎で、敬遠されてるわけでもないでしょうに(^o^)/

ちょいと乗ってみましたが、いまどきの軽自動車は、よくできていますね!驚きました。車がないと生活に不便をきたす山形県ですが、ちょいと街乗り、もとい、村乗り(^o^)ならばこれで十分のような気がします。もっとも、妻はただいま旅行中。残念ながら、初乗りはまだお預けです(^o^)/
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モノクロ・レーザープリンタを発注する

2010年09月07日 06時02分57秒 | コンピュータ
数年前に、ずいぶん長い間愛用した CANON のパーソナル・ページプリンタ LBP-310 が壊れ、娘のところからお下がりでやってきた同社の PIXUS MP-55 を使っています。



でも、数十枚の大量印刷には、レーザープリンタがないと、やっぱり不便です。今まで LBP-310 を便利に使ってきただけに、すぐインク切れの点滅になってしまう不便さには、なかなか慣れることができません。最近は、カラーのレーザープリンタもだいぶ普及してきていますが、トナー交換時の経費を考えると、日常用途には不向きです。そこで、パーソナル型のモノクロ・レーザープリンタを購入することとしました。いまどきはやらないらしく、行きつけの量販店にも、選択肢はほとんどありません。

(1) 安価であること
(2) UbuntuLinux, WindowsXP の両方で使えること
(3) ネットワーク運用ができること
(4) 両面印刷ができること

などを条件に検討したところ、ブラザー社の HL-5380DN という機種が候補に浮上しました。パラレル(セントロニクス)とUSB接続とLAN接続と、三系統の接続ができ、両面印刷ができる。しかも、BR-Script 3 という Postscript 互換のページ記述言語に対応しているとのこと。ふーん、そうなのか。それでは、Linux や LaTeX への対応もスムーズかなと思って、これに決定。で、トナーも一緒に Amazon に発注しました。本体が約3万円、交換用トナーカートリッジが1万2千円、計4万2千円くらい。数日中に届くそうな。三つの入力の優先順位はどうなっているのか、Postscript 互換の BR-script3 の出来栄えなど、興味深い実験ができそうで、楽しみです。

(*1):ブラザーHL-5380DNの仕様と解説ページ
(*2):Postscriptとは~Wikipediaの解説ページ
(*3):UbuntuWeeklyRecipe:第67回「GW特別企画・Ubuntu Japanese Teamの人はUbuntuをこう使っている!(前編)」
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新カテゴリ「アホ猫」「料理」を独立させました

2010年09月06日 06時01分27秒 | ブログ運営
「Weblog」カテゴリがいっぱいになってきて、過去記事を探すのが容易でなくなったので、新カテゴリで独立させようと考えました。すぐ思い浮かんだのが「アホ猫」と「料理」です。頂戴するコメントではずいぶん人気がある我が家のアホ猫記事を数えてみたら、ずいぶんな数に。これは間違いなく独立の資格あり、でしょう。

また、最近「山形芋煮の作り方」の記事にアクセスが多いようで、これは時節柄「日本一の芋煮会」のニュースなどに触発されて、作ってみようとレシピを検索する方が多いためと考えられます。単身赴任の時は、お弁当づくりも楽しみましたので、いわゆるグルメなクッキングではなくて、超簡単ありあわせ材料で楽しむ料理記事がけっこうな分量になっています。季節の材料を用いた我が家の定番メニューも加えて、「料理」というカテゴリーも独立させました。中には、カスピ海ヨーグルトの培養の試みもあり、料理とは言いがたいのですが、まあデザートのメニューとして(^o^;)>poripori

そうそう、一連のカテゴリー移動作業を通じて、goo ブログの思わぬ弱点も発見してしまいました。2005年など、カテゴリーとは別の、「ジャンル」という区分が加わる以前の記事をカテゴリー移動させようとすると、「トラックバックポイントが記入されていません」とかなんとかいうエラーメッセージが表示され、過去の投稿日時が最新のものに変更されてしまいます。しかも、新カテゴリー記事の他に、旧カテゴリーのままの記事も存在し、二重投稿のようになります。このあたり、goo ブログのシステム的な問題のようです。

少しは「Weblog」カテゴリの記事が減ったかな、と思ったら、なんだかまだまだ焼け石に水の状態のようですね(^o^;)>poripori
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同い年のサクランボの老木

2010年09月05日 06時04分02秒 | 週末農業・定年農業
私が生まれたときに、亡父が植えてくれた数本のサクランボの樹は、すっかり枯れてしまったと思っていましたが、どうやら一本だけ、一部が生き残っているようです。幹の方はすっかり枯れてしまったので、思い切り伐採してしまっていますが、わきの枝が伸びて、今では太ももほどの径になっているようです。花が咲き、実をつけていますので、接ぎ木の台木ではないことは明らかです。寿命は50~60年と言われながらも、しぶとく生き続けている佐藤錦の老木を、さてどこまで保たせられるでしょうか。ちょいと興味津々です。

下の写真は、先日すませたばかりの草刈りの後のようすです。草刈りも、あと少しで不要になります。刈った草を集めてもう一度追肥を行い、ボルドー液で褐色せん孔病の防除をして、今年のサクランボ農業はおしまいです。



今年は、週末農業の要領も、昨年よりずいぶん進歩したような気がします。来年に希望を持って、今年の後始末をしっかりいたしましょう。
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Weblogカテゴリがあふれそうなので

2010年09月04日 06時00分37秒 | ブログ運営
特定のカテゴリに入らない記事は、何も考えずに Weblog に入れてきました。おかげで、Weblog カテゴリが増えて増えて、あふれそうです(^o^)/
まあ、それは冗談ですが、過去記事を参照するにはちと不便。少し分割・独立を考えたいと思いますが、どんなふうに分割・独立したらよいものか、思案中です。カテゴリ分割の候補としては、「料理」「冠婚葬祭」「アホ猫」などでしょうか。うーむ。ここが思案のしどころです。
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モーツァルト「ヴァイオリン協奏曲第4番」を聴く

2010年09月03日 06時04分44秒 | -協奏曲
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲では、第3番と第5番とが人気があるのだろうと思いますが、この第4番ニ長調K.218も、独奏ヴァイオリンがとにかくよく歌うお洒落でチャーミングな曲で、よく聴きます。そうそう、10月の山響モーツァルト定期の曲目に入っている(*)ようです。楽しみ~(^o^)/

作曲年代は1775年の10月だそうで、モーツァルト19歳の作品。楽器編成は、独奏ヴァイオリン、オーボエ(2)、ホルン(2)、弦楽5部というものです。

第1楽章:アレグロ。やや威儀を正した序奏の後に、輝かしい高音で独奏ヴァイオリンが登場しますが、後に続く低音の旋律との対比が効果的です。独奏ヴァイオリンを支えるオーケストラ部の魅力もありますし、加えて音域や奏法による音色の違いを強調するようなカデンツァが、お見事!。
第2楽章:アンダンテ・カンタービレ。木管を伴う、夢見るような優しいオーケストラと一体になって演奏していたヴァイオリンが、すっくとソロになるあたりから、いかにもヴァイオリンらしい、美しい旋律が続きます。ここでもヴァイオリンは、高音と低音の対比をきかせています。まるでヴィオラかと思うほど低い音域でクレッシェンドするあたりなど、ちょいとぞくっとします。この楽章の最後、独奏ヴァイオリンはお休みで、オーケストラがそっと息を止めるように終わります。お洒落~(^o^)/
第3楽章:ロンド:アンダンテ・グラツィオーソ~アレグロ・ノン・トロッポ。美音のソロ・ヴァイオリンが弾むように始まります。途中の重音奏法みたいなところが印象的。最後はどーんと盛り上がって終わるのではなく、ターラララ、ターラララ、とデクレシェンドしていき、p~pp で終わります。このあたりが、迫力最優先の若い頃には不満だったのでしょう。今になってわかる、弱冠19歳のヴォルグガング君の、ちょいと洒落た味わいです。

演奏はピエール・アモワイヤル(Vn)、アルミン・ジョルダン指揮ローザンヌ室内管弦楽団、1978年6月に、スイスのエバランジュで録音されたもので、BMGビクターから発売された「The Best Collection of Classical Music」という全集の中の1枚。エラート原盤のようで、録音・演奏ともしっかりしたものです。

写真は、もうそろそろ収穫期に入ったプルーンです。10月には、週末農業も休眠期に入り、芸術の秋・食欲の秋を満喫していることでしょう。寒さと雪はまだこなくてもいいけれど、演奏会は早く来てほしい、うーむ。ジレンマでありますなぁ(^o^;)>poripori

(*):山形交響楽団 "2010-11モーツァルト定期" 案内

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世界の中心で「暑いぞ~!」と叫びたい

2010年09月02日 06時01分36秒 | 季節と行事
この夏は、ほんとに猛暑でした。当地、山形は、もともと夏は暑い土地柄ではあるのですが、それにしても暑かった!八月の熱帯夜の回数が、統計記録をとり始めて以来、過去タイ記録だそうで。暑いわけです。
暑さに弱い妻いわく、こう暑いと脳みそがパンクして、世界の中心で「暑いぞ~!」と叫びたくなるとのこと。その気持ちが実によくわかります(^o^)/

でも、まだまだ雪はいりません(^o^)/
もう少し、今年の暑さの記憶を嘆きながら、おだやかな気候を楽しむ時間を持ちたいものです。

写真は、来週以降に収穫期を迎える、スモモの「秋姫」です。だいぶ大きくなりましたので、収穫が楽しみです。



そうそう、この暑さで、ほったらかしの桃に羽虫がつき、それを狙ってアマガエルが集まってきております。すると、当然のごとく、食物連鎖が観察できるわけでして、カエルをねらうものが・・・

幸いにして、近隣の生態系の頂点に立つ我が家のアホ猫は、まだ樹上の生物を発見していないようです。もし発見しようものなら、目はランランと輝き、獲物をめがけて忍び寄り・・・・・以下、飼い主の悲鳴までは省略といたします(^o^)/

そうか、アダムとイブがそそのかされて食べた知恵の木の実は、リンゴだったはず。すると天国のリンゴもほったらかしで、羽虫がついてカエルが集まり、それをねらって狡猾な奴が待っていたわけですね。我が家と同じで、ちゃんと消毒しておけばよかったのか(^o^)/

なお、以下の写真については、当方は一切責任をとりませんので、くれぐれも自己責任でごらんください(^o^)/








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久保田裕・佐藤英雄『知っておきたい情報モラルQ&A』を読む

2010年09月01日 06時01分36秒 | -ノンフィクション
2002年に刊行され、だいぶ前に購入して積ん読していた本で、久保田裕・佐藤英雄著『知っておきたい情報モラルQ&A』(岩波アクティブ新書)を読みました。著者はたしか、コンピュータ・ソフトウェアの著作権保護の啓蒙活動に活躍した方々のはず。本書は、ホームページを作るときに気をつけるべき情報モラルについて述べたもので、こんな構成のQ&Aからなっています。

1. こんなホームページを作りたい
2. 音楽・絵画・写真・イラストの利用
3. 本や雑誌を利用したい
4. よくある質問~学校編
5. よくある質問~企業編
6. よくある質問~地域・家庭編
7. 情報時代のトラブルあれこれ

内容的には、著作権、肖像権、プライバシー権などについて具体例をもとに解説したもので、ほとんどが制限を受ける話ばかりです。これを読んだ一般の人は、ホームページを作ろうなどと思わなくなるのでは、と心配してしまいます(^o^)/

要するに、自然の風景や草花、建物などを自分で撮影した写真に、自分のオリジナルな文章だけを綴っている限りは問題にはならないけれど、他人の著作物を無断で使うといろいろと問題が生じてくる、ということでしょう。それはその通りなのですが、著作権法による保護期間が満了した著作物は公共の財産となり、自由に利用できる、ということが本文中で強調されてはおりません。この点、ステレオ初期の音楽録音が次々にパブリック・ドメインになりつつある現在の状況からすると、解説としてやや一面的な気もします。本当は、そういう点を知りたかったのでしたが。
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