電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

紅葉はなぜ樹木の外側や先端部から始まるのか

2006年11月18日 13時54分15秒 | 散歩外出ドライブ
素晴らしい紅葉の写真が、いろいろな方から報告されています。先月末の文翔館での演奏会(大瀧実花ピアノリサイタル)のときに撮影した写真を見ていて、ふと気づいたことがありました。紅葉はなぜ樹木の外側や先端部から始まるのだろう?

「紅葉 しくみ」で Google 検索してみました。

紅葉、黄葉のメカニズム
一番あざやかな紅葉の山を探すには

これによれば、

(1)気温が低下する
(2)葉っぱが幹から離れるところにコルク層が形成される
(3)葉と幹(枝)との栄養分の流通が妨げられる
(4)光合成した糖が枝に行かず、葉内で赤(アントシアン系)等の色素に変化する
(5)生成した色素が光を吸収し、気温の割に強すぎる光で残ったクロロフィルが壊されるのを防ぐ
(6)落葉し冬支度を完了

というしくみなのだそうです。
高校の生物でクロマトグラフィーの実験をしたときに、緑の葉っぱから黄色の色素も分離し、クロロフィルが分解されると黄色い葉っぱになることは習って承知していましたが、アントシアン系の赤い色素が、秋にあらためて合成されることを初めて知りました。

なるほど、そうすると樹木の外側や先端部、つまり光のよくあたる部分から先に紅葉する事実もよく説明がつきます。同時に、見事な紅葉を見たければ、日当たりの良い南東斜面で、気温の変化が急激な谷筋を訪れればよい、ということもわかります。




さて、今晩は19時から文翔館議場ホールにて、安部敦子(Vn)+ヤン・ホラーク(Pf)によるリサイタル。ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調「雨の歌」Op.78ほかを演奏予定です。出かける前の今から、もう楽しみです(^_^)/
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