電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

山響ライブ配信のトラブルで演奏の途中で断念したが

2020年07月08日 06時01分08秒 | コンピュータ
新型コロナウィルス禍で演奏会が開催できず、大きな影響を受けている山形交響楽団、様々な支援を受けて、新たにベートーヴェンの交響曲をライブ配信する試みを実施することになりました。演奏が始まる前のトークでは、画像や音がごく短い時間ですが、途切れる傾向があるかな、と感じていました。まあ、本番までにはなんとかなるだろうと期待して、ベートーヴェンの交響曲第1番の開始。

この曲、出だしが独特なんですよね〜。指揮者の阪哲朗さんは、冒頭から素直に納得できる響きを引き出し、若いベートーヴェンのやわらかく弾むような音楽を作っていきます。たまに微細な途切れ方があっても、まあ我慢しましょう、などと思っているうちに第2楽章へ。



第2楽章は、やや速めのテンポで優雅で柔らかなリズムで演奏され、このあたりは指揮者・阪さんの得意分野かな、と感じさせます。ところが、途切れ方が冗談ではすまなくなってきて、視聴者数がどんどん減っていくのがわかりました。



そして、とうとうギブアップ。



意欲的に取り組んだ試みも、今回は配信時の技術的な問題があったようで、リアルタイムでは残念ながらうまくいかなかったようです。

ところが! 少したってから再接続すると、リアルタイムではありませんが、収録された演奏動画が再生できるではありませんか! うーむ、何と言ったら良いのか。



結局、ベートーヴェンの交響曲第5番も、第4楽章の終わり近く、配信が途切れるまで聴き通してしまいましたが、コンピュータ好きの立場で言えば、トラブルに臨機応変に対応し、最後につじつまが合えば結果的には素晴らしいことではあります。でも、音楽好きの立場で言えば、演奏は音楽の流れが命であり、最後に辻褄があえば良いというものではない。このへんの、技術側と演奏側との胃が痛くなりそうな裏事情が、なんとも切ない(^o^;)>poripori



演奏がたいへん良かっただけに、ベートーヴェンの交響曲シリーズで次の機会をまた作っていただきたいことと、こんどは全曲を通して聴けるように、トラブルなく配信を実現していただくように、ぜひお願いしたいものです。


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