ピエール・フルニエのチェロ、ジョージ・セル指揮ベルリンフィルによるドヴォルザークの「チェロ協奏曲」といえば、天下の名盤として名高いものですが、名盤の常として一定のプレス枚数を売り切ってしまうとしばらくは「品切れ・廃盤」などの通告を受けてしまい、興味を持った音楽愛好家が実際に耳にすることは難しいような状況がありました。
ところが、私も一度、このブログの比較的初期の頃に取り上げた(*1)ことのある、この音楽的に素晴らしいステレオ録音が、ついにパブリック・ドメインになって公開された(*2)ようです。リンク先のサイトでは、丁寧な解説がついて、ストリームで聴くこともできますし、一定の手続きを踏めば、ダウンロードして楽しむこともできます。
ついに、この録音も公共の財産の仲間入りを果たしたかと、感無量です。学生時代に二枚組のLPで出会い、廉価版LPを購入し、のちにCDでも追加購入し、何度も何度も聴いてきました。ドヴォルザークのチェロ協奏曲ならすでにたくさんお聴きの方でも、「フルニエ、セル、ベルリンフィル」という組み合わせに興味をお持ちの方は、ぜひ一度、この素晴らしい音楽を、どうぞ自由に心ゆくまでご堪能ください。
(*1):カール・ライスターの「一番印象深かった録音」~「電網郊外散歩道」2005年5月
(*2):ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調~「クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~」リスニングルーム
この演奏の価値を先刻ご承知の方も、元記事の方でもこちらでも、コメントなどいただければ幸いです。
ところが、私も一度、このブログの比較的初期の頃に取り上げた(*1)ことのある、この音楽的に素晴らしいステレオ録音が、ついにパブリック・ドメインになって公開された(*2)ようです。リンク先のサイトでは、丁寧な解説がついて、ストリームで聴くこともできますし、一定の手続きを踏めば、ダウンロードして楽しむこともできます。
ついに、この録音も公共の財産の仲間入りを果たしたかと、感無量です。学生時代に二枚組のLPで出会い、廉価版LPを購入し、のちにCDでも追加購入し、何度も何度も聴いてきました。ドヴォルザークのチェロ協奏曲ならすでにたくさんお聴きの方でも、「フルニエ、セル、ベルリンフィル」という組み合わせに興味をお持ちの方は、ぜひ一度、この素晴らしい音楽を、どうぞ自由に心ゆくまでご堪能ください。
(*1):カール・ライスターの「一番印象深かった録音」~「電網郊外散歩道」2005年5月
(*2):ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調~「クラシック音楽へのおさそい~Blue Sky Label~」リスニングルーム
この演奏の価値を先刻ご承知の方も、元記事の方でもこちらでも、コメントなどいただければ幸いです。
早速聴いてみます。
ライスターの話は本で読みましたが、ホルンもボロクソに言われたそうですね。
最近のベルリンフィルも溶け合わない響きが復活したような気がします。
オケの違いは勿論ありますが録音技師の違いも大きいと思います。もしセルがDGGと契約していたら、なんてことも思ってしまう好録音かと思います。
ぜひ、お聴きになってみてください!!
いや、ちょいと興奮してスミマセン(^o^;)>poripori
そうした中で、独自のクリーブランドサウンドではあまり気にならない面として、楽曲の矮小化のようなものがあって、同じようにザッハリッヒな鳴らし方をしても、例えばその細かな符読みや制御にドヴォルザークの作曲家としての意志や必然が全く感じられないのです。
名盤であるカラヤンとロストロポーヴィッチの録音が68年録音で、フルニエの気品も良いですが、やはり全体のスケールが大分異なっていますね。
趣味好みもあるので一概には言えませんが、やはりこうしたセルの演奏実践では、子供っぽいフレージングなどの単純化の印象は免れません。もう一つ気がついたのは録音や鳴らし方の相違で、クリーブランドサウンドのようなものの方が、アメリカ人にとっても恐らく日本の聴環境にとっても分りやすい音楽として伝わりやすいのだと確信しました。
勿論、セルの音楽に関して否定する気は毛頭無いのですが、フィラデルフィアなどの状況やその後のショルティー・シカゴでの米国流極限の合理主義の成果と制覇として評価したいです。