電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

イベールの「寄港地」

2004年12月25日 20時37分11秒 | -オーケストラ
昨日購入してきた、フルネ指揮オランダ放送フィルによるイベールの「寄港地」ほかを聞いている。フルネの演奏は、以前、NHK教育テレビの「N響アワー」、指揮者列伝の中で取り上げられ、再認識したもの。デュカスの「交響曲ハ長調」バレエ音楽「ラ・ペリ」などのCD(DENON COCO-70658)やショーソンの「交響曲変ロ長調」フォーレ「ペレアスとメリザンド」組曲のCD(同 COCO-70503)など、近年とくに好んで聞いている。とても色彩的で、近代管弦楽の響きの魅力を満喫できる演奏だが、迫力を誇示するようなところがなく、上品で好ましいものだ。

ずっと昔、まだ若かった頃は、緊張感のある迫力の演奏が好きだった。弱音部が美しければなおよかったが、LPでは強奏部で音が割れたりレコード針についたホコリのため、しばしばノイズが耳についたりした。今でもLPは好きだが、ぼーっと聞くにはCDがありがたい。散歩のお供にするにも、わざわざダビングする必要がなく、そのまま持ち出せるのがいい。
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