電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

コルネリア・ヘルマンのピアノでシューマン「幻想小曲集」Op.12を聴く

2018年04月19日 06時01分06秒 | -独奏曲
1837年、27歳のシューマンのピアノ曲「幻想小曲集」作品12は、若い頃からずっと好きな音楽です。LPではルービンシュタインのピアノで、CDではアルゲリッチやコルネリア・ヘルマンのピアノで聴いています。とりわけコルネリア・ヘルマンのCD(V:VICC-60503)は、山響の202回定期(*1)の際に、会場で買い求めたのではなかったか。今はこのCDを取り出して聴いたり、パソコンに取り込んだものを聴いたり(*2)することが多くなりました。

  1. 夕べに
  2. 飛翔
  3. なぜに
  4. 気まぐれ
  5. 夜に
  6. 寓話
  7. 夢のもつれ
  8. 歌の終わり


清新でロマンティック。でも、思わせぶりは最小限に、諧謔の味も苦すぎません。いいなあ。つい手が伸びます。録音が新しいのもポイントの一つ。通勤の音楽には、ppでロードノイズに負けてしまう面はあるけれど、今の爽やかな季節を、清新なピアノ独奏をバックにして走り抜けるのも気持ちの良いものです。

I=3'18" II=3'24" III=3'03" IV=3'32" V=4'01" VI=2'32" VII=2'41" VIII=4'21"
total=26'52"



同じCDに収録されているシューマン「アラベスク」も好ましい演奏ですし、ブラームスの「六つの小品」Op.76も魅力的ですが、また別の機会に。

(*1):山響第202回定期演奏会〜大作曲家の青春時代〜を聴く(2)〜「電網郊外散歩道」2010年1月
(*2):ぼーっとして音楽を聴いている時間〜「電網郊外散歩道」2017年9月


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