電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

迷惑メールの相談を受けたので

2022年05月20日 06時00分58秒 | コンピュータ
先日、友人より電話で相談を受けました。なんでも、自分のメールアドレスから自分宛てにメールが届き、その内容が「あなたのPCを乗っ取ったので金よこせ」というものだそうです。ああ、例のやつだなとピンときましたが、友人は初めてだったようで、びっくり仰天したらしい。とりあえず「大丈夫だから安心して、心配なら見てあげるから」と話したところです。老母の件でケアマネージャーとの打ち合わせもあったりしましたが、念のためにお宅に訪問して点検しました。

友人宅は iMac で、老眼世代には巨大なディスプレイがうらやましい(^o^)/
私のメインPCは Linux でサブに Windows を使っているだけで、Mac は管轄外ですが、情報技術の基本的な考え方は変わらず普遍的なものだと考えています。しかも、Mac OS-X からは UNIX 系に転換していますので、根本的には Linux も共通なものが流れているという印象です。

「メール」で該当の迷惑メールを表示し、「ヘッダ」を「標準」から「すべて」に変更すると、メール本文の前に付いているヘッダが表示されます。これを眺めていくと、iMac のメールからではない(すなわち自分のパソコンが乗っ取られて発信されているのではない)ことがわかります。ただ単に、自分のメールアドレスを偽装して発信されているだけだということが納得できたようで、安心したようでした。あわせて印刷回りのトラブルも相談され、以前のはがき印刷の設定が残っていることを見つけて、短時間でしたが助言は終了。

以前、「やっぱり一家に一台、理系の友人だね」とロボット並みの称賛(^o^;)を受けたことがありますが、今回は丁重に人間らしい謝辞をいただきました(^o^)/

画像は、我が家に届いた迷惑メールのヘッダの一部を表示したものです。私のメールアドレス等は削除しています。Outlook Express 6.0 で送信されているということは、Windows 98/Me/NT4.0/2000/XP のパソコンが使われているということだな。誰かが踏み台にされているのかも。


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4 コメント

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初めまして、です! (tyaromaron)
2022-05-20 09:20:13
この記事のメール、初めて来たときは恥ずかしながらドキっとしましたよ!
このメールもそうです・・・
https://blog.goo.ne.jp/narkejp/e/7a9efe742e685a625e886ae3deeccd00
えっ?
怪しげなサイトなんか見てないしぃ~って😅

これも
https://blog.goo.ne.jp/narkejp/e/93970ab6ecf05449d6785ce56805c2f6?fm=entry_awc
私の場合は、gooポイントじゃないですがやはり躓きました。
調べるのも面倒なので「まぁ、いいか~移行するのヤンピ!」って未だスルー😁

narkejpさんのブログ記事、凄く勉強になりました。
これからもよろしくお願いします🤩
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迷惑メールの種はつきず (しろまめ)
2022-05-20 15:21:56
送信元を偽装するテクニックがあるってことを知っていることは大きいです。
不審メールに対応する心にゆとりができますからね。
逆に知らないと、ご友人のようにかなり焦りますよね。

「わたしはあなたに残念なお知らせがあります」とか「あなたはハッキングされました」などのメールを受け取るたびに(実際にはサーバで削除していますが)うんざりしますけど、無視してダイジョーブと分かると心強いものがあります。
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tyaromaron さん、 (narkejp)
2022-05-20 19:23:07
コメントありがとうございます。お役に立てて何よりでした。ほんとに迷惑なメールですが、いちいち腹を立てていたら身が持ちません(^o^)/
私は「Spam-samples」というディレクトリ(フォルダ)を作ってそこに移動するようにしています。後で、その文面を語彙分析してやろうという魂胆(^o^)/
転んでもただでは起きないというか、迷惑メールの文面は貴重なサンプルというか(^o^)/
今後ともどうぞよろしく、です。
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しろまめ さん、 (narkejp)
2022-05-20 20:58:34
コメントありがとうございます。パソコン通信の時代には、送信者も自分のアドレスを入力していたのだったと記憶しています。ということは、メールのIDは固有の番号で記録されているけれど、送信者は偽装できるということですね。実際、サンプルに示した送信者は実在の企業のようですが、ほんとにこの企業の人が送信したかどうかは怪しいでしょう。コンピュータは相手をファイルとしてしか認識していませんが、人間は相手を人間として認識してしまいがちです。AIの時代、実際の相手は機械(プログラム)なのかもしれない、ということは意識しておく必要があると思います。
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