電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

マリンバの音は、大きなスピーカの方が、より楽しむことができる

2011年01月29日 06時01分23秒 | -独奏曲
1月22日、山形交響楽団第210回定期演奏会で購入し、サインをもらってきた三村奈々恵さんのCDを、何度も聴いております。マリンバ・スピリチュアルと題して、幅広い分野の多彩な曲を集めたアルバムです。そういえば、初めて購入したマリンバのソロCDかもしれません。

(1) カリビアン・ブルー (作曲:エンヤ、編曲:三村奈々恵)
(2) ヴェロシティーズ (作曲:シュワントナー)
(3) デボラのテーマ (作曲:モリコーネ、編曲:三村奈々恵)
(4) 美しきロスマリン (作曲:クライスラー)
(5) ウィ・トゥー 第1,第2楽章 (作曲:レヴィタン、編曲:三村奈々恵)
(6) 変化する共鳴の長さ (作曲:鷲見音右衛門文広)
(7) シャコンヌ (作曲:バッハ、編曲:三村奈々恵)
(8) パッヘルベルのカノンによるトランスフォーメイション (作曲:パッヘルベル、編曲:三村奈々恵)
(9) マリンバ・スピリチュアル (作曲:三木稔)

エンヤの音楽は、アルバム「ウォーターマーク」の頃によく聴きました。「美しいロスマリン」や「シャコンヌ」は、ヴァイオリンとは楽器の特性も違いますし、表現もまた違います。「パッヘルベルのカノン」も、弦楽合奏ではおなじみでも、マリンバでとなると新鮮さが違います。三木稔さんの表題作は、和風のテイストで、鉦や太鼓や掛け声など、お祭り気分を盛り込んだもので、これもまたたいへん面白い趣向です。

ところで、マリンバの音は、ミニコンポではかならずしも十分に表現できないと感じました。いくら音量を上げても、あの低音の深~い響きは、やっぱり大きなスピーカ向きです。休日に、ステレオ装置の音量を上げて再生すると、多彩なリズムと深い響きに魅了されます。もし、パイプオルガンにヴィヴラートをかけることができたら、きっとこんな音になるにちがいないと妄想させる、素晴らしい録音であり、演奏です。いいCDを購入できて、とっても嬉しい。ミーハー的な意味でも、三村奈々恵さん直筆のサイン入り。当方の宝物に仲間入りです(^o^)/

SONY SRCR-2565 という型番のCDで、2000年1月と6月のデジタル録音。昔懐かしいオーディオ的な意味でも、再生が楽しい。

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6 コメント

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マリンバ (パスピエ)
2011-01-29 13:23:45
こんにちは

マリンバの再生はなかなか難物ですね
あの深みのある低音の再生にはやはり大型の装置が必要ですね。

>パイプオルガンにヴィィブラートをかける
さすがnarkejpさん、素晴らしい表現ですね\(^o^)/

マリンバに関しては私もこちらでアップしていました
http://cocco904.blog46.fc2.com/blog-entry-98.html
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パスピエ さん、 (narkejp)
2011-01-29 18:58:52
コメントありがとうございます。マリンバの低音の再生は、小型のスピーカではやっぱり難しいようですね。先日の演奏会で生の体験があるだけに、ついつい要求水準が高くなってしまいます(^o^;)>poripori
パスピエさんのエントリーも、さっそく拝見いたします。
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マリンバの音 (さすらい人)
2011-01-30 06:15:34
演奏者名は忘れましたが、近くのホールで「ワンコイン・コンサート(一公演500円)」が開かれていた時に聴く機会があり、すっかり惚れ込んでしまいました。でも、あの深々と低音は、我家のシステムではとても再現できません。良い音色ですね!
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さすらい人 さん、 (narkejp)
2011-01-30 09:47:03
おはようございます。コメントありがとうございます。軽井沢の冬の具合はいかがですか。
さて、マリンバの再生音の件ですが、当方のスピーカは年季の入ったYAMAHAのNS-650というもので、これをやはり年季物のPioneerのA-3ukでドライブするというものです。CD/DVDプレーヤも、Pioneerの録再型。格別に大層な装置でもありませんが、まあパソコンにつないだ小型SP(Fostex,FF125)よりはずっといい、というレベルの話です(^o^;)>poripori
「美しいロスマリン」で「今日のお料理」のオープニングを思い出す、というのは内緒です(^o^;)>poripori
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低周波の振動 (balaine)
2011-01-30 17:41:36
三村さんの前回の山響定期での演奏を聴いた時、特に低音ではマリンバの音というか音波(同じ事ですが)が、ホール内の空気を揺るがせて体に伝わって来るのを感じました。耳だけではなくボディソニックに聴いた感じです。あの感覚は、どんな素晴らしいステレオ装置を使ったとしても再現出来る物ではないと思います。
パイプオルガンの低音もそうですが、コントラバスなどの低音も、ただ空気を振動させるだけでなくホールの壁を振動させます。ですからルドルフィヌムのような「木のホール」では素晴らしい響きを感じます。
オケでステージに乗っていて、ステージの床を伝わって来る振動音といいますか、低周波も魅力的です。
残響はあってもコンクリート打ちっぱなしで出来た様なホールでは、この低周波が伝わりにくい様な気がします。
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balaine さん、 (narkejp)
2011-01-30 20:17:17
コメントありがとうございます。マリンバの低音の魅力を、皆さん感じておられるようす。当方、ホールで聴く生の音楽に勝るものはないことと、いつでも好きな曲を聴ける録音の便利さと、両方がありますので、ステレオ装置でCD等を楽しみながら、また演奏会にも通っています。
おっしゃるとおり、ホールの響きは独特の魅力がありますね。
機械で再生する音については、程度問題なのではないかと思います。生活と調和する程度に、ほどの良い楽しみ方ができれば良いと、割り切っております(^o^)/
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