電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

よく使うツールは、この30年でどう変化したか

2011年02月27日 06時01分53秒 | 手帳文具書斎
個人の事情にも、たぶん時代の流れは反映していることでしょう。一連の記事(*1,2)の関係で、30年前の1981年はどうだろうと思い、探してみました。



左から、1981年の備忘録ノート(B5判の大学ノート)、消しゴム、シャープペンシルの替え芯、ぺんてるの0.5mmシャープペンシル、パイロットの0.7mmシャープペンシル、ペリカンとパイロットの万年筆、それに関数電卓です。ハサミは重石のために置いたもので、日常的に持っていたわけではありません(^o^;)>poripori
この他に、綴じ手帳を常時携帯していました。一眼レフ(ミノルタXG-E,135mmズーム)を持ち出すことも多かったと思います。当時、フィルムはリバーサルを使うことが多かったはず。
音楽は、カーステレオでカセットテープを聴きますので、テープ類は車内に常備し、音楽を携帯することはありませんでした。もちろん、パソコン用の記録メディアもなし。表計算の代わりに関数電卓が必須でしたし、筆記具はボールペン(*3)を主として使うようになる前で、まだまだペンと鉛筆が基本の時代でした。

こうして見ると、やけにシンプルです。現在と比較してみます。



まず、1980年代の後半から、システム手帳を便利に使うようになりました。備忘録(*4)は、サイズは大判化したり小型化したりという変化はありますが、変わらず使っています。筆記具(*5)も1980年代の後半から太字のボールペンを主に使うようになり、近年はジェットストリームの登場で、定番となりました。大きく変わったのは、音楽と電話を携帯するようになったことと、カメラも含めて、デジタル化により小型化したことでしょう。その意味では、この30年の大きな流れは「デジタル化」ということだと思います。テレビ放送のデジタル化も、その流れの中にとらえるべきなのでしょう。

あらためて感じたこと。手帳(*6)以外には、ほとんどモノを携帯しなかった時代があったことを忘れてしまっておりました。たぶん、現代の若者と同じで、モノを携帯する必要がなく、いろいろなモノを持たないことがスマートだと思っていた世代だったのだろうと思います。

(*1):よく使うツールは、この10年でどう変化したか~「電網郊外散歩道」2011年2月
(*2):よく使うツールは、この20年でどう変化したか~「電網郊外散歩道」2011年2月
(*3):昔のボールペンと今のボールペン~「電網郊外散歩道」2009年1月
(*4):紙が先か筆記具が先か~「電網郊外散歩道」2008年8月
(*5):手帳・ノートと筆記具~「電網郊外散歩道」2008年8月
(*6):来年の手帳のこと~「電網郊外散歩道」2004年12月

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