先日、当地の自治体より高齢者を対象とするワクチン接種案内が届きました。我が家で年齢的に該当するのは今年93歳の老母です。本人は「長生きしても浦島太郎になるだけだからなあ」とのことでしたが、「コロナは呼吸ができなくなるから苦しいそうだよ」と言ったら、「じゃあ受けてみるか」となりました。そこで、妻が電話予約をしようとしましたが、なかなかつながらない。ではWEB予約はどうか。これまでの実績から、政府機関が下請けに出すシステムの出来具合には期待できそうにない(*1)ということで、今回は Linux PC からではなくリビングの Windows10 のPCから予約システムに接続。案の定、あっけないほどスムーズにつながりました。10桁の番号を入力し、氏名ヨミを入力し、生年月日で本人認証、次の段階として
の2つから選びます。本人の希望は、大きな会場では駐車場から接種会場まで長い距離を歩かなければならないことから、「いきつけの医院でなら」というものでしたので、「接種会場」を選択。すると、
とありましたので、各医院を選択しましたが、希望の医院だけでなくぜんぶが「×」でした。どうやら、カッコ内の数字は受付中の会場の数を表しているもののようです。
調べてみると、どうも全国的に集団接種会場での実施を先行させているようで、接種率アップのための戦略としては正しい方向と思いますが、それならばテキパキと予約・実施できる若い人から案内したほうが良かったようにも思います。出歩く確率の高い人から実施するほうが防疫上は効果的なのではなかろうか。私も高齢者の一人ですが、高齢者を優先する「敬老精神」は儒教道徳としては大事なものだろうけれど、政策としては若者対策のほうが重要度はずっと高いように思えてなりません。たぶん「高齢者を大事にする施策のほうが支持されやすい」あるいは「敬老を打ち出すほうが票になる」あたりが実際の理由なのかもしれませんが(^o^;)>poripori
いやいや、今はそんな皮相な見方をするよりも、実際に予防接種業務に従事する皆様の安全と、関連する事態が少しでも前進することを祈りましょう。
(*1): 国勢調査オンラインは「やっぱり」回答できず〜「電網郊外散歩道」2020年9月
- 接種会場で選択
- 接種日時で選択
の2つから選びます。本人の希望は、大きな会場では駐車場から接種会場まで長い距離を歩かなければならないことから、「いきつけの医院でなら」というものでしたので、「接種会場」を選択。すると、
- 集団接種会場 (1)
- 各医院 (0)
とありましたので、各医院を選択しましたが、希望の医院だけでなくぜんぶが「×」でした。どうやら、カッコ内の数字は受付中の会場の数を表しているもののようです。
調べてみると、どうも全国的に集団接種会場での実施を先行させているようで、接種率アップのための戦略としては正しい方向と思いますが、それならばテキパキと予約・実施できる若い人から案内したほうが良かったようにも思います。出歩く確率の高い人から実施するほうが防疫上は効果的なのではなかろうか。私も高齢者の一人ですが、高齢者を優先する「敬老精神」は儒教道徳としては大事なものだろうけれど、政策としては若者対策のほうが重要度はずっと高いように思えてなりません。たぶん「高齢者を大事にする施策のほうが支持されやすい」あるいは「敬老を打ち出すほうが票になる」あたりが実際の理由なのかもしれませんが(^o^;)>poripori
いやいや、今はそんな皮相な見方をするよりも、実際に予防接種業務に従事する皆様の安全と、関連する事態が少しでも前進することを祈りましょう。
(*1): 国勢調査オンラインは「やっぱり」回答できず〜「電網郊外散歩道」2020年9月
高齢者を優先する理由は、narkejp さんのご指摘通りかな、と思います。いわゆる「やってる感」も出せるし。
ですが予約サイトの不備や不便を、ITに疎い人が多いであろう高齢者で実験した上で、それらを改善したシステムを若い世代が使うというのもなあ。まあ若いからといって、ITが上手く使えるとは限りませんけども。
では他の人ならうまくやれるかというと、それはそれで疑問です。現場の声をうまくすくい取って、上手にフィードバックしてほしいものです。
やはり、高齢者のワクチン接種は、馴染みのあるかかりつけ医で受けるのが理想ですよね。
持病のことも、場所も、人物も、よくわかっているから安心。
行ったこともない遠くて知らない場所というのは、不安なものでしょう。
まぁでも、接種する側からすると集団接種にいっぱい行ってくれると助かる(大変だから)、というのが本音・・・すみませぬ。
重症化リスクの高い高齢者が優先されないとダメです。若者は後でよろしい。それでなくても、早いもの勝ちの世相に辟易しています。
>早いもの勝ちの世相に辟易しています。
トイレットペーパー騒ぎと同根でしょうからね〜。世の中には一定の比率でそういうタイプの人がいるということでしょう。比率があまり高くないことが救いですね。