電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

退職後の変化:確定申告を終え、あらためて家計管理の重要性に気づく

2020年03月07日 06時02分35秒 | Weblog
ようやく確定申告の作業が終わり、税務署に提出して来ました。例年通りならもっと早く出来上がったはずなのに、今年は例年通りではない要因が多く、ずいぶん時間がかかりました。

  • 1月〜3月のフルタイムの勤務と4月からの非常勤の勤務による給与所得に、11月〜12月の別の非常勤の仕事が加わり、さらに年金所得の源泉徴収票も老齢基礎年金の分が加わったけれど、額面は激減したため従来のフルタイムのときの計算式が使えず、ワークシートを修正するのに手間取り、準備する添付書類の枚数はやけに多くなった。
  • 農業所得は、思いがけない農機具の故障による修理や更新、作業小屋の屋根塗装の費用などがかかり、かなり赤字になったため、一部を退職所得で補填したが、退職所得は課税対象外であることに後から気がついて計算をやり直した。また、減価償却費の算定が一部変わっていることに気づいた。
  • 医療費控除の計算も、従来の領収書添付から一覧表形式に変わり、確定申告ワークシート集計表の様式を一部変更して作り直した。

それでも、ようやく自由な時間が多い身の上になったことが幸いして、当初の締切日の前に提出することができました。

確定申告用の自作ワークシートは、基礎的な集計部分はそのまま使えましたが、税額の計算の部分はそのままは使えず、やはり農家兼業のフルタイム勤め人と年金生活者では違うなあと感じた次第です。



退職前には、年金額は毎月決まった額が入ってくるのだろうと思っていましたが、けっこうたびたび変わります。退職して在職停止分が増えたりするのはありがたいけれど、介護保険料や後期高齢者医療保険料、国民健康保険料(税)、個人住民税等が特別徴収で引かれたりすると、がたっと下がります。支給総額は決まっておりますが、給与生活者の月給のように一定の金額が毎月入ってくるわけではなく、隔月に入ってくる額はけっこう変動すると考えたほうがよいようです。最初の頃は、けっこうもらえるんだと思って喜びますが、後になるとヌカ喜びだったことがわかってがっかりします。特に退職したばかりの年は、税金も前年の所得に見合う額が課されますし、健康保険料も自分で納めなければいけませんから、出ていくお金がやけに多く感じます。本当は自分の給料から天引きされていただけなのですが(^o^)/

源泉徴収に慣れてしまっているサラリーマン時代は、あまり税金や家計管理には意識を向けないで来ましたが、農業所得を含めた確定申告をするようになり、家計管理の大切さが感じられるようになりました。老後破綻などということがないように、家族を含め、家計管理は意識的にきちんとしておいたほうが良いようです。

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