電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

飯森範親/山響によるシューマンの交響曲第3番「ライン」を聴く

2019年09月23日 06時04分15秒 | -オーケストラ
朝晩がやけに涼しく感じられる頃に、なぜかシューマンの交響曲第3番「ライン」を聴きたくなります。どことなく「豊穣」のイメージが、初秋〜中秋の季節にマッチするのでしょうか。CD棚をひとわたり眺めて、手にしたのは飯森範親指揮山形交響楽団による、2007年11月、山形テルサホールにおける第184回定期演奏会の頃の録音で、2012年に発表されています。

この第184回定期演奏会も聴いておりますし、その後も2018年5月の第269回定期でも同曲を取り上げています(*1)。作曲されたのが19世紀の中頃、管楽器の改良が進んだ時期にあたり、1850年の作品である「ライン」で、作曲家ははバルブ付きの近代の楽器に近い形式になったのを試そうとした、と推定しての現代楽器の採用です。勝手知ったる本拠地ホールでの響きは、華やかで活気があり、なおかつ澄んでいます。いつもの PC-audio ではなく、メインのステレオ装置で、つくりつけの書棚に埋め込んだヤマハのスピーカの音を、久々に楽しみました。季節も曲も音も、そして何よりのんびり自由な身分になった境遇もあって、開放感を味わいました(^o^)/

■飯森範親指揮山形交響楽団、CD:OVCX-00067
I=9'46" II=6'28" III=5'36" IV=5'58" V=5'43" total=33'31"

(*1):山形交響楽団第269回定期演奏会でモーツァルト、シューマンを聴く〜「電網郊外散歩道」2018年5月

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