電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

映画「引っ越し大名」を観る

2019年09月04日 06時00分53秒 | 映画TVドラマ
先日の雨降りは天の配剤で、桃の収穫を休みにして何をしていたかといえば、妻と映画を観にでかけておりました。以前の「超高速!参勤交代」(*1)に味をしめて、映画「引っ越し大名」です。

江戸城において、藩主の松平直矩が柳沢吉保をはねつけたばかりに、姫路から豊後国日田へとお国替えになります。総勢10,000人、距離600km、予算はほぼないといってよい難事業で、引っこし奉行に抜擢されたのは御書物番の引き籠もり侍である片桐春之介。豪快な幼なじみで武術の達人でもある鷹村源右衛門や、前任の引越奉行の娘で今風に下世話に言えば「子持ちバツイチ」の於蘭などの助けを得て、このプロジェクトに挑みます。

いかにも体育会系の鷹村源右衛門が大暴れするチャンバラ場面も痛快でしたが、一方で今風に言えば本社の命を受けて事業所が縮小移転する話です。金策とコストカットだけではすまず、リストラにも大鉈を振るわなければなりません。このリストラ関連では、帰農を命じた方も命じられた方も、それぞれの思いと流れた時間の積み重ねがありました。思わずうるうるしてしまいました。



ところで「女抜きで引越ができるとお思いですか?!」のセリフは体験で痛感しております。二度の単身赴任を含め、これまで何度かの引越には、妻と娘の多大なる協力がありました。ここに深甚なる感謝を…えっ、何を今頃? ご尤もで(^o^;)>poripori
いや、久々に楽しくおもしろい映画を観ました(^o^)/

(*1):映画「超高速!参勤交代」を観る〜「電網郊外散歩道」2014年8月
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