電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

山形でのアフィニス音楽祭に思う

2018年08月28日 06時05分12秒 | クラシック音楽
バルトークの「管弦楽のための協奏曲」というプログラムを引っさげて、飯森範親さんが山響の常任指揮者に登場して以降、様々な工夫や改革が試みられて来ました。その一つが、2010年から始まったアフィニス音楽祭の山形開催(隔年)でしょう。



当時は、東北芸工大の学生さんたちが歓迎のオブジェを作って文翔館前を飾ったりして知名度を高めることに努めていましたが、回を重ねるごとに浸透していきました。私が聴くことができた演奏会は、

■2010年
 合同オーケストラ演奏会 R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」他
 室内楽演奏会 モーツァルト:弦五第2番、シューマン:「ピアノ五重奏曲」他
■2012年
 定年退職の年度、猛烈に仕事が忙しい時期で、参加の記憶無し。
■2014年
 合同オーケストラ演奏会 シューベルト:交響曲第5番 他
 室内楽演奏会 R.シュトラウス:メタモルフォーゼン 他
■2016年
 合同オーケストラ演奏会 ハイドン:交響曲第90番 他
 孫たちが帰省して室内楽演奏会はパス。
■2018年
 合同オーケストラ演奏会 プロコフィエフ:組曲「ロメオとジュリエット」他
 室内楽演奏会 ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲、シューベルト:八重奏曲 他

というものでした。



やっぱり、街の中で、生活に寄り添う形で開催される音楽祭でないと、老若男女が帰りにちょいと参加するような形は難しいです。その意味では、文翔館とテルサを本拠としたのは正解というか、ありがたい。もし、アフィニス終了後に新たな音楽祭が企画されるのであれば、やはり人々の生活に寄り添う形で計画してもらえるといいなあ、と思います。

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