電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

新たにバリウム世代に入る人のための胃検診対処法入門

2014年07月07日 06時03分32秒 | 健康
今年、職場関係の知人に、初めてバリウムを飲むという人がいました。すでにいろんな人からいろんな風に脅かされて、しばらく前からドキドキしているのだそうです。純情~(^o^)/

当方は、健康診断時にバリウムを飲み、胃部透視をするようになってから、すでに20年以上になります。そういえば、初めてバリウムを飲んだ後、「コップ三杯の水で飲んでください」と渡された下剤の意味がわからず、お昼に飲むのかな、などとぼんやりしていたら、職場の先輩に「今すぐに飲むんだよ」と教えられて助かったことがありました。健診の担当者が機械的・事務的に早口で説明する内容をよく理解しないでいることはありえます。そこで、新たにバリウム世代に入る人のための健診入門~とくに胃部透視の後の対策(^o^;)について、ワタクシの流儀をご紹介します。

X線は体を通過してフィルムやセンサーに透過像を結びます。そこで、発泡剤とX線を通しにくい硫酸バリウムを主成分とする白いどろりとした液体を飲み、体を回転させて胃壁に薄くまんべんなく付着させることで、胃壁の外形を影として観察するのが、胃部レントゲンの原理(*1)です。もし、胃壁に傷があれば、いろんな角度から撮影した中に、欠損部が見出されることから、精密検査の必要性を判断するということなのでしょう。昔はもっと多量に飲まされたものですが、最近はほんとうに少ない量で撮影できるようになったものです。硫酸バリウムなどというと、いかにもおっかなそうな名前ですが、実は水に不溶性の白色沈殿で、胃液に含まれる塩酸とも反応しないという優れものです。ただし、お腹の中で固まってしまうと、ちょいと厄介です。そこで、胃検診が終わったら、すぐに体外に出してしまわなければなりません。

下剤の量に頼ると、後々の体調に響きますので、できるだけ下剤の量は標準におさえ、スムーズに出て下痢状態にならないようにすることがポイントです。胃検診が朝から行われる場合は、

(1) 胃検診が終わったらすぐに下剤を飲みますが、このとき「コップ三杯の水で飲む」という指示どおり、しっかり水を飲みます。
(2) 近くのコンビニかスーパーに立ち寄り、バナナ1本とヨーグルト(中型容器)を購入(^o^)/
(3) 朝食がわりにパンやおにぎり等を食べ、バナナとヨーグルトもしっかりと食べます。
(4) もちろん、昼食も抜かずに普通に食べます(^o^)/
(5) 水分はどんどん補給するようにします。お茶やコーヒー等も、普通に摂取します。
(6) 便意を感じなくても、お昼と午後の休憩時と夕方と夜と、数時間おきに定期的にトイレに行きます。たぶん、夜までには出てくれるでしょう(^o^)/
(7) もし翌朝になっても白いのが混じることがあったら、それはたぶん最後の残りカス(^o^)/

という具合で、私の場合は、たいていいつも順調です(^o^)/

今年も「異常無し」だといいなあ(^o^)/

写真は、レントゲンがX線を発見した研究室。Wikimedia より

(*1):正確には、空気とバリウム造影剤による二重造影法というそうです。

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