電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

人の輪の中の弦楽四重奏

2013年12月28日 06時02分47秒 | -室内楽
12月25日の地元紙・山形新聞のコラム「気炎」に、「出会い」と題する文章が掲載されました。町田灯子さんの署名記事で、今年一年の様々な出会いの中から、地区の文化祭で行われた山形弦楽四重奏団のミニコンサートと津軽三味線の福祉施設での演奏会のことを取り上げたものでした。

とくに前者は、同団が日頃から練習会場にしているという縁で、コミュニティセンターの多目的ホールに聴衆が大きな輪をつくり、その輪の中を舞台にモーツァルトの弦楽四重奏曲「狩」や「最上川舟唄」、「崖の上のポニョ」の主題歌、ドボルザークの「新世界より」などが演奏されたのだそうです。

室内楽という、クラシック音楽の中でもまことに地味な分野の演奏会が地方紙のコラムに登場するという珍しさもさることながら、人の輪の中で演奏家が活動を続けているということを、あらためて気づかされる内容でした。

先日、ミニコンポでMDにタイマー録音したAMラジオ番組(*1)でも予告されておりましたし、こんどはFM山形でも紹介される(*2)ようですが、来る1月13日(月)、第50回めの定期演奏会(*3)を迎える同団を囲む人の輪の中に私も加わり、味わい深い音楽を聴き続けていきたいものだと思ったことでした。

(*1):PRのPR~「中爺通信」より聞きどころ~「東の散歩道」より
(*2):ラヂオに出演します-2~「山形弦楽四重奏団ブログ」よりSunday Prism@エフエム山形~「茂木日誌」より
(*3):山形弦楽四重奏団の公式ブログより

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