電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

複数の万年筆を均等に使っていくことは現実的か

2012年09月13日 06時04分29秒 | 手帳文具書斎
筆記具は、実用の道具であるとともに、趣味性の強いものでもあります。よほど急いでいるときは別として、ものを書くときには、手近にあるものを無造作に使うとは限りません。とりわけ、万年筆の場合は、お気に入りのものを偏って使用する傾向があります。

所有する複数の万年筆を、均等に使って行くことは可能か。これは、持っている本数が多いほど困難になってくるでしょう。好みのインクを入れたお気に入りの一本が、偏って使われる分だけますます手になじみ、さらに書きやすくなってくる、そういう関係にあるのでは、と思います。

ボールペンは、しばらく放置しても、書き始めれば調子が戻りますが、万年筆を放置するとインクが乾燥してやっかいです。プラチナのスリップシール機構というのは、そのあたりの問題を技術的に解決しようという取り組みなのだろうと思いますが、さて表題の「複数の万年筆を均等に使っていくことは現実的か」という件は、はたしてどうなのでしょうか。
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