電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

2009年、日常身辺の出来事十選

2009年12月24日 06時24分18秒 | Weblog
世間的には、国内外の政権交代など "Change!" な1年でありましたが、身辺では相も変わらぬ日常が続き、無事是好日という観点からはたいへん良好な一年でありました。以下、テキスト備忘録や当ブログの記事等を元に、2009年における日常身辺の出来事十選であります。

(1)単身赴任2年め、元気で過ごす。タイマー付き炊飯器、電子レンジ、冷蔵庫は偉大です。弁当作りもほぼ定着、節約に貢献しました。バス・トイレ付き6畳1DKは、電網随筆家の書斎と化しています。
(2)通勤エコドライブに徹し、無雪期リッター20kmをほぼキープ。さすがに雪道のノロノロ運転では無理ですが、無雪期の通勤ドライブで、日産ティーダ・ラティオ1500ccセダン(CVT)が、リッター20kmをほぼキープしました。満足できる数値です。無事故無違反も嬉しい。
(3)亡父の一周忌と広島行き。被爆者だった亡父の一周忌を自宅で行い、広島の平和公園、記念資料館を見学し、20代の青年が経験した過酷な体験に、息子は思わず同情いたしました。
(4)果樹園の再開と週末農業。亡父が晩年楽しみにしていた果樹園を再開し、サクランボ、ウメ、スモモ、プルーン、柿などを収穫することができました。週末農業が可能だったのは、亡父が残した、スピードスプレーヤ、耕運機、自走式草刈機など農業機械を整備し、使い方を覚えたことが大きかったと思います。
(5)映画「K-20怪人二十面相・伝」「おくりびと」「劔岳・点の記」などが良かった。「おくりびと」はアカデミー賞を受賞し、酒田や山響(山形交響楽団)も注目されました。
(6)山形交響楽団、山形弦楽四重奏団の定期演奏会を楽しみました。急な用件で演奏会に行けなかったこともなんどかあり、残念な思いをしましたが、今年もいい演奏会を楽しみました。事業仕分けのターゲットが天下り財団ではなく、オーケストラを直撃する形となったことは、残念至極でありました。
(7)音楽CDを購入する店舗の棚が年々貧弱になり、当方の趣味を満足させることができにくくなりつつあります。本意ではありませんが、ネット通販の利用が増えそうです。その中でも印象的だったのは、アンドレ・プレヴィン(Pf)、チョン・キョンファ(Vn)、ポール・トルトゥリエ(Vc)のトリオによる、メンデルスゾーンとシューマンのピアノ三重奏曲第1番のCDでした。
(8)コンピュータに関しては、ほぼ Linux で間に合うようになりました。赤いネットブックの購入で無線LAN を便利に使えるようになっただけではなく、古いマシンが次々と壊れて引退して行き、結局のところ、残っている Windows マシンは、XP が2台だけになってしまいました。
(9)今年読んだ本で印象的なのは、堤未香『ルポ 貧困大国アメリカ』(岩波新書)、モンゴメリ『赤毛のアン』(集英社文庫)、飯森範親『マエストロ、それはムリですよ』、加藤祐三・川北稔『世界の歴史(25)アジアと欧米世界』(中央公論社)、半藤一利『幕末史』(文藝春秋)、クリステンセン『イノベーションのジレンマ』(翔泳社)などでしょうか。
(10)仕事の上で最も力を注いだ分野に関して、某表彰の東北地区候補の一人にノミネートされたとか。結果的には候補で終わりましたが、見ず知らずの方々から当方の仕事を評価していただいていたことになり、率直に嬉しい。

そうですね、こんなところでしょうか。世間の諸々の事象から離れて、個人的には総じて良い年であったと言えましょう。写真は、先日の雪と自宅の南天。風情があります。
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