電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

リストのオルガン曲は通勤の音楽には似合わない?

2008年05月18日 06時09分47秒 | -独奏曲
リストのオルガン曲を聴いていて、オルガンとピアノの違いを感じています。聴いているCDは、argo の「リスト/B-A-C-Hによるプレリュードとフーガ、Reubke/詩篇第94番によるソナタ」(430-244-2)で、オルガン演奏は Thomas Trotter です。



最初のリストの「B-A-C-Hによるプレリュードとフーガ」は、もう最初から威圧的なパイプオルガンの響きで、圧倒されます。と同時に、荒れた路面のロードノイズが大きいときには、二つの音の相乗効果で、どこかの工場の機械騒音のようです(^o^)/
第2曲のリスト作曲、交響詩「オルフェウス」の次に、Reubke 作曲、「詩篇第94番によるソナタ」が登場しますが、これがけっこう長大なソナタで、25分以上かかるものです。音色も、威圧的な部分がなくもないのですが、全体に抑制的で瞑想的なところが多く、静かに聴くことができます。
第4曲、リストの「アヴェ・マリア」、第5曲、同じく交響詩「プロメテウス」が収録されており、リストのオルガン曲を堪能することができますが、どうもパイプオルガンの音は、マイカー通勤の音楽には合わないようです。

さて本日は親戚の法事に出席、夜はN響アワーで、サン=サーンスの交響曲第3番の予定。再びパイプオルガンの豪快な響きを楽しみましょう。
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