電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ウラジーミル・トロップのピアノで「ロシアン・メランコリー」を聴く

2008年05月20日 05時30分15秒 | -独奏曲
何気なく購入したCDが、お気に入りになることがあります。先日入手したばかりの、ウラジーミル・トロップ(*1)のピアノで「ロシアン・メランコリー」というCD(DENON COCO-70934)も、そんな幸せなケースの一つ。1999年の11月に、アクトシティ浜松のコンサートホールでデジタル録音されたもので、昨年の暮れにクレスト1000シリーズの中の一枚として再発売されたばかりです。曲目は、

グリンカ
 (1) 夜想曲《告別》
 (2) マズルカの思い出
ボロディン 「小組曲」より3曲、
 (3) 修道院にて
 (4) 夢
 (5) 間奏曲
ムソルグスキー
 (6) 瞑想(アルバムの頁)
A.ルビンシュテイン
 (7) 即興曲 Op.16-1
 (8) メランコリー Op.51
レビコフ
 (9) ワルツ(おとぎ話オペラ「クリスマス・ツリー」より)
 (10)マズルカ イ短調 Op.8-9
 (11)無言歌 ニ長調
カリンニコフ
 (12)悲歌
 (13)エレジー

というもの。グリンカやボロディンなどもそうですが、カリンニコフのピアノ曲なんて、初めて聴きました。レビコフさん(*2)にいたっては、名前も「はじめまして」です。

全体に、ロシアの音楽好きが集まるサロンで、誰かがお得意のピアノを弾いてくれている、といった雰囲気の曲集です。単身赴任先の小型スピーカでは、ピアノの響きは十全とは言いがたいのですが、それでもこれらの曲目の魅力は十分に伝わります。週末に、自宅のオーディオ装置で聴くのが楽しみです。

写真は、先日ふらりと散歩してきた山形県郷土館・文翔館です。

(*1):ウラジーミル・トロップ氏についての情報
(*2):Wikipediaより、「ウラディーミル・レビコフ」の項
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