電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

盆と正月はスキルアップのチャンスだった

2006年08月13日 18時11分58秒 | コンピュータ
最近はそうでもなくなりましたが、盆と正月の休みはずっとスキルアップのチャンスでした。両親が元気で、盆と正月の行事をとどこおりなく済ませてくれている間は、身軽な時間を集中して使うことができました。

80年代初頭には、サーミスタやオペアンプを利用した温度測定を工夫しているし、80年代の中ごろはBASICプログラミングに取り組んでいました。80年代後半にはMS-DOSのしくみやHDの運用、JGAWKなどのスクリプト言語を知りました。90年代はじめにはパソコン通信の楽しさを知りましたし、FM-TOWNSという面白いマシンを通じて、TeX/LaTeXやgnuplotなどのUnix系ツールを知りました。Windows95の導入以後は、インターネットがらみの導入が多くなり、ISDNも確かお盆休みに入れたはず。初めて TOWNS で Linux に触れたのは1998年のゴールデンウィークでしたが、その後まとまった時間があるたびに、DOS/V機でLANなどの実験をしていました。セキュリティや個人情報がらみの話題も、この頃からでしょうか。2000年以降は、ダイヤルアップ・ルータの導入と常時接続の開始など、通信環境の向上が顕著です。また、近年は自動生成方式のWEBサイト開設やブログの開始など、WEBがらみの内容が多くなっているように思います。

家内に言わせれば「嫁はつらいのよ」なのかもしれませんが、知識を蓄え技術を覚えて、まがりなりにも技術の進歩に取り残されずに来れたのは、たしかに盆や正月の連休だったように思います。当面の課題や業務にとらわれがちな職場のOJTとは別に、自分自身のスキルアップをはかることができる条件は、やはりまとまった「時間」のようです。お嫁に行った娘にも、技術畑のダンナの「おもちゃ」を取り上げてはいけないこと、そういう「おもちゃ」類への個人的な投資が、結局技術屋としての寿命を決める面があるのだよ、と話しました。

で、今年は?
寺参りや親族回りなど、一連の行事をこなすのはけっこう時間が取られます。もう、盆や正月にまとまった時間を取り、スキルアップを図るのは難しいようです。たしかに、そういう年齢でないという気もするのですが、まだまだ好奇心はやみません。どうも、従来とは別の方策を考えないといけないようです。
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やけに涼しいお盆の朝

2006年08月13日 08時50分41秒 | Weblog
今年も家族全員が無事にお盆がやってきました。子どもたちも帰省し、久しぶりの家族集合です。それにしても、今朝はやけに涼しいお盆の朝です。エアコンどころか、タオルケット一枚では肌寒いくらい。扇風機さえいりません。全天にかなり厚く雲がかかり、太陽の直射をさえぎっているためでしょうか。

写真は、先日名前も知らない沼で撮影した、白い蓮の花です。昨年も古代ハスの赤い花を撮影しましたが、泥の中から美しく咲くロータスの生命力に感嘆します。
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