電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

あったらいいな~ブログに望むこと

2005年09月20日 19時38分59秒 | コンピュータ
今年の流行のキーワードの一つが、「ブログ」だそうだ。実際、自分のウェブサイトを持つなど考えもしなかった人が、自分の Weblog をオープンしている。えたいの知れないウェブサイトにおそれをなし、歓迎せざるメールにうんざりしていた人たちに対して、ブログはインターネットをさらに身近にした、と言って良いかもしれない。
たしかに、デザインはきれいだし、簡単に模様替えもできる。書く内容をたっぷり持っていた人が、水を得た魚のように猛烈に書きはじめる例を見聞きすることが多い。コメントやトラックバックに触発され、日常生活ではありえないほどの多彩なつながりができることも、ブログの流行に貢献しているだろう。

だが、ブログを継続しているうちに、様々なトラブルにも遭遇する。その一つが、歓迎せざるトラックバックの存在だ。どうも、そのものずばりカタカナ三文字を使うと逆に歓迎せざるトラックバックが増えるような気がする。これは、人間が送っているのではなく、特定のキーワードを探して、機械が無人で送りつけて来るのだろう。

これを、ドメイン名でアクセス制御するという方法もあるが、あまり現実的ではないだろう。そこで、「あったらいいな」という話である。

私が「あったらいいな」と思うのは、「合言葉機能」だ。トラックバックが送りつけられて来たら、「合言葉を言え」と返す。で、合言葉を言えなければ、トラックバックは受け付けない。合言葉を問う文言はユーザーが設定でき、気の利いたセリフがそのブログのオーナーのセンスを示す、というのはどうだろう。なぞなぞであったり時事問題であったり、時々設定を変更できれば、それほど強力な暗号化は必要ないだろう。

歓迎せざるトラックバックが来た。
「今年は西暦何年?半角数字で答えてね」「2005」

てな具合で受け付ければ、少なくとも人手でなければトラックバックはできなくなるだろう。そんなの、うちのブログでは必要ない、という人は、その機能をオフにすればよい。

もう一つ、ベイジアン・フィルタを通すようにする、という手もある。ただし、これを各ユーザーが使うようになったら、サーバの負荷はすごいことになるだろうなぁ。Thunderbird 等のメーラは、各ローカルマシンで動作しているわけで、集中サービス型のブログには不向きなのも知れない。

現実的にはどうなのかわからないが、少なくとも歓迎せざるトラックバックの嵐を制御できるようにしたブログが生き残るのではないか。
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