厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2024年100冊目 『50代からのキャリア戦略』は、65歳過ぎまで働きながら充実した生活を送る戦略を実例から考察

2024-01-24 16:38:16 | 日記

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評価 (3点/5点満点)

 

50代になった〝バブル組〟(その前後の世代も)に共通するのは、これからも働き続けないといけないという現実です。

そんな皆さんに残された未来について、生き残るためのキャリア戦略を考えます。

 

<50歳からのキャリア戦略>

1.学び直す

学び直すにあたって、遅すぎるということはない

2.働く場所(働き方)を変える

あなたが今持っている知識や経験・技術を欲しがる会社はきっとある

3.マインドを変える

「できるか」ではなく「やりたいか・やりたくないか」で考える

 

バブル入社世代が、65歳過ぎまで働きながら充実した生活を送るヒントが、セカンドキャリアを決断した実例などを踏まえて紹介されています。

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2024年99冊目 『うまくいくチームはカリスマに頼らない』は、リーダーの一番大事な仕事はビジョンや目的を明確にして共有すること

2024-01-24 16:23:36 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、リーダーシップを発揮する具体的な手法を、「メンタルコーチング」「アドラー心理学」「認知心理学」の3つを組み合わせた著者独自メソッドでお伝えします。

 

・ビジョンや目的を明確にすること。これをちゃんとやらないと、物事がよく見えている部下からは「リーダーとしての一番大事な仕事をやっていない」と思われてしまう。(P121)

・あなたの強みを周りの人が認めないうちに、弱みをさらすことはリスクがある。あなた自身のパーソナルパワーを鍛え、強みを提示した上で、弱みをさらす。(P200)

 

まずは自分自身をマネジメントできていることが、リーダーになるための第一歩。

次に、己が培ってきたパーソナルパワーを中心に、人の心を動かしていくこと。

部下は「同志」として、尊重と承認の心を持って接することが大切ですね。

 

【my pick-up】

◎ビジョンの共有がないと、単なる「仲良し」

関係性は悪くないのだけど、ビジョンや目的を共有せず、漫然と仕事をこなしている「仲良しグループ」。仲良しグループの特徴は、ビジョンや目的の共有がなく、達成に対しての一体感がないので、ただ単に緩い雰囲気があるということ。ときどき、この緩い状態が「心理的安全性がある状態」だと勘違いをする人がいます。しかし、ビジョンや目的の共有がなく、それに対する各メンバーのコミットや高い意識がない状態は「心理的安全性のある組織」の定義からは外れます。

仲良しグループの最大のネックは、リーダーがメンバーに好かれようとする傾向がある、ということです。リーダーのこういったマインドが、機能するはずのチームを仲良しグループへと変えてしまうのです。

リーダーシップとは、フレンドシップとは決定的に異なるもの。友達になってしまうと、必要なときに「相手に厳しくできない」という不都合が生じます。いわゆる「馴れ合いの関係」では、部下の問題に厳正に対処しにくくなるため、適切なリーダーシップの発揮を妨げてしまうのです。

「チームの関係性を深める」と言うと、すぐ「一緒に飲みに行けばいい」と言う人がいます。居酒屋でフランクなコミュニケーションを取ることも大切かもしれませんが、本当の意味での関係性とは、ビジョンや目的の達成に向けて、侃々諤々と議論を重ねお互いに知恵を絞り合い、チームとして真剣に活動することで生み出されるものです。ただ単にお酒を酌み交わしたからといって、すぐに深まるものではありません。

◎「我慢して働けば幸せになれる」と考える日本人の「生産性」は低い

早く帰宅したいのに、周りの人たちがまだ働いているから帰りづらく、本意ではないのに残業を続けてしまう、というようなことも、不要な我慢の典型例です。20時以降の残業は、酔っ払って仕事をしているぐらいの生産性しか生まないという話があるように、我慢をして、ストレスをためて、そして生産性の低いことをしているという、とても賢いとは言えないことです。飲み会で、帰りたいのに帰りづらく、2次会に付き合ってしまい、余分な時間とお金を浪費してしまうというのも同じです。

これらのことをして、得るものはなんでしょうか?上司や周りの人からはみ出していないと思われること?付き合いがいい人間と見られること?

最近では、いつまでも残業をしている人は「仕事が遅い人」と思われたり、飲み会でも1次会で帰宅する人のほうが、時間をマネジメントできている人と見られたりもします。我慢をして失っていることと、得られることを天秤にかけると、かなり割に合わないことをしているのではないでしょうか?

◎その「会議」は本当に必要か?

呼ばれた会議にとにかく出席することと、何百ものメール処理に明け暮れるだけで、仕事をやっているような気になってしまいます。

私がかつて勤めていた外資系の会社では、「なぜ私の出席が必要なのか、ちゃんと伝えてもらわないことには、出席に応じられません」「この会議の内容を聞いていると、私がここにいる理由がよくわかりません。退席させていただいていいですか?」と言われてしまうこともありました。

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