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2024年102冊目 『再現性の塊』は、ニーズの捉え方など、成果を何度も出せるようになるための仕事の考え方

2024-01-30 15:42:55 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

成果を何度も出せるようになるための「仕事の考え方」「ニーズの捉え方」「振り返りの仕方」などを、キーエンス出身で『付加価値のつくり方』の著者・田尻望さんがお伝えします。

 

必然的に成果を残し続けるようになれる「仕事の考え方」

1.他社が「何をやっているか」ではなく、「何を叶えているか」に目を向ける

2.「存在」「行動」「結果」に目を向ける

3.「ニーズ×機能=ソリューション」であると考える

4.「トレンド×ニーズ×シーズ」で考える

 

もし、毎日必死に頑張っているにもかかわらず、仕事がうまくいかないとしたら、成果を出す「再現性」を持っていないからかもしれません。

ニーズを捉え、価値を生み出し、それを個人としても、組織としても、成果として再現性高く生み続けられるよう、仕組み化できる人は、AIを使う側に回れるはずです。

 

【my pick-up】

◎再現性を高めるベースとなる「9つの考え方」

1.ありのまま

ありのまま=真実に向き合うからこそ、的確な問題提起ができ、良質の問いが生まれる。

2.意味合い

社内で決められた一つひとつの事柄に意味がある。

意味合いを理解していないと、指示された通りには実行できるが、そこからの応用にはならない。

3.フラットな関係性

会議では先に到着した順に着席し、たとえ社長であっても遅く来たら末席に座る。

4.効果的な報連相

「悪いことほど早く上司へ報告すること」を徹底する。

5.育成

部下の育成によって組織への「影響度(役立ち度)をどこまで拡大できたか」が重要。

6.電話最優先

売上はすべてお客様から来ているという「お客様最優先」という意味合いにつながる。

7.退社時間、効率

時間内で仕事を終わらせる。目的・問題意識を持って主体的に行動する。

自分がやっていることの目的が明確になると、課題もすべきことも明確になり、仕事が効率的かつスピーディに進む。

8.オン、オフ

オンのときは精力的に仕事をし、オフのときはしっかり休む。

9.共通言語

共通言語に対して共通認識を持つことで、組織のコミュニケーション速度、意思決定速度を早くする。

 

◎「再現性の塊」になるための具体的手順

1.「うまくいったこと」と「うまくいかなかったこと」を切り分けて書き出す

「うまくいったこと」と「うまくいかなかったこと」は常に同時に起こっている。

「うまくいかなかったこと」よりも「うまくいったこと」を多く書き出すよう意識する。

「有難い」の基準を少し下げてみれば、必ず「うまくいったこと」が見つかるはず。

2.「うまくいったこと」は再現性を高め、「うまくいかなかったこと」は改善する

「なぜうまくいったのか」を突き詰めて考える。

「なぜうまくいかなかったのか」を突き詰めて考える。

3.行動の結果の数値化(うまくいったことを数値化する)

何がどれだけうまくいったのかを「数値」「変化」「基準値」という3つの要素で明確にし、誰が聞いてもその人の成果がすぐに把握できるようにしておく。

他の人がまだ数値化していないことでも、数値化しにくいことでも、数値化してみる。

4.価値の数値化(数値化したものを再現可能にした場合の「価値」を明確化する)

数値化したものを組織内で展開した場合、どれだけ価値が生まれるのかを考え、その点を意識して伝える。

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