厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2020年137冊目『勤勉な国の悲しい生産性』

2020-06-28 16:01:09 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、歴史を振り返り、日本の労働者の時間に対する意識、組織に対する意識、人間関係に対する意識、仕事に対する意識を、広範囲にわたる調査、研究、文献を参考にしながら考えます。
 
・「労働生産性」は統計数値の詐術
・賃上げと価格設定は経営者の肚一つ
・自分が労働者であることを忘れてしまう消費者
・「GDP後生大事」は時代遅れの経済学
・日本人は怠け者だった!
・空気を読む個人主義が蔓延する日本
・AIにヒトの仕事は奪えない
 
など、労働をめぐる「時間」と「組織」の通念を打破する1冊です。
 
いま、デジタル一辺倒の世の中で、人間が本来もっている力を信じることができなくなっているのかもしれません。
 
働き方改革において重要なことは、大多数の「普通の社員」の感情を喚起すること、会社の理念や目標に「感動」し、「共感」を抱いてもらうことです。
 
生産性が低いとよく言われる中で、日本人は今後いかに戦えばいいのか。日本の歴史・特性を理解しつつ、社員に夢を見させて士気を再生する経営論です。

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