厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2020年129冊目『ストレスゼロの生き方』

2020-06-13 19:07:01 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「俺にはストレスがない。」

「人間関係に気をもむこともないし、仕事でイライラすることもないし、他人のどう思われようと気にならないし、我慢もしない」
 
そんな著者・Testosterone(テストステロン)さんの頭の中がどうなっているのか。シェアすることで、読者の皆さんも少しは生きるのが楽になるのではないか?そういう発想で生まれた1冊です。
 
テストステロンさんは社長として働きつつ、筋トレに関する本も複数出されています。ツイッターのフォロワーは100万人。本書は、心が軽くなる100の習慣が掲載されており、2019年11月の刊行以来、2020年3月で10刷、8万部を突破しています。
 
【my pick-up】

◎元気がないときはひとりの世界へ、逃げる

ポイントが1つある。人と会わないことだ。人と会わなければ絶対に予定が狂わない。もちろん、人と会って話をすることも最高のストレス解消法の1つだ。だが、リスクが大きすぎる。予定調整のストレス、相手の事情で予定が狂わされる可能性があるストレス、自分の理想の休日が送れないストレス、他人が介入すると不必要なストレスが必ず生まれる。あなたしか存在しないひとりだけの世界だったらそんな心配は無用だ。朝から夜まで、自分のやりたいことをやりたいときに、やりたいだけ実行できる。たまにだれとも会わず、ひとりで自由気ままに過ごす1日を持つことは現代社会において超大切だ。
 
◎攻めの姿勢を、貫く

死ぬ気でやるな。殺す気でやれ。死ぬ気でやるってのは負けること前提の弱者の思考だ。やる前から負ける覚悟してどうするよ?勝ちたきゃ殺す気でやるんだよ。死ぬ覚悟ができるぐらい意志が強いなら殺す覚悟だってできるさ。玉砕覚悟の奴なんて何も怖くない。相手を殺してでも自分が生き残ってやると覚悟を決めてかかってくる奴のほうがはるかに怖い。そうだろう?人生は常に強気でいかねばならない。
 
◎根拠のない自信を持つと、決める

人生は行動力があって継続的な努力ができる人間にはけっこう甘いぞ。自分の直感を信じてやってみろ。やらない人がほとんどだからライバルなんて意外と少ないもんだよ。やってみたいと思う人が100万人いて、やってみる人が1万人いて、あきらめずに継続する人が100人いる。そんなもんだ。100万人の口だけ人間を見て競争にビビるな。まずやれ。1万人の根性なしを横目に淡々と継続しろ。残った100人、コイツらが本物のライバルだ。気合いでぶっちぎれ。なんかイケる気がしてこない?

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2020年128冊目『AI2.0時代の生き残りをかけたゲリラ戦が始まった』

2020-06-13 18:57:20 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

2045年に誕生すると言われている汎用AIが現れたとき(シンギュラリティ)、日本の産業や個人のあり方はどう変わるのか-人工知能研究社である著者の見地からそれを明かすのが、この本の大きなテーマです。
 
・自動車や家電をはじめとするモノはすべて共有(シェア)される
・人々は会社に通うということがなくなる
・人材の価値も、どれほどテクノロジーに対する理解があるかという基準で測られる
 
日本企業のAI研究の遅れやテックベンチャー起業の少なさを鑑みると、日本の大手企業は今後続々とグローバル競争に敗れ去り、国際経済における日本の存在感がますます低下していくことが予想されます。
 
本書の目的は、そんな未曽有の危機に瀕した日本に生きる読者に、シンギュラリティ目前の超AI時代における生存競争を勝ち残るための「正解を指し示すコンパス」を提供することです。
 
それは「モノに価値はなくなる」(有形資産の価値はゼロに収束する)というもの。レイ・カーツワイルによる「収穫加速の法則」やピケティの『21世紀の資本』、アメリカの巨大企業のビジネスモデルといった客観的なソースに加え、著者のこれまでの主観的な成功体験と失敗体験をパターン化したものです。
 
この原則は、セカンド・ベストを支持する若手のための人生の指針を表したものであって、「東大進学」に代わる成功への新しいコンパスです。既存の大企業の再生を中心に考えたファースト・ベストのシナリオと違い、英語・経済学・コンピュータサイエンスの3つを身につけて「起業」するか「プロ経営者」になるか、という2択をすすめています。
 
日本人のマインドのイノベーションを強く訴える1冊です。
 
【my pick-up】

◎AI2.0 世界の地殻変動はすでに始まっている

シンギュラリティが「モノの価値がなくなる瞬間」であることはまず間違いない。すなわち、情報技術が限界にまで発達した結果、私たちの消費体験の中にあるあらゆるハードウェアがソフトウェアに統合されるようになる。

本書ではこうしたモノに依存しないAI技術を「AI2.0」と定義することにしよう。AI2.0はモノのことを全く考えなくてよいので、私たちを多くの論点から自由にしてくれる。

日本で最も時価総額が高い企業はトヨタ自動車だ。それに着目し、自動車産業を例にAI2.0がどのように発達するかを考えていく。自動車×AIというと、すぐに思い浮かぶのは自動運転車だ。しかし、「モノの価値はなくなる」の原則に従えば、自動運転車は2020年代から2030年代にかけて一瞬ブームにはなるものの、2045年までには姿を消すことになる。

実際、自動運転車はフォードの言う「速い馬車」と同様、タクシーの運転手がロボットに置き換わっただけのものであり、技術史から見るとあまり目新しい点はない。断言するが、今中古車すら買おうと思っていない人は、自動運転車が発売されても買うことはまずない。

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2020年127冊目『Office365 Teams 即効活用ガイド』

2020-06-13 18:49:04 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

Teamsは、チャットやメッセージをリアルタイムでやり取りできる機能を中核にしながら、ファイル共有やビデオ会議などの多様なコミュニケーションを実現し、さらにOffice365が提供するアプリやサービスと深く連携したビジネスの使い勝手を提供します。

2017年3月に提供が始まってからまだ歴史の浅いTeamsは、知名度も導入件数も他のOfficeアプリと比べたら低いでしょう。しかし、働き方改革を具体化し、テレワークも同時に自社の働き方の仕組みに採り入れようとするとき、実現のための有力なツールになります。

この本では、Teamsとは何かから始まり、実際の利用の手順の解説、ビジネスや教育現場での活用事例まで、Teamsの全容を知るための情報を集めています。

私の所属している会社でも、今年初めにOffice365が導入され、Teamsによるビデオ会議の機会も増えてきました。

「緊急メッセージを目出たせるアナウンス」や、「メールからTeamsに投稿する」といった、これまで知らなかった機能も掲載されており、さっそく使ってみたいと思います。
 
【my pick-up】

◎企業でのTeams活用事例-Teamsに業務が依存するようになって工夫が必要な点

チームがどんどん増えて、既に50チームほどになりました。これを毎日全てチェックするのはだんだん難しくなっています。Teamsを眺めているだけで時間を取られてしまいます。チーム運用に工夫の必要さを感じています。

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