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厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2019年159冊目『捨てる時間術』

2019-07-20 18:34:22 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、著者の若杉アキラさんが試行錯誤を繰り返しながら見つけた「時間のムダ」を捨て、自分にとって「自由な時間」を確保する方法を紹介していきます。

若杉さんは、仕事を引き換えに家族との時間を失い、わが子の成長を見つめる時間まで逃してきたことに気づき、これまでの時間の使い方を変えました。家族との時間を増やすために、ワーカホリックになって社会的な成功を目指すことも、苦手な人と付き合うことも捨てました。

大切な人との時間、スキルアップの時間、勉強の時間、趣味やスポーツの時間・・・その自分にとって自由な時間こそが、人生を豊かにするのです。

その意味で、本書では「仕事だけの部分最適」ではなく、「仕事+私生活=人生の全体最適」をテーマに、仕事、お金、片づけ、人間関係、夫婦、育児といったカテゴリー別に構成し、「時間のミニマル化」を実践するコツを解説しています。

「やりたいこと」を優先すると、「やるべきこと」だと思い込んでいた「やらなくてもいいこと」が削ぎ落されていくことを、行動の中で実感すると思います。

【my pick-up】

◎仕事ばかりにならない

まずは自分が決めた時間内は仕事をしない。その時間はほかのことをするか休むだけにして、ワーカホリックの自分をリセットする。それで自然体の自分に戻るだけでいいのです。

◎「行きたくない飲み会」は断る

飲み会はいっさい参加しない、あるいは歓送迎会や忘年会など以外は参加しないという「スタンス」を伝えるのもいいでしょう。仕事で成果を出していれば、不利益を被ることはありません。飲み会に行かないせいで不利益を被るような会社は、そもそもいる意味があるのか疑問に思います。

◎1つ買ったら、3つ捨てる

「1つ買ったら、3つ捨てる」を実践すると、ムダな買い物をしないので、お金と時間のムダがなくなります。たとえば、ワイシャツを1枚買ったら、いま持っているワイシャツを3枚捨てます。モノがたくさんあるうちは、どんどん捨てられますが、少なくなってくると「お気に入りのモノ」ばかりになってきて、買い物に慎重になります。つまり、自分が持っているモノを3つ手放してでも、欲しいと思えるモノしか買わなくなるので、ムダな買い物がなくなるのです。

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2019年158冊目『できる社長はなぜ、アスリート化するのか?』

2019-07-13 20:58:36 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

著者の後藤浩之さんは、仕事の合間に、平日も時間を見つけてはサーフィンやゴルフ、ジムでのトレーニングなどで汗を流し、日々の中で同じような経営者と出会うことも多いそうです。

会社も成長し、1億円以上の資産を築いてきた社長たちほど、徹底的にスポーツにのめりこんでいます。

そんなエネルギッシュな社長たちの生き方は、私たちのビジネスやプライベートを発展させるヒントになるでしょう。

スポーツとビジネスの共通点を知ることができる1冊です。

【my pick-up】

◎スポーツをするとストレスに強くなる

運動は自律神経系と内分泌系を介して副腎皮質刺激ホルモン、コルチコイド、アドレナリンの分泌を増やします。これはいわゆる「ストレスホルモン」と呼ばれるもので、体にストレスがかかったときに分泌されます。そのため、スポーツや運動でこのホルモンが分泌されるということは、これをくり返すことでストレスに対する抵抗性が生じるということがいえます。

ストレスの原因として、最も多いのは解決法を見出せずに問題を抱えていることではないでしょうか。体を動かすことで、血の巡りをよくし、脳を刺激して、新たなアイデアを出すことができるかもしれません。また、気持ちが整理できていないときにもストレスに陥りやすいものです。一回スポーツをして、頭をリフレッシュさせてみましょう。

スポーツの利点として、自分の目標、ゴールを数値化することが非常に簡単であることが挙げられます。ストレスに負けてしまうのは、成功体験に乏しいことも大きな理由だと考えます。

◎腹が出ていては戦はできぬ

もしかしたらこれは少し偏見があるのかもしれませんが、恰幅のいい人には、人の話を聞かず、意見を受け入れない人が多い。少なくとも私がこれまで出会った方々はそうでしたので、これはその経験から申し上げています。そして、そういう方々の事業は、売り上げの数字が一度良くても、その後急落しています。ほとんどがそうでした。

私の周りの経営者らトップビジネスパーソンはそんな多忙な時期であっても、皆シュッとした、引き締まった体型を保持している人ばかりです。太っていること、特にお腹が出たようなゆるんだ体型をしているということは、自己管理ができていない、怠けているのではないか、などと、たとえそうではなかったとしても、ネガティブに解釈されてしまうことが多いものです。

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2019年157冊目『ブランディング転職術』

2019-07-12 21:53:09 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

定年の引き上げなどでサラリーマン人生がどんどん長期化している一方で、ビジネスや会社の寿命はますます短命化しています。その結果、サラリーマンが長いキャリアのどこかで必ず転職が必要になる「サラリーマン総転職社会」が到来するかもしれません。

そんな「サラリーマン総転職社会」では、あなたのことを知らない第三者にいかに自分の価値を高く評価してもらうか、そのスキルが生命線になります。

この本では、「あなたを最も高く売る方法」=「キャリア・ブランディング」を学ぶことができます。

自分の長所を客観的に把握し、それを魅力的に表現し、それを確実に伝えるスキルを身につければ、本人が思っている以上に自分に価値があることが分かると思います。それが結果として、第三者から正当に評価されるのですね。

今すぐ転職が必要な人も、すぐには転職の必要がない人も、キャリア・ブランディングのスキルは心強い味方になるでしょう。

私も昨年転職を経験しましたが、本書の応募書類(職務経歴書や自己PR文など)の書き方は、あなた自身をブランディングするという観点で解説しており、非常に詳細かつ実践的です。

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2019年156冊目『逆算思考』

2019-07-12 21:42:18 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、生産性向上のポイントがきちんと言語化されており、それをもとに正しく理解することができます。

1.ゴールから逆算する(GOAL DRIVEN)

そのゴールは「最高の状態」でなければなりません。

2.重要な仕事に絞る

「やらないことを決める」ということでもあります。

3.広げて、閉じる

「できる限りたくさんの選択肢を見つけ」て、そこから「最適な選択肢を選ぶ」ことが必要です。

また、いかにして異業種や一見関係ないところから事例を持ってこれるかもポイントです。

課題解決や意思決定を速くするための、発想法の基礎から具体的な実践ポイント、ケーススタディまで、300ページ超の豊富さです。

【my pick-up】

◎一生懸命なのに生産性が低い人は、ROIのIが大きい(時間をかけて仕事をするタイプ)

「チームワークの美名のもと、長時間労働を強いる同調圧力がある」(仕事の役割分担が不明確、誰かが残っていると手伝う→生産性が低いメンバーは成長しない)

「長時間労働に起因するインプット不足が当たり前」(日本の社会人はただでさえ学ばない、長時間だと学ぶ時間がない)

「他人と同じ、前例踏襲が無難な風土がある」(日本の教育は「みんなと同じ」を求めている、失敗を許さない職場での免罪符は「前例踏襲」)

◎問題と課題の違い

「問題」は、現在起きている「良くないこと」「気になること」「モヤモヤしていること」を指します。一方の「課題」は、「将来に到達したいゴール」あるいは「ToBe(=あるべき姿)」と、「現状このまま進捗した場合に到達できるだろう現状予測」とのギャップです。つまり、「問題」は現在のことで、「課題」は未来に起こるであろうギャップだと使い分けています。「課題」は解決すべきだけれども、「問題」は解決せずに放置してよいケースがあるというのがポイントです。1つ1つの「問題」を解決するのではなく、より重要な「課題」の解決にフォーカスすることで、生産性を高めます。

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2019年155冊目『時間術大全』

2019-07-07 22:15:22 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

『時間術大全』(原題:MAKE TIME)は、クレイジーなまでに忙しさをペースダウンする方法、大事なことのために時間をつくる(=まさしくメイクタイム)方法に関する本です。

忙しさの原因は、「多忙中毒」(忙しいのをよしとする考え方)と「無限の泉」(スマホのアプリなどコンテンツがたえず補充されるもの)が、生活の“デフォルト”になっているから。

メイクタイムは、何に集中したいかを決め、それを実行するためのエネルギーを蓄え、デフォルトの悪循環を断つことによって、自分の生き方に意識的に向き合うための枠組みです。

~メイクタイムの4ステップ~

STEP1:ハイライト(毎日「最優先事項」を選ぶ)

→その日に優先するハイライトを1つ決める

STEP2:レーザー(「気を散らすもの」を撃退する)

→ハイライトにレーザー光線のように集中し続ける

STEP3:チューニング(体を使って「脳を充電」する)

→時間と注意力を1日中コントロールするためにエネルギーを、運動や食事、睡眠、静寂、親密な時間などで蓄える

STEP4:チャージ(システムを調整、改善する)

→1日を振り返って簡単なメモをとる

本書は単なる時間の節約ではなく、大事なことのために時間をつくる方法を提供してくれます。

【my pick-up】

◎デバイスを置いて帰る

僕らの友人のクリス・パルミエリは1週間に2日、ラップトップとスマホを職場に置きっ放しにして、デバイスをいっさい持たずに帰宅する。翌日職場に行くまで、外界から遮断される。集中力が高まり、睡眠まで改善されることを考えれば、一時的な隔絶などなんでもない。

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