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厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2019年154冊目『エビデンス仕事術』

2019-07-07 22:07:37 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

エビデンスとは、ビジネス上の判断のもととなるような、

・統計データや科学的研究

・1枚の写真

・消費者のなんてことのない一言

などの「根拠となる事実」のすべてを指します。

この本では、あなたの主張をサポートする確たるエビデンスの集め方、その提示の仕方について書いています。

Web・書籍の二次情報と、取材・アンケートの一次情報をどう見つけ、その情報をどう整理して相手にプレゼンするか。グーグル検索のテクニックや、論文検索サービスの利用など、実践的な内容が満載です。

私たちがどんなに言葉を尽くしても伝わらなかったことが、たった1つのエビデンスを提示するだけで伝わることがあります。エビデンスは、言葉や熱意よりも、時として強く相手の心を動かすことが本書から分かります。

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2019年153冊目『会社を50代で辞めて勝つ!』

2019-07-06 20:30:16 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

著者の髙田敦史さんは、54歳7か月でトヨタ自動車を退社し、フリーランスへ。退社する直前の役職は、レクサスブランドマネジメント部部長。

言わずもがなトヨタは超優良企業で、部長になれるのは大卒社員の10人に1人程度。現役の部長が50代で辞めるのは大変珍しいし、ましてやフリーランスになるという話はあまり聞いたことがないですね。しかし、髙田さんは40代になった頃から定年前に会社を辞めてフリーランスになることを考えていたそうです。

会社の本音は、特殊な技能を持っている人を除けば、50歳以上の社員には早く辞めてもらいたいのです。また、50代半ばの役職定年から10年間会社にぶら下がってしまうと、もはや新しい仕事を始める気力も体力も残っていないでしょう。その意味では、50代半ばというのは、自分自身の未来を左右する大変重要なタイミングと言えます。

本書のメインメッセージは、働き方改革という言葉は、若者だけでなく今後のシニア世代にこそ当てはめるべきだということ。個人で稼げる環境は若者だけでなく、全世代に開かれつつあるのです。

50代からの人生の後半を国や企業に守られるのではなく、自分の力で生きるというという選択肢を提案する1冊。30年前後にわたり社会人として生きてきた知識、経験、人脈は、会社から離れても使えるはず。会社のことは優秀な次の世代に任せましょう。

会社員時代の経験と人脈を生かして、フリーランス(個人事業主)として働くことを中心に書いています。

【my pick-up】

◎辞められる人は40代までに自分の専門分野が固まっている。辞められない人は社内事情に詳しいが専門分野を持っていない。

若い時に多種多様な仕事を経験し、30代半ばぐらいからは専門領域で実績を上げ、40代後半からはその領域のマネジメント的立場で組織の指揮、運営を行っているというのが1つの理想像だ。つまり、ジェネラリスト的要素を兼ね備えたエキスパートが望ましい。日本の会社、特に文科系はジェネラリスト志向が強い。ある派遣会社の方いわく、中途半端な元役員より、専門知識のある部長や課長クラスの方が圧倒的にニーズがある。とはいえ、社内で全く出世を目指さなくてもいいかというとそうでもない。ポストが上がれば責任のある仕事が回ってくるし、人脈も広がる。要は、単に「出世したい」ではなく「将来は○○分野のプロになり、部長職までは行きたい」といったプランを自身で考え、上司や人事にそのプランに沿った相談をすればいいのだ。

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2019年152冊目『休み方改革』

2019-07-06 20:12:47 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

平日は広告代理店に勤務するサラリーマンですが、週末を使って世界中を旅する〝リーマントラベラー〟である東松寛文さんが著者。これまで7年間で、58か国123都市に渡航。

旅のために、自ら休み方改革を開始。それを続けたことで、休み方はもちろん、いつの間にか働き方がおのずと変わり、働き方が変わると、さらには生き方までも変わったとのこと。具体的には、「自分らしさ」を見つけることができ、人生の中心が仕事ではなく、自分が中心の最高に楽しい人生を歩むことができるようになったそうです。

つまり、自分らしさを見つけるために休むのです!

この本では、そんな東松さんが、休みづらい職場で上司の顔色をうかがいながらいかにうまく休みを取れるのか、徹底的に研究し編み出した休み方のメソッド、テクニックを公開します。

~魔法のテクニック 休み方の「DDCAサイクル」~

D:Decide(休みを取ることを決定する)

D:Doing the spadework(休みを取るための根回し)

C:Cutting the work time (確実に休むための時短)

A:Attentive(また休むための気配り)

本書の特長は「誰もが持っているのに会社のためだけに使っていた休みと忖度を、自分のために活用するだけで実践可能であること」「サラリーマンとしてこれはうまくいくと思った方法だけを厳選していること」です。その意味で、他の自己啓発本よりも行動に移しやすいと思います。

世の中の風潮としては「何者かになろう!」「影響力を持とう!」なんて言われますが、誰もがそういった生き方を目指す必要はないのではないか。そんなふうに強くなれる人間ばかりではありませんし、変わるタイミングだって人それぞれ。思ったときがタイミング。それまでは慌てず、自分のペースで休み方改革をしながら、自分と向き合って、自分を見つけることをオススメします。

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