評価 (3点/5点満点)
『時間術大全』(原題:MAKE TIME)は、クレイジーなまでに忙しさをペースダウンする方法、大事なことのために時間をつくる(=まさしくメイクタイム)方法に関する本です。
忙しさの原因は、「多忙中毒」(忙しいのをよしとする考え方)と「無限の泉」(スマホのアプリなどコンテンツがたえず補充されるもの)が、生活の“デフォルト”になっているから。
メイクタイムは、何に集中したいかを決め、それを実行するためのエネルギーを蓄え、デフォルトの悪循環を断つことによって、自分の生き方に意識的に向き合うための枠組みです。
~メイクタイムの4ステップ~
STEP1:ハイライト(毎日「最優先事項」を選ぶ)
→その日に優先するハイライトを1つ決める
STEP2:レーザー(「気を散らすもの」を撃退する)
→ハイライトにレーザー光線のように集中し続ける
STEP3:チューニング(体を使って「脳を充電」する)
→時間と注意力を1日中コントロールするためにエネルギーを、運動や食事、睡眠、静寂、親密な時間などで蓄える
STEP4:チャージ(システムを調整、改善する)
→1日を振り返って簡単なメモをとる
本書は単なる時間の節約ではなく、大事なことのために時間をつくる方法を提供してくれます。
【my pick-up】
◎デバイスを置いて帰る
僕らの友人のクリス・パルミエリは1週間に2日、ラップトップとスマホを職場に置きっ放しにして、デバイスをいっさい持たずに帰宅する。翌日職場に行くまで、外界から遮断される。集中力が高まり、睡眠まで改善されることを考えれば、一時的な隔絶などなんでもない。
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