評価 (3点/5点満点)
晩婚にはそれぞれの理由があり、失敗体験も踏まえて熟慮の上で結婚している。若い頃のような「勢い婚」ではない。「熟慮婚」なのだ。
「もう遅い。自分は一生独身だ」とあきらめなかった晩婚さんは、どうやって結婚をつかんだのか。その晩婚を幸せなものにするために、どのような工夫をしているのか。この本では、晩婚なりの幸せ、課題、婚活ノウハウをお伝えします。
晩婚さん夫婦には大きく3つの強みがある
(1)支え合うけれど依存はしない
(2)現実を受け入れて変化を楽しむ
(3)お互いを尊重して機嫌よく生活できる
晩婚に立ちはだかる2つの壁
(1)老親の世話は誰がするか、住む場所はどこにするのか
(2)子どもを作るのか
晩婚さんになれる人の共通点は以下の3点に尽きる
(1)身ぎれいで爽やかな印象を受ける
(2)笑顔が多くて感じがいい
(3)主体的な努力を惜しまない
晩婚化に伴う少子化は問題かもしれませんが、無理な早婚は当事者たちを不幸にするし、婚期を逃した人たちを結婚から遠ざけてしまいます。
結婚しなくても幸せになれる時代。でも、人はいつでも結婚できますし、それによってより豊かに幸せになれるというのが本書の言いたいことです。
晩婚をした人には共感してもらえる部分が多いはずです。現在独身でこれから結婚を考えている人には、役に立つ内容になっています。