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年収300万円の残念な働き方 1万人に会って分かった年収の壁を打ち破る方法 価格:¥ 1,449(税込) 発売日:2013-11-29 |
評価
(3点/5点満点)
この本では、年収180万円のフリーターや学生から始まり、1200万円を超えるエグゼクティブ社会人に至るまで、各レベルで直面するであろう具体的な苦労、課題を抽出し、それぞれの解決策を記載しています。
レベル1 フリーター/学生(年収180万円)
レベル2 見習い社会人(年収300万円)
レベル3 一人前社会人(年収500万円)
レベル4 一流社会人(年収800万円)
レベル5 エグゼクティブ(年収1200万円)
ビジネススキル習得にかかる年数は、1レベルあたり3年が目安です。つまり、今の年収が300万円の会社員でも、9年間正しい努力をすれば年収1200万円を超えることは可能です。
元リクルートエージェントのキャリアコンサルタントで、現在は転職相談のできるBARの店主として1万人以上の人生相談にのってきた著者・鈴木康弘さんによる、「フツーの人」の年収UPに役立つ「仕事の知恵」が詰まった1冊です。
見習い社会人が10年かけて一歩一歩着実に階段を上り、エグゼクティブ社会人になるまで、年収UPの堅実な方法を知りたいビジネスパーソンは、読んでみてください。
【my pick-up】
◎優秀な部下が退職する「気合いマネジメント」(年収800万円の残念な働き方)
残業ゼロ、気合いナシでも目標達成できるビジネスモデル、業務設計を作るのが管理職の仕事。
部下をはじめとした他人にやる気を出させるのに「頑張れ!」と励ますことが部長職以上の人間の役目でしょうか?それは、課長職までのやり方です。
◎素早い決断ができない(年収800万円の残念な働き方)
「決断」する仕事で大事なのは、「正確さ」<「スピード」「一貫性」です。「デキる人」は例外なく、決断する速度が速く、ブレません。
「判断の正確さ」はスキル、能力、知識が影響します。しかし結局神様じゃないと100点は取れないし頑張ったってワカランもんは結局ワカランのです。でも、「判断のスピード」と「判断の一貫性」は誰でも、心がけ次第で100点を取れる。だから「判断」の仕事で大事なのは、「正確さ」<「スピード」「一貫性」なのです。訳すと「うだうだ考えるよりも」「とっとと決めて行動し」「一度決めたら変えずにやり切れ!」です。
◎イエスマンばかりを集めて孤独な思いをする裸の王様(年収1200万円の残念な働き方)
社長が飲みに誘ったら、100%必ず部下がついてくる。飲みの場で部下たちが社長を褒め称え機嫌を取り続ける。そんな環境は危険です。
たかだか、業務外の飲みの誘いすら断れない部下が、仕事で社長にホンネの反対意見を述べたり、本気で諫言をしてくれるでしょうか?まず、あり得ないでしょう。細心の気遣いをして部下に接していかなければ簡単にこの状況になります。