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「伸びる社員」と「ダメ社員」の習慣 (アスカビジネス) 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2012-09-05 |
評価
(3点/5点満点)
著者の新田龍さんが、キャリア教育プロデューサー等として2万人を超えるビジネスパーソンとの面談から見えてきた、デキる人とダメな人を分ける日々のちょっとした習慣の違いを紹介します。
本書で定義している「ダメ社員」とは、単に「仕事ができない人」という意味だけではなく、役職や肩書があっても思い通りの業績が残せなかったり、考え方や人に対する姿勢ができていなかったりする人も含まれています。その意味では、一般社員に加え、役職者の方にも役立つ内容です。
・「学びスイッチ」が入り、周囲のあらゆることを「成長のネタ」にできる!
・「ポジティブスイッチ」が入り、思考が前向きになる!
・「気づきスイッチ」が入り、今まで当たり前だったことから、やりがいや目標そしてチャンスが見つかる!
登場する50個の習慣は、どれもちょっとした心構えや気配り程度のものですが、それらを実践しさらに継続させる人は意外と少ないと感じます。ぜひ、50個の中から1つでも多く実行に移してみましょう。
上記のメリットと合わせ、今目の前に相対している人と事柄を一番大切にする姿勢も身につくはずです。
【my pick-up】
◎伸びる社員は仕事を早くし、ダメ社員は仕事を速くする。
そんなに器用ではない私は、仕事を「速く」ではなく「早く」することを目指すようにしました。たとえ仕事そのものに時間がかかったとしても、着手のタイミングが早くて、結果的に納期に対して余裕を持って仕事を完了できれば、それは立派な実績なわけです。
「速さ」という「能力」ではなく、「早さ」という「スタンス」を変化させることで成果と信頼を得るというパターンは、ダメ社員が伸びる社員に変わる定番スタイルなのです。