厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2012年136冊目『なぜか「目にとまる人」になる100のルール』

2012-09-25 11:26:49 | おすすめビジネス書
なぜか「目にとまる人」になる100のルール なぜか「目にとまる人」になる100のルール
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2012-09-15

評価  (3点/5点満点)

大勢の中にいても目にとまる人がいます。目立とうとしているわけでもないのに、なぜか目にとまる。なぜか人の話題にのぼる。

この本は、そんな人になるための法則を100のルールにまとめたものです。

1つひとつのルールが短く、見開きで完結するようになっています。また、穴埋めクイズ形式で考えながら読み進めることができます。

100のルールの基本にあるのは、私が私が、俺が俺が、のスタンドプレーヤーになるのではなく、チームプレーに徹することです。これは特に、20代のビジネスパーソンに知ってもらいたい考え・行動です。

【my pick-up】

◎評価は評判で決まる

評価より評判を意識した仕事をすることです。「評価」が上司によるものなのに対し、「評判」は周囲の人たちの評価が口コミで伝わっているものです。

あなたの「評価」も高くなります。なぜなら評価する立場の人がいちばん気にしているのは「納得性」だからです。本人はもとより、周囲の人からも納得が得られる「評価」をするには「評判」は無視できません。こうして評価は評判で決まるのです。

◎不満は提案に変換せよ&提案するなら3案示せ

ビジネスでは、不満の反対は〝提案〟です。不満は居酒屋で「愚痴」にして解消するのではなく、職場で「提案」にして解決しましょう。

提案するなら3案示せ、です。1案しかなければ、結論は「やる」か「やらない」しかありません。2案の場合は、もっと他にもあるんじゃないかという不安はぬぐえません。3案出すと、3案の比較の中で、「どれが最も優れているか」という点に議論が集中しやすくなります。

◎仕事のリストラを考えよ

今となっては何のためにやっているのか、目的がわからない仕事があります。前からやっているからという理由だけで誰も見もしない管理資料を作っている人がいます。

こんな資料作成は思い切ってやめてみましょう。本当に必要なら、「あれ、どうなった?」と訊いてきます。たいていは何も訊かれることはありませんから安心してください。

◎人の力を借りる力も実力のうち

人の力を借りる力も実力のうち。人の力を借りる力のある人は、人に力を貸した回数が多い人です。「何かお手伝いすることはありませんか?」と声をかけた回数の多い人です。こうして人に力を貸した数だけ人の力を借りる力が蓄えられていくのです。

人の力を借りる力が不足している人は、まわりの人との協調的な人間関係が構築できていないケースがほとんどです。ここで発想の転換をしてみましょう。良好な人間関係を構築するために、あえて人の力を頼るのです。相手も関係をよくするきっかけを探しているかもしれません。

自分から「手伝おうか」と声をかけられないでいる人は意外と多いのです。思い切って「これお願い」と言ってみてください。

◎無敵の人とは、敵を作らない人

味方にならないまでも敵に回らない、最低でも中立を保つ、そんな仲間に囲まれたほうが安全ですよね。そもそも敵を味方に変える努力より、敵を作らない努力のほうがよほど楽ですから、ふだんから敵を作らないよう心がけておくべきなのです。敵を作らない秘訣は3つあります。

1つは感謝クセ。「ありがとうございます」と言われて怒る人はいません。感謝して嫌われることはありません。1つは謝罪クセ。「ごめんなさい」と言われてさらに怒る人はいません。言い訳なしの謝罪は相手の怒りのエネルギーレベルを引き下げる効果もあります。1つは弱みを見せること。「助けてください」と素直に弱みを見せると、相手はそれを責めるどころか、むしろ応援に回ってくれます。

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