評価 (3点/5点満点)
40年間休まず週刊連載を続けてきた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(こち亀)作者の秋本治さんが、これまでの仕事の仕方を振り返った1冊。
・目の前のことをこなし、ひとつひとつ積み重ねること。
・とにかく面白いものを描き、1回1回乗り切っていくことだけを考えている。
マンガの世界も、人気がなければすぐに打ち切り。突然終わりを迎えてもおかしくないという覚悟を持ちつつ、どう仕事を進めてきたのか。
セルフマネジメント術:ダメだったらとっとと見切りをつけて次に移るくらいのタフさが、人生には必要。
時間術:自分から積極的に時間を生み出さないといけない。
コミュニケーション術:うまくいかずにイライラしはじめたら、そこからスッと立ち去る。
発想術:自発的な興味と遊び心こそが、出発点であり原動力である。
健康術:ストレス発散にお酒の力を借りる必要はなかった。
未来術:最短で成功をつかむためには回り道を厭わないこと。
一見当たり前と思えるようなことも、40年無休で偉業を成し遂げた秋本さんの言葉ゆえ、重みがあります。当たり前を続けることがいかに大変で大切かが、痛感させられる内容です。