厳選!ビジネス書 今年の200冊

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今年89冊目『仕事オンチな働き者』

2011-04-23 23:56:58 | その他私が読んだ本
仕事オンチな働き者(日経プレミアシリーズ) 仕事オンチな働き者(日経プレミアシリーズ)
価格:¥ 893(税込)
発売日:2011-03-09

評価  (2点/5点満点)

ベストセラー『残念な人の思考法』の著者でビジネスコンサルタントの山崎将志さんが、どれだけ働いても成果が出ない「仕事オンチな働き者」について考えます。

仕事における「オンチ」とは、自分では変えられない与件とか前提条件に対する正しい理解がない、あるいは新しい状況に直面したときに正しい前提条件を見つけることができない状態であり、そういう人が一生懸命働くと「仕事オンチな働き者」となります。

仕事における前提条件とは何だろうか。そして、それはどうやって見つけたらよいのだろうか。本書は、その前提条件を正しく理解する、見つけるための、単なるノウハウ・テクニックではなく、視点・考え方を学ぶ読み物と捉えればよいと思います。

【my pick-up】

◎物語を受け入れてもらうステップには雛形がある

『神話の法則-ライターズ・ジャーニー』(クリストファー・ボグラー著、ストーリーアーツ&サイエンス研究所)によれば、物語には話の展開に12のステージ、7つの要素(登場人物)が必要不可欠であるという。

物語をつむぐ12ステージ

ステージ1 日常の世界(Ordinary World)

ステージ2 冒険への誘い(Call to Adventure)

ステージ3 冒険への拒絶(Refusal of the call)

ステージ4 賢者(Mentor)

ステージ5 第一関門突破(Crossing the First Threshold)

ステージ6 試練、仲間、敵対者(Tests,Allies,Enemies)

ステージ7 最も危険な場所への接近(Approach to the inmost cave)

ステージ8 最大の試練(Supreme Ordeal)

ステージ9 報酬(Reward)

ステージ10 帰路(The Road Back)

ステージ11 復活(Resurrection)

ステージ12 宝を持っての帰還(Return with the Elixir)

物語に必要な7つの要素

1 冒険の旅に出る主人公(Hero)

2 ヒーローを冒険の旅に誘い出す人(Herald)

3 ヒーローに魔法の贈り物をする人(Mentor)

4 ヒーローの行く手を阻む人(Threshold Guardian)

5 常に変化しヒーローを困惑させる人(Shapeshifter)

6 ヒーローを破滅させようとする人(Shadow)

7 現状を覆し息抜きを与える人(Trickster)

コメント
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