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厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2014年192冊目『「本が売れない」というけれど』

2014-11-18 20:38:41 | その他私が読んだ本

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評価 (2点/5点満点)

日本の読書は、本は、どこへ向かうのか?日本独自の流通システム、変わる書店の形、ネットの世界との関係性など、出版業界のこれまでを振り返り、読み手と本をつなぐ新たな出会いの形を模索したのが本書です。

・書店の品ぞろえがあまりにも新刊偏重で、薄っぺらで、時間的奥行きがなく、どの書店の店頭も似たような風景になっているから、読者はブックオフやアマゾンや公共図書館に向かう。

・現在の出版産業が多産多死の自転車操業状態になってしまったのは、目先のおカネほしさに新刊をジャブジャブつくって書店にばらまくということを繰り返してきたからだ。

この本の最大の問題提起は、「読書離れは本当か?」ということ。バブルの崩壊と日本経済の長期不況、郊外化と商店街の衰退、高齢化と人口構成の変化、ブックオフ・アマゾン・図書館の台頭、メディアとのかかわり方の変化によって、本はたしかに売れなくなりました。しかし、私たちは以前と変わらず本を読んでおり、ただその読んでいる本が、必ずしも書店で買った新刊ではなくなっただけのことだと指摘しています。

本好き、書店好きであれば、面白く読める1冊だと思います。

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2014年191冊目『プロ弁護士の勝つための思考力』

2014-11-17 14:31:36 | その他私が読んだ本

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評価 (2点/5点満点)

この本では、勝つこと、つまり自分が成し遂げたいと思ったことを実現することを、思考力というフィルターで切るものです。

具体的には、次の10の思考を身につけることで、勝つための思考力を磨くことができます。

観察思考/想像思考/遮断思考/客観思考/立場転換思考/学習思考/目標達成思考/比較思考/成長思考/予測思考

著者は弁護士なので、理論的に展開されていると思いきや、内容は実際的で、面白い具体例が満載です。

勝つための思考力を知ることは、すべての結果は自分で決めているという真理にたどり着くことでもあります。「思考は現実化する」の実践版とも言えるのではないでしょうか。

【my pick-up】

◎好き嫌いをやめてみると、なぜか人の好き嫌いがなくなる。

食べ物に好き嫌いが多い人は、人間関係にも好き嫌いのある人が多いものです。将棋の米長邦雄さんの文庫本にも「食べ物の好き嫌いをなくしなさい。好き嫌いがある人は、人に対しても、物事に対しても好き嫌いで判断することが多くなり成長できない」と書かれていました。

当時のわたしは、食わず嫌いを含めて嫌いな食べ物がたくさんありましたが、今では嫌いな食べ物はありません。おかげで人を嫌いになることもなく、物事にも順応しやすくなりました。今もし食べ物に好き嫌いがある人は、ひとつでも食べられるように努力してみてください。嫌いだという感情が芽生えない思考が獲得できると、一気に成長できますよ。

◎相手からどのような返信がくるか、毎日予測し続ける。鍛えれば鍛えるほど思考は磨かれる。

自分が発信したメールに対して、相手からどのような返信がくるかを、ふだんから予測するくせをつけることです。

また、メールがきたときは、タイトルだけ見て内容を1、2秒で予測します。それからそのメールを開いて内容を見ます。日頃からこれをやっていると、だいたい予測が当たるようになってきます。

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2014年190冊目『最速で「求められる人材」になる方法』

2014-11-15 23:54:11 | その他私が読んだ本

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評価 (2点/5点満点)

ビジネスパーソンは、自分の考えや構想を提案書や企画書、稟議書、報告書といった「資料」に表すことが不可欠です。そうした的確な「資料」を作り、それを活かす力を総称して、この本では「資料力」と呼んでいます。

出された資料1枚を見れば、その人がどれだけ本質をつかんでいるのか、その提案が確固たる根拠に基づいているのか、勝算はあるのかが一目瞭然です。

力のある資料には共通したポイントがあり、それを最も効果的にかつ誰もが実践できる方法にまとめたのが本書です。

「7つのフレームワーク」

1.現状分析:データをもとに客観的に分析

2.今後の見通し:簡潔かつリアルに示す

3.原因分析と反省:表を使うと効果的

4.解決策:実行可能かつ有効な策に絞る

5.実施後の見通し:変化を数値で表す

6.残された課題:リストアップしておく

7.今後の進め方:「5W1H」を明確化

「5つの鉄則」

1.報告には必ず数表を入れる

2.数表には必ず合計欄か平均欄を設ける

3.数表内の重要な数値は○で囲む

4.書類には主文(タイトル・結論)を明記する

5.何枚かに渡るときには必ずページ番号を振る

この「7つのフレームワーク」と「5つの鉄則」で資料力を向上し、熱い思いで企画・提案した自分の考えが成就する感動を味わいましょう!

【my pick-up】

◎不備の資料が示している恐ろしいこと

最終決定の経営者のところにページ番号のない資料がきたりすると、担当者1人が作って上司がまったくチェックしていない資料なのかと疑います。

〝ページ番号がついていない〟というシンプルなエラーは、組織に重大な問題がある、という危険な兆候を示していることがよくあります。現実にはこのような場合は、資料を作成した社員と、その上司の意思疎通に問題があるケースが多いのです。

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2014年189冊目『捨てるべき40の「悪い」習慣』

2014-11-14 10:48:48 | その他私が読んだ本

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評価 (2点/5点満点)

この本で登場するのは40個の悪い習慣で、一つひとつ捨てるたびに少しずつあなたの人生は確実に変わっていくとのこと。

「タイムマネジメントを捨てる」「顧客志向を捨てる」「問題解決思考を捨てる」など、タイトルだけ見ると本当に捨てていいの?と思うかもしれませんが、本文をよく読むとその趣旨が理解できます。

捨てれば捨てるほど、やりたいことや大切にしたいこと、自分が進みたい道が明確になってきます。人生の限られた時間の中で、あれもこれもと手を出してしまうと、どれも中途半端に終わってしまう可能性が高いです。

「何を選ぶか」を決めるのが難しい方は、「何を捨てるか」から考えてみてはいかがでしょうか。

【my pick-up】

◎写真や手帳を捨てる-過去より現在と未来にフォーカスする

私は「思い出」をほとんど捨てています。たとえば子どもの頃の写真はほとんど捨てました。記憶がない場面の写真を見ても、私個人としては感慨がないのです。年賀状や手紙の類も全部捨てています。もちろん、「懐かしい」とか「そういえばあんなときもあったな」という感情は湧きますが、それで自分の行動が何か良い方向に変わるわけではなく、見ることで何か前向きな力が生まれるわけではないからです。

少なくとも、過去を振り返って思い出に浸るとか、昔を懐かしむという行為は、一種の現実逃避行動であり生産性はない、というのが私の考えです。過去を捨てると2つのメリットがあります。それは、「身軽になる」ことと、「現在と未来にフォーカスできる」ということです。今から未来にかけての取り組みが、過去の意味すら変えていくのです。そう考えれば、昔を振り返って懐かしがっているヒマなどありません。

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2014年188冊目『心が読めれば人生が変わる!』

2014-11-13 15:33:09 | その他私が読んだ本

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評価 (2点/5点満点)

著者の斉藤恵一さんの肩書はセルフマネジメントプロデューサー。モデル、営業マン、美容師、販売員といった方たちを対象に、パーソナルブランドの確立(=各人が持っているタレント力、自分のいいところを引き出し発揮すること)をお手伝いする仕事をされています。

この本では、そんなセルフマネジメントプロデューサーとして人に教えて効果を実証した心理法則やテクニックを公開しています。

成功のポイントは、相手にとって特別な存在になれるかどうか。それには、自分の強みで勝負するとともに、その強みを相手の心を読んでアジャストさせることが必要になるとのこと。

・自分に「ない」ものを求めるのではなく、既に自分の中に「ある」ものに目を向けて徹底的に活用すること。「自分だからこそできることは何か」を追求すること。

・今までの自分磨きや自分アピールにサヨナラして、自分の価値の見せ方・伝え方を変える。

・自分を大きく見せようとウソをつくのではなく、自分らしさを突き詰め、それに反応してくれる人たちのヒーローになればいい。

・決して万人に愛される必要などない。ただただ、今目の前にいる人にとってのヒーローになればよい。

・誰かに必要とされるためには、何か大げさなことをする必要はなく、目の前の相手が感じている不快の感情を理解し、それを解決するために自分のできることは何かを考え、差し出してあげる。

ちょっとした言葉やしぐさ・行動の工夫で、自分の能力・魅力が相手の心に届き、相手を動かすことができると納得した1冊です。

【my pick-up】

◎自分の押し売りは相手の心を閉ざす

自分の価値を相手に理解させ、相手の気を引こうとするのは、180度間違ったアプローチ方法です。

「特別な人」になるには、「あなたがどれだけ魅力的か」ではなく、「どれだけその人のことをわかってあげられるか」のほうが重要です。

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