そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

ギンネム

2006年06月22日 | 6~8月の草木
私は初めてみたギンネムの花です。ネムノキと同じように、夕方に花が開きます。
ネムノキと同じマメ科ですが、こちらはメキシコ原産で、沖縄県北部のやんばると呼ばれる地域には、たくさん咲いているようです。

夕闇迫る中で一人眺めていると、はかなげで幻の花を見ているような気がしました。

< ほの白く夕闇に咲くギンネムは 君の横顔思い出させて >
< 同じ枝に命宿せしものなるに 花は開きて葉は眠りおり >


そういえば昨日は夏至。
どんな夕日が沈むかと期待しましたが、あいにくの曇り空でした。
それでも、たなびく雲はうっすらと色づいて・・・


< うっすらと雲だけが染まり暮れてゆく一日もありこれも夕焼け >


そして今日は雨。
蜘蛛の網にも露がいっぱいで、この網の主は、お腹が空いているかもしれませんね。


< 息ひそめ雨止む時を待つらむか この家のあるじ姿を見せず >




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チョウの表と裏

2006年06月21日 | 昆虫&生き物
何事にも表裏があるのは世の習いですが、チョウの翅にも表と裏があり、模様が全然違う場合もあるというお話です。
今の季節に見られるチョウで、ご覧ください。

表裏の違いの他に、♂♀によっても模様や色がすごく違うのが多いですが、詳しくは今の私には解らないので、またの機会に。

上の写真はお馴染みのベニシジミ。これは表側です。
裏はこんな感じですが、まあまあきれいです。



ところが・・・・

これはムラサキシジミというチョウの表で、とてもきれいな色です。


このチョウは表と裏が極端に違っています。
裏側をマウスオンで見てください。
こんなのが止まっていても、じっくり見ようなどとは、あまり思いません。
ところ、飛び立つとチラチラと表が見えて、ドキッとしてしまいます!


もう一頭、これはコミスジの表側です。

裏はマウスオンでご覧いただけますが、表とほとんど変わりません。

チョウも色々ですね。

文中、何か間違いがありましたらどうかご指摘くださいますよう、お願いいたします。



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草の露(露玉)

2006年06月20日 | 水滴・凍露
今朝は早起きして、朝露を見に行ってみました。これは竹の茎(と呼んでいいのでしょうか?)の途中に出来た露玉です。

「露」と言えば、俳句の季語では秋の部に入っています。
秋の露は空気中の水蒸気が、冷えた草や木の葉に触れて、水滴になったものが多いと思います。

でも夏の朝露は、植物自身が吸い上げた水分を葉から出して、露を作っていることが多いようです。
これは、草の露とか露玉と呼ばれています。

これなどもその例です。




この2枚は、一昨日に写した雨の名残の水滴なので、露ではなくて単に「水滴」と呼んだ方がいいのかもしれませんね。




難しい区別はともかくとして、早朝の露は朝日に輝いてとても魅力的でした。


<宝石に 勝れる光 草の露>

<早起きは 無限の徳よ 露光る>



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南の空鮮やかに

2006年06月19日 | 夕やけと薄暮
昨日は夕焼けはだめでしたが、南の空にこんな雲が現れました。
なんの形に見えますか?
いろんな想像が湧いてきそうですね。

大きな水鳥が、魚をくわえているようにも見えますね?
この部分を大きくすると、こんな感じです。


もっと左右に広がっていたのですが、面白い形はここが中心でした。

夕焼けというのではなく、日没後の南の空に、こうして雲だけが染まっているというのも不思議な感じです。
南北に窓があり、見晴らしも良いという環境がなければ、見ることのなかった空かもしれません。



梅雨が明ければ、こんな雲も見られるかもしれません。
ちょっと大きいですが・・・




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梅雨の花たち

2006年06月18日 | 6~8月の草木
記事の題は「梅雨の花たち」と付けましたが、この写真だけタネです。
タネは翼を付けているので、正しくは翼果とよばれるようですね?
雨の中でも鮮やかな色を見せています。

若葉が赤いので、多分イロハモミジの仲間でしょう。この仲間は色々と風流な名前が付いているようです。


梅雨といえば定番のアジサイ。
雨がなくて首をうなだれていましたが、やっと元気になりました。




別のアジサイの茎の露です。

花の色が写りこんでいるところを写したいと思ったら、ちょうど良い位置に水滴がなくて、こんな構図になってしまいました。
お笑いください。


ドクダミも元気になりました。

この花も、雨に濡れた時が好きです。


というわけで、そぼ降る雨の中での撮影です。
先日から狙っていた、水中撮影もOKというコンパクトデジカメを買ったので、雨の中での試し撮りでした。
手ぶれ補正は付いていません。雨の中でフラッシュ発光禁止の手持ち撮影では、私にはこれくらいの結果が限度です。



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素晴らしい夕焼け

2006年06月17日 | 夕やけと薄暮
昨日は、私の今までの人生でいちばん豪華な夕焼けを見ました。
約1時間の間の出来事でしたが、見終わってしばらくは、呆然として座り込んでいました。

始まりはどうということなかったのです。
太陽の姿もみえず、ああ、今日はこのまま暮れるのか・・・という感じでした。
18時47分の撮影です。

ところが10分後にはこんなことが!

夕日が沈んでいったと思われる辺りが、突然強い光を放ちました。
雲が切れて太陽が姿を現していたのでしょうか?

それから13分後には、突然に雲が金色に染まりました。
その時の少し東側の空の様子は、マウスオンでどうぞ。


その4分後に、なんと突然太陽柱のような光が立ち上ったのです。

太陽の姿が見えないので想像が出来なかったのですが、いったいこの光の柱の下では、どんな様子が見られたのでしょうか?
見に行きたくて、もどかしい気持ちでいっぱいでした。


それから15分後です。

どうやら完全に陽が沈んだようですね。


そしてさらに15分後

さすがの豪華な夕焼けも終わり、静かに夕闇が辺りをつつみ始めました。

まるで別世界にいたような、言葉には言い表せない気分の時間でした。
少しはこの珍しい(?)体験を、ご一緒に味わっていただけたでしょうか?





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梅雨の晴れ間

2006年06月16日 | 6~8月の空
晴れました! しかし空は不安定。この後の雲を見てください。

上の写真は、私が住んでいる団地の同じ棟です。
明るい陽射しに、傘の展覧会。子供たちは水筒を持って学校へ!


目の下には竹薮が広がっています。
春、地上に顔を出したタケノコが、こんなに成長しました。
葉っぱのない裸んぼの竹が見えるでしょう?
これから葉が付いていくのです。



さて、上空の様子は・・・・
こんなだったり


こんなだったりでした。


しかしこれは、ほんのしばらくのこと。
きれい~~と見とれているうちに薄い雲が広がって、曇ってしまいました。

もしきれいな夕焼けが見れたら、またUPします。



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ツユクサとカラスビシャク

2006年06月15日 | 6~8月の草木
今日は雨ですが、昨日の朝はまだ晴れていました。ベランダで、今年初めてのツユクサが咲いています。
大好きな花で、度重なる引越しにもずっと一緒に連れてきました。
もう何代目になるでしょうか・・・・

珍しく、咲き遅れたつぼみが、今開こうとしています。


この後表に出ました。
去年初めて知った、カラスビシャクの葉に、そろそろムカゴが出来ている頃なので、見に行ったのです。
面白い葉っぱです!

ご存知と思いますが、カラスビシャクの全体の姿をマウスオンでご覧下さい。
この、ひょろ~んと伸びているのが花だなんて、ねえ?
この頃はほとんどムカゴは付いていないか、あっても小さいのです。

またの名をハンゲといい、地下にある球茎は漢字で「半夏」と書き、漢方薬で咳止めに使われたりするようです。

草を掻き分けてみると、葉柄の下の方にも小さなムカゴが付いています。
失礼して一本だけ抜いて見ました。

これはかなり珍しいと思います。
こんな植物は他に知らないのですが、何かありますでしょうか?



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光芒

2006年06月14日 | 夕やけと薄暮
雲間から放射状に広がる光芒です。珍しいものではありませんが、昨日のは印象的でした。


胸の奥のほうに 重く澱んでいるもの
それは ある人の心無い言葉

自分のことだけしか考えていないことが 悲しかった
それを許せない自分の 心の狭さも嫌だった

でも 広がる光は
そんなわだかまり忘れさせ
気持ちを伸びやかにしてくれる

小さなことに こだわるのはよそうよ
他人がどうであれ 
自分らしくしていれば それでいいのだよ

そんな声が 空から舞い降りてきた



雲の動きで、光は少しずつ姿を変えます。

こんな壮大な光も見られました。
もう少し上に伸びている姿を撮りたかったのですが、私の窓からはこれが精一杯でした。
残念・・・・


やがて夕暮れ。


雲の合間に見え隠れする太陽が、時にまぶしくその存在を主張ながら、暑かった一日が暮れて行きました。



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ホタル?とナナホシテントウの顔

2006年06月13日 | 6~8月の草木
ホタルは写すのが難しいので、イメージだけ作ってみました。
実際にこんな色のホタルがいたらびっくりですが・・・

これは、もともとはクモの網に光る水滴なんです。
もと写真はこれです。
ここからコントラストを高くして、暗くしてみたのです。


これを写した近くで、アメリカフウロの莢がタネを飛ばして、四方にまくれ上がっているのを、やっと発見しました。

これを見ると、確かにお神輿を想像できますね?

突然ですが、この写真をクリックしていただくと、ナナホシテントウムシの顔部分のクローズアップが見られます。
あまり見る機会がないですが、たまたま写せました。
不思議な顔で、驚かれると思います。

ちょっと不安な方は、クリックしないでネ・・・

うわっ、びっくりした!



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