そよ風つうしん

日々の暮らしの中で心に残ったことや、目にとまったすてきなものを、折々にご紹介しています。

あれれ?

2012年05月30日 | 3~5月の草木
道端の小さな花を眺めながら歩いていると・・・
時々、
あれ? 何か違うよ? と思うことがあります。

そして近寄ってみると、


たとえば、上の写真のユキノシタ、

「やあ、こんちは!」と呼んでくれたのですが
とっさには、どこが違うのか気が付きませんでした。

左上に、通常の花の形が小さく写っていますので、見比べてください。

そうです、ピンクの模様入りになるはずだった一枚が、白くなって、形も大きくなっているんです。
よく見ると、うっすらとピンクになっている部分があるでしょう?

ちょっと間違えちゃったみたいです



そろそろドクダミも咲き始めました。

ドクダミは花びらのように見える4枚の白いのは、総苞(花弁に見える部分)でしたね。
そして、真ん中の棒状の花序に淡黄色の小さな花が咲いています。

普通は総苞は4枚ですけど、ときどき八重咲きのように見えるものがあります。


この写真程度では、特にどうってことありませんが、園芸店で売られている本格的な八重咲きを見ると、とっても華やかです。



最後は、もうあらかた花の終わったキュウリグサです。

これ、どことなく可愛くないですか?

実は、普通は5枚しかない花びらが、7枚も有るのです!
2枚もおまけがあると、とてもデラックスに見えますね?


そうかと思えば、こんなのも

花びらに切れ込みが入っていました。

これもなんだか可愛い・・・


そして、花の真ん中の部分が広がって、まるで笑っているようなのや、


こんなのも

花の真ん中部分がつながって、二つで一つの花になってしまってます。

真ん中部分が広がると、花びらもすごく枚数が多くなっています!



たくさんの花の中には、色々と変異が出てきますが、どれを見てもみんな違って、みんないいですね




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でんでんむしは、なぜ悲しいの?

2012年05月29日 | 本の紹介・その他いろいろ
新美南吉の『でんでんむしのかなしみ』は、皇后美智子様の『橋をかける』の中に紹介されて、多くの方々に知られたお話でしたね。



一匹のでんでんむしが、ある日突然、自分の背中の殻には悲しみがいっぱい詰まっていることに気が付きます。

とてもつらいので、もう生きてはいけないのではないかと心配になり、友達のでんでんむしを訪ねて、そのことを話します。

すると、そのでんでんむしは、自分も同じであるといいます。
しかたがないので、ちがうでんでんむしを訪ねて、同じ質問をしますが、返事は同じでした。

たくさんのお友達を訪ねたけれど、みな同じように、自分の殻にも悲しみがいっぱい詰まっているというので、訪ね歩くのは無駄なことだと気が付いて、そのでんでん虫は嘆くのを止めます。

誰もみな、殻いっぱいの悲しみを抱えて生きている。
自分の悲しみは自分で抱えて耐えて生きていくしかないのだと、気が付くのです。


        



私は、うかつにもこのお話を知らなかったので、美智子様の『橋をかける』が発行されたとき、その中にお書きになられていたので、初めて知り、読んでみました。

でも、でんでんむしは、どうして殻の中いっぱいになるほどの悲しみを抱えて生きているのだろう・・・? といかにも不思議で、納得がいきませんでした。



美智子様のご本の最初の発行は、<(株)すえもりブックス・1998年11月25日でした。
その後、出版社の都合で、現在は文芸春秋より出版されています>



それ以来、今日に至るまでその疑問を抱えたままで、長い時間が流れていきました。
そして、つい先日のことです。

新聞広告で、こんな本を知りました。

変わった題名の本です。

著者の帯津さんは好きなので、勉強にもなるだろうしと思い、早速図書館にリクエスト。
運よくすぐにやってきました。

そしてなんと、その中には、長年の私の疑問の答えが書かれていたのです!!
でんでんむしの話ではなく、人間のこととしてですけどね。

この本、すごい内容でした!
内容をご紹介すると、あまりにも長くなりますので省略します。
安価な本ですので、関心の有る方はぜひ書店でお求めください。
何かしら、得ることがきっとあると信じます。



ここでは、殻いっぱいの悲しみについて述べねばなりません。



帯津さんは、病院の院長です。たくさんの患者さんを診てこられ、見送りもされ、勉強家なので多くの本をお読みになっています。

そして、気づかれたのです。
人間の本質は悲しみだ」と。
明るく前向きにに、プラス思考で生きるのがよい生き方で、免疫力もあがるのだという考えが言われて久しいけれど、それは違うと。
人間の中にも、実は悲しみがいっぱいに詰まっているのだと!

自分も然り。
そしてあなたの隣にいる人も然り・・・

そういう自分を敬い、隣にいる人の抱えている悲しみを敬って生きられる人こそが、天から敬われるのであると。

そうだったのですね、人間の体の中にも、悲しみはいっぱい詰まっていたのです。
新美南吉も、きっとこのことを知っていたのだと確信しました。
そのことを、私達に伝えたくてこの本を世に出したのだと思います。


あなたの心にも

私の心にも

その向こうに居るあなたの心にも

かなしみは いっぱい詰まっているのです

でも、それはどうすることも出来ないのです

みんなが 悲しみの詰まった心を大切に抱きしめて

しっかりと 生きていくしかないのです

そして

それは とても とても大切なことなのです


悲しみをかかえて

でも 折れてしまわずに 生きている

そんなあなたを

あなたのお友達を

天から見守ってくださっているものがあります


無理に

明るく 前向きにならなくてもいい

そう思うと

とても気持ちが 楽になりました

わたしは でんでんむしと仲良くしようとおもっています





この帯津さんの考え方は、ここだけ取り出してしまうと、あまりにも唐突に感じられるでしょう。
申し訳ありません。

安価な本ですので、生きるとか、死ぬとか、養生するとか、人間何のために行きるのか、というようなことに関心の有る方は、ぜひともご一読を!

きっと得ることがあるでしょう。




子供時代の美智子様の読書が、今まで歩いてこられた、決してお楽ではなかったはずの道のりを、深いところで支えているということにも、改めて感動いたしました。

一冊の本に対する気づきの深さ、美智子さまは、やはりとてもご立派な方だったのだと、感じずにはいられません。

まだ、お読みで無い方は、この『橋をかける』も、ぜひ一度お手にとってくださいませ。
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ナガミヒナゲシを退治する方法

2012年05月25日 | 3~5月の草木
今の季節、花壇の中や道端に、ナガミヒナゲシの花がたくさん揺れていますね。

可愛い花と思っていられるうちはいいのですが、年数がたつうちにどんどん増えてきます。
なんとか退治する方法は無いものでしょう?

それがあるんですねえ~!


ナガミヒナゲシの花が散ると、こんな実が出来てきます。


これが実だということは、この中にはたくさんのタネが入ってるに違いありません。


ちょっと熟して茶色くなったのを、開けてみました。

うわ~~こんなにたくさん入ってますよ!

つまりは、これを振りまいては増えていくのですが・・・
どんなふうに振りまくのでしょう?


そのヒミツはここです。

向かって左は青いので、若い実だとお分かりでしょう。
左は熟した実です。

どこが違うか?

熟した実は、上の端っこに窓が開いているでしょう?

風が吹いて茎が揺れるたびに、この窓からたくさんのタネを飛ばそうというわけです!!

こりゃ増えますよね・・・

というわけで、ナガミヒナゲシには気の毒ですが、この実が青いうちに刈り取ってしまえば、増えないと思います。

いかがでしょう?




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先日から「チリモンブログ」を更新しています

2012年05月23日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
4月下旬に、愛媛県伊方沖で獲れたチリメンジャコの混ざり物を、いただきました。

久しぶりのモンスターたちに、ワクワクしながら写真を写しています。

今のところ、まだ2度目の更新ですが、興味のある方はどうぞご覧下さい!
特に今日は、初めてみたものをUPしています。

こちらです


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霧の朝 ゆらゆら揺れる水滴たち

2012年05月21日 | 水滴・凍露
5月16日の朝です

夕べ降っていた雨がやんで 

霧に包まれた朝がやって来ました


こんな朝 葉っぱや お花には

いつもの何倍もの水滴が 着きます


さあ、お日さまが高くならないうちに

ごいっしょに 見に行きましょうね♪


            


最初の写真は 名前を知らないんだけど

イネ科の植物の穂にゆれてる 大きな水玉

映る葉っぱが 好きです



次の写真は

毎年今頃に小さな穂がいっぱいにできて

耳元で揺らすと

シャラ シャラって 小さな音がするの

ヒメコバンソウ?



これはまた、おもしろいでしょ?

キユウリグサの お花の先っちょなんだけど

水滴が おしくらまんじゅう!



そしてこれは
ヒッツキムシの仲間の オヤブジラミの若い実なの

クモの糸が見えているでしょ

クモの赤ちゃんが ここでブランコするのかな?



そして もう 何がどうなってるのかわかんないけど 
こんなのはいかが?

すごく にぎやかで 

水滴たちの話し声がきこえてきそうでしょ?


さあ、これで最後です

ちょっとでも風が吹いてきたら

コロンって すべり落ちそう

カタバミの葉っぱで いつもわりに大きな水滴がつくのだけれど

この日は 葉っぱの縁に沿って 細かなのがピッシリ付いてます

これは特別サービスなんだよ♪


いかがでしたでしょう・・・いつもとは違う、デラックスな水滴たちを楽しんでいただけたでしょうか?



↓こちらでは、たくさんのブロガーさんたちの水滴などの記事や写真が見られます
水の表情良かったらどうぞ。



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こんな花を見たことありますか?(今日現在のタネの姿をUPしました)

2012年05月20日 | マクロで写す雑草や昆虫など
こんな花を見たことありますか? 
透き通ったような花びらが、とてもきれいで見とれてしまいそうでしょう?
でも、せいぜい3~4ミリくらいなので、ルーペで見ないと、ちょっと無理かも?

これはスイバ(スカンポとも呼びます)という背の高い植物の花です。

背の高い茎には数えきれないたくさんの花が付いています。
ちょっとした空き地などで、こんな姿を見かけることがありませんか?

これがスイバです。

雌雄異株でなので、雄花ばかりが咲くものと、雌花だけ咲くものがあります。

上の写真は雄花です。

雌花のことや、実やタネに興味のある方はこちらの記事をどうぞ
2008年のちょうど今頃に書いた記事です。



コメント欄に「にゃんさん」が、今現在のタネのことを書き込んでくださったので、私も見てきました。
今日(5月20日)若い実を開いてみました。現時点での若い種の姿です!

タネはピカピカでしたよ




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童話でもない、絵本でもない、詩集でもない・・・・・

2012年05月19日 | 本の紹介・その他いろいろ
以前から大好きだった、ノンフィクション作家の沢木耕太郎の新しい本です。


最近、こんなにきれいな文章に触れたことがなかったな・・・と、心の奥の泉から冷たくて澄み切った水が湧き出てくるような、そんな気持になる本でした。

両親が死んでしまった主人公の冬馬は、彫刻家のおじいさんと一緒に湖のほとりに暮らしています。
学校に行きたくなくなっても、何も言わずに今までと同じようにしていてくれるおじいさん。

ある満月の晩に、不思議な少年との出会いがあって・・・物語は不思議な展開を見せてくれます。

不思議な少年は、冬馬の分身であったのか?


挿絵がまたいいのです。

幻想の世界を描いているのに、とても活き活きとしている。
一瞬で好きになりました!

『獣の奏者』の挿絵も書いているようなので、見たくなりました。

文章と挿絵がぴたりと合って、一つになっている作品に出会うと、読者冥利に尽きますよね。


降り注ぐ満月の光や、湖の水の冷たさや、おじいさんの暖かさや、心で吹く笛の音の音色が、挿絵の力もあって、読み進むうちに、す~っと心に入り込んできます。


今までの、沢木耕太郎とは違うなあ、
透き通った文章だな、
でも、暖かいな、
色んなことを感じながら、一ページずつ大切に読みました。

お奨めの一冊です。

図書館で借りたのですが、ぜひ手元におきたいので買うつもりです。
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ちょっと悲しい

2012年05月17日 | 3~5月の草木
このところ雨が多いです。
今頃たくさん降ると、空梅雨で、長い間暑さが厳しくなることが多いので、心配しながら空を仰いでいます。


ところで、この綿毛は、飛んでいくつもりだったのに、クモの糸につかまってしまいました。
そして雨になり、綿毛のてっぺんに大きな水滴が。。。。

もう飛べないでしょうから、可愛そうだけれど、なんだか不思議なきれいさですねえ。


そしてこの子は、みんなから遅れをとって、飛び出せずにいるうちに雨になったんでしょうか、一人だけ取り残されています。

でも、たぶん、晴れたら綿毛も開いて、今頃は無事に旅をしているかも知れないですね?
無事を祈りましょう。






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桐の花が満開です

2012年05月16日 | 3~5月の草木
我が家のベランダから見える竹藪の中で、桐の花が満開です。

この写真ではちょっと遠いので、ズームしてみましょう。

こんな感じです。
写真の左下には、若い実が見えていますね。


これが熟してくると、こうなります。


一つの実は2センチくらいもあるでしょうか、そして軽いです。


殻は、ご覧のとおり半分に割れて、風に乗って飛んでいくタイプの種を、どっさり吐き出します。

一つの殻の中には、数千個のタネが入っているとか!

そんなですから、タネの一つずつはとても小さいです。

写真の定規の一マスは5ミリですから、タネは2~3ミリくらいですね。


そんなにたくさんのタネがばら撒かれるのに、桐の木の林なんて見たことありませんから、よっぽど発芽率が悪いのでしょうね。気の毒なことですねえ。



最後に一枚。
桐の実の殻のお船に乗って旅をする、オオイヌノフグリ。
どこへ行くのでしょう?





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これ、何でしょう?

2012年05月14日 | 3~5月の草木
すぐにお分かりになったと思いますが、そうです、雨に濡れたタンポポの綿毛ですね。
思いがけず、きれいでしょう?

いま、タンポポの綿毛が、あちこちでたくさん見られます。

見ているうちに、疑問が湧いてこられる方が多いようで、このところ私のブログでは「タンポポの綿毛はいつできる?」という検索がすごく多くなってきました。

毎度、古い記事を引っ張り出して、申し訳ありませんが、きっと同じ疑問をお持ちの方が多いと思いますし、この記事を書いたときは、自分自身でもとても興味深かったので、ぜひ見ていただきたくて、過去記事の中から取り出してみました。

ああ、前に見たよと仰る方には「ごめんなさい」ですが、初めてで、興味のある方はぜひご覧下さいね。
きっと、ですよ~

こちらです



それから、会期があと僅かなんですが、大阪ではこんな展覧会が開かれています。
種子のデザイン展というテーマで、たくさんの珍しいタネが集められています。
ちょっとクリックしてみてください。
内容の一部をご覧になれますよ!!



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