そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

アメリカフウロのタネの仕組み

2006年06月08日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
先日もご紹介したアメリカフウロですが、タネの仕組みがどうにも気になってならないので、観察してみました。

一枚目の写真は、花と若い実と、その出来始めです。
花が咲き始めたのは約一ヶ月ほど前。実が出来始めたのは、それから2週間ほどたってからでした。


これは先日の写真です。


このときは、巻き上がった莢の先に付いているのはタネだと思っていました。
ですので記事にも、せっかく元気良くまくれ上がったのに、タネはなぜ飛んでいかないのか不思議だと書きましたね。

しかし、そんなはずはないと思い、気になってしかとながめて見ました。

するとどうでしょう

タネはどこかへ行ってしまって空っぽの莢が残っているのでした。

やっぱり、裸のタネが並んでいたわけではなかったのです。

そういえば、前の写真をよく見ると、タネらしき物体に毛が生えています。
毛の生えたタネなんてありませんから、莢に入っていたのですよね~(笑)

タネと莢をつないでいた糸のようなものの名残がくっついているのも見えます。

ではこの莢の中に入っていたタネは、どんなものでしょうか。
ちょっとネバネバしていて硬い莢の根元から、ちぎってみました。
それを上下ひっくり返して、見えやすいようにアジサイの茎に挟んで写したのがこれです。


つまり2枚目の写真のタネのような部分をちぎって裏側から見たのがこれなんです。

タネを飛ばして何日かすると、まくれ上がっていた莢の残骸は落ちてしまいます。
2枚目の写真の左側のすとんと立っているのが、その最後の姿です。

マクロ撮影をしていなかったら、もしかすると気づかぬままの世界だったかもしれません。



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ご意見を聞かせてください

2006年06月08日 | 本の紹介・その他いろいろ
昨日のテンプレートだと文字が読みにくいというお声がありました。
お一人でしたが、一人の声は何十人もの声の代表と言う言葉があります。
イメージもちょっと暗いかとも思いますので、もう一度変えてみました。

昨日も見てくださった方、どちらのテンプレートが良い感じか、一言で結構ですのでお聞かせいただけると嬉しいです。

昨日は見てなかったと言う方も、現在のが良いかどうか聞かせてくださいね。
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