予報通り雨になり、しかも寒くなった。
セーターはほとんど先週までにクリーニングに出していたが、ひとつだけカーディガンを出していなかった。この週末あたり、これもクリーニングに出そうかと思っていたがそれはやめにして、今日はシャツの上にそのカーディガンを着る。夜、食事に出たときはその上に薄手のブルゾンを着ていった。
来週後半まで低温は続きそう。スーツを夏ものに替えるのは再来週ぐらいになりそうだ。
ほとんど1日家にいるので、昼飯はカップ焼きそばで軽く。昨夜から連休中に行ったポタリングのレポート作成開始した。今日も継続して完成。午後4時頃、屋根裏部屋の自転車ページにUPする。
この週末は酒はやめておくので晩飯はどこで食べようかと考える。結局、バイパスのファミレスのデニーズに行く。
三元自然豚の厚切り肩ロースのオーブン焼き ロゼ色仕立てに、ライスorパンとコーヒーとサラダのセットをプラスして食べる。
まずコーヒーとサラダが来る。サラダは数種類から一つ選べて「COBB料理長」のまかないサラダ。
三元自然豚の厚切り肩ロースのオーブン焼き ロゼ色仕立てとライスが来た。豚肉のオーブン焼きにかけるソースも数種類から選ぶようになっていて、香味しょうゆを選んだ。
三元自然豚の厚切り肩ロースのオーブン焼き ロゼ色仕立てだけど、やたらと長い名前。メニューを見てもけっこう長い名前のが多い。見ているとつかれてくる感じ。注文するときはメニューを指で差しながら「豚のオーブン焼き」とか言ったりする。まあ、それで通じるから問題はないが、この日記に何を食べたか書くために覚えておくのはさすがに無理。で、デニーズの公式サイトからコピーしてくる。
夜は家で映画のDVDを見る。久々の「2001年宇宙の旅」。
1990年代の初め頃までは、この映画で描かれたコンピューター技術-自然言語での音声インターフェース、画像認識に表示・操作パネルに小型の機器類等々-が誰でも使えるコンピュータを作るための進むべき方向のモデルとなっていたようなところがあった。マウスで操作するパソコンが1990年代中頃からどんどん普及した結果、そうした傾向は薄れていったようだが。
この映画を初めて見たのは大学生だった1981年(昭和56年)だと思う。映画が作られたのは1968年(昭和43年)で、日本では「ウルトラセブン」が放映されていた時代。自分は小学校の2年生になった年。
最初の公開後、配給会社の契約上のトラブルがあったとかで日本では再公開やテレビ放映も10年あまりされず、1981年頃にようやくテレビ放映された。自分は大学生になった頃にハヤカワ文庫から出ているノベライズ版を読んで興味を持っていたので、そのテレビ放映を見た。
1968年に最初に公開されたときは、意味が分からないという声が多かったというが、自分としてはノベライズを読んでいたので、それに書いてあることを映像にしたものとして受け取っていた。まあ、映画とノベライズは違うところもあるのだが。
それよりも、昭和40年代の前半という時代に、宇宙船のセットといい特撮といい、こんなすごい映画があったということに驚いた。
それで感動したというだけなら、別にどうということはない。だけど、初めて見たときに
「どうしてあんなことが頭に浮かんだのだろう?」
という思い出がひとつある。
映画の最後のほう、謎の力によってスペース・ポッドごと未知の宇宙に連れ去られたデイビッド・ボウマンが着いたところは、超高級ホテルのスィートルームみたいな白い部屋。そこでボウマンはどんどん年を取っていく。そして白髪の老人になったボウマンが食事をしている場面になる。
ここでボウマンが食べている料理を見て、こんなことが頭に浮かんでしまった。
「あっ!オムレツ定食」
皿の上の料理に卵料理っぽい黄色と、そしてそばにケチャップを思わせる赤い色のが見えたのでそう思えたのだろう。でも、もし仮に撮影時に使われたこの料理がオムレツであったにしても、これは未知の宇宙にある謎の白い部屋なのだから、町の食堂みたいな「オムレツ定食」であるわけがない。
こうしたSF映画の神秘的なラストになろうとする寸前で、いくら人が食事している場面が出てきたからといって、何を食べているのか気になって、しかも「オムレツ定食」なんて突拍子もないことを思い浮かべてしまうとは。振り返ってみても、自分は相当に食い意地が張っているのか、それともかなり変な感性の持ち主なのかと思ってしまう。