昨日の大雨から一転して快晴、そして気温も上がる。でも、湿度はそれほど高くないので蒸し暑さはない。週末にかけては30度ぐらいになるような予報も出ているが。
今週のダンベルエクササイズは今日やる。室温も上がったから、エアコンをしっかり動かして室温を下げて行う。今回は上半身メニュー。
その前に晩飯は東秀でホイコール定食。
東秀では前はホイコーロー定食という名前だったと思うが、いつだったか店頭に大判ポスターが出ていて、そのときにホイコール定食という名前に変わったようだ。そのあと、自分が食べるのは今回が初めて。
でも違う料理ではなく、メニューを見ると漢字で「回鍋肉」と括弧書きしている。
そして、「創業の味」という言葉も。たしか大判ポスターにもその文言があった。
ちなみに、東秀の創業は今から53年前の1966年(昭和41年)で最初は東京世田谷に開店した中華料理店だということ。ホイコール定食が創業の味ということは、その当時、ホイコールという名前で回鍋肉を出していたのだろう。
だけど、「ホイコール」と「ホイコーロー」はどう違うのか?
「ホイコール」で検索しても、どこそこの店でホイコールを食べたといったブログ記事などがいくつが出てくるぐらいで、言葉の由来については何も情報がない。
となると、あとは自分でいろいろと想像を巡らすしかない。
中国語を勉強したことはないが、やはり外国語なのだから中国人、つまりネイティブスピーカーの発音が日本語のカタカナ表記で100%表現できることはないだろう。なら、「回鍋肉」の発音は日本人の耳には「ホイコール」と「ホイコーロー」のどちらにも聞こえる、中間ぐらいのものではないかと考えられる。そうすると、日本にいろいろな中華料理の名前が広がり始めた時代には、「ホイコール」と「ホイコーロー」の2つの勢力があったのではなかろうか。結果的に現在は「ホイコーロー」が主流となってはいるが。
もうひとつは東秀創業の1960年代というと、当時の日本の社会で中心にいたのは外国語の発音を聞くことも、カタカナ表記した外来語を発音することも苦手とした年代(聞き取るほうは自分だって得意ではないが)。典型的なのが英語の"simulation"。今はカタカナ表記も原音に近い「シミュレーション」だが、当時は放送局のベテランのアナウンサー、それに俳優たちがどうしても舌が回らないので、「シュミレーション」になっていた。
NHKなら科学特集の番組がいろいろありそうだ。そして1960年代後半というと、最初のウルトラシリーズ、最初のスタートレック、そしてサンダーバード、SFヒーローが主人公のアニメなどが作られた時代。「シミュレーション」という言葉もけっこう出てきそうな番組だ。でも、出演したり吹き替え(声の出演)したりする年代がちゃんと言えないので、やむを得ず「シュミレーション」になっていたということ。
そういう時代だったことを考えると、回鍋肉の発音が当時の日本人には「ホイコール」としか聞こえないとか、そういうふうにしか言えないとか、そんなことがあったのかもしれない。
だけど、どちらの説もあくまでも自分の想像。