行徳生活日記

「行徳雑学館」作者の日記。

2011年7月7日(木)の日記

2011年07月07日 | 日記

今日は朝からいきなり大ショックなことが起こった。

駅へ向かう途中で居酒屋オンドリの前を通ると、なんと閉店の貼り紙。

昨日の朝、前を通ったときは「本日休業」の貼り紙が出ていたが、たまたま休みになったものだと思っていた。帰りは別の道を通り、オンドリは遠目に見えるが休みだから当然、明かりが点いていないと思ったら、実は閉店だったとは。

どうにも悪い夢を見たような気がしてしょうがないので、帰りに前を通ったらやはり、閉店で間違いない。

確かにリーマンショック以降の不景気、東日本大震災での外食控えなどで店の経営は苦しそうだったが、マスターは金曜・土曜のアルバイトがこの前やめてから代わりを探していたし、おすすめメニューにも新しく工夫したのが出てくるから、まだまだやる気だと思っていた。それが、急に閉店したのだから、想像するに、やはりお金の面で行き詰ったのではないかと思える。

先週の金曜日に来たが、午後6時半頃に入ったときには先客が2組いたし、その人たちは自分より先に帰ったが、あとからまた2組入ってきた。決して閑古鳥が鳴いていたわけではない。でも、これぐらいの客数は以前なら(2,3年ぐらいまで前なら)平日程度。金曜、土曜はテーブル、座敷もけっこう人が入っていて、店にとっては稼ぎ時だったはずだ。やはりここ2年ぐらいの不景気と大震災による追い討ちで、立ち行かなくなったのだろう。

オンドリは自分が南行徳に引っ越してきて以来、22年あまり通ってきた店。それで、昔のことを思い出しつつ、いろいろと考えた。これはこの日記だけでなく、今度の週末に行徳雑学館のトップページレポートにも書いておこう。行徳雑学館の誕生とオンドリは実は深いつながりがあったのだから。

でも、これだけ長い付き合いがあって、生活の中に大きな位置を占めていた店が消えるのだから、家に帰ってきてから、しだいに気が滅入ってきた。

オンドリ以外にもいろんな店(飲み屋だけでなく)と付き合ってきたが、左前になってやがて閉めてしまう店では、最後のほうは掃除が行き届いていなくて汚れた感じになっていたり、物が乱雑に置かれていたり、故障した箇所がそのままだったりとか、あるいは料理の質が落ちたりということがあった。もちろん、最後までちゃんとしていた店も多い。オンドリは先週、金曜日に行ったときもそれまでと変わらず、きちんと掃除がされていたし、料理もしっかりしたものが出てきた。マスターは最後まできちんと仕事をしたのだ。

そして、閉店の挨拶の貼り紙もしっかりと書かれている。
「永い間のご利用ありがとうございました。」
なら、自分のほうも、ちゃんと返事をしておこう。
「永い間、おいしい酒とおいしい料理をありがとうございました。」

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